- Profile
氏名:鷲見 貴彦(すみ たかひこ)
職種:代表取締役会長
入社:1990年12月
1959年生まれ。岐阜大学教育学部卒業。出版社に入社し、コンピューター部門に配属される。 その後、「自信を持って売れる商品を作りたい」という想いを胸に、株式会社船井総研に入社。 経営コンサルタントとして数々の実績を残す。その中で身に付けた知識や手法をもとに 1990年12月株式会社ベンチャーバンクを創業する。
Our businesses -会社を知る- 健康や美容、癒しを中心に、精神を豊かにするための体験型ビジネスを創出
当社は創業以来、既存のルールにとらわれない自由な発想を大切にしながら、新しい事業と人材の創出を目標に掲げたインキュベーション(新規事業と人を育て、世の中に産み出す)カンパニーとして活動しています。
今の時代背景として、モノが飽和している現実があります。モノの時代ではなくなってきていると思うんです。お金があっても買いたいモノがないということが、景気に影響を与えている問題の一つですから。これから時代は、心の幸せや生きがいに直結するような、目に見えないけれど、本質的で大切なものを開拓していくことが必要なことだと考えています。そういう意味で、我々が生み出してきた事業の多くは、健康・美容・癒しを中心にした体験型のビジネスです。
新規事業企画のペースは、年間2~3事業。現在では、「ホットヨガスタジオLAVA」、「FEELCYCLE」、「まんが喫茶ゲラゲラ」を中心に、フィットネス、整体、ヘルスリゾート、トリートメントサロン、介護など、30近いサービスを全国で提供してます。
なかでも「ホットヨガスタジオLAVA」は当社のビジネスの柱となっています。2004年に第1号店を開設し、今では全国で約240店舗を展開しており、日本のリーティングブランドとして発展を続けています。世間一般では、ヨガはポージングやストレッチとしての側面で理解されていますが、本来はより幸せに生きるための哲学なのです。当社はLAVAを拡大していく中で、ヨガの哲学を経営の考え方に反映してきました。
その一環として、当社では「瞑想」を数年前から業務時間に10分間取り入れています。瞑想をすることで集中力が増し、心が安定します。それ以来業績は急成長しました。これほど絶大な効果を発揮するとは、意外な発見でもありましたし、私個人としては日本の社会がより幸せになるために、「日本の瞑想人口を100万人にする」という目標を掲げています。
People and culture -働きやすい職場- 「自分自身と、関わるすべての人を幸せにしよう。」という理念を掲げ、「感謝、素直、長所伸展」を徹底
「『好き』を仕事に、人生をワクワク生きよう。そして、自分自身と、関わる全ての人を幸せにしよう。」これがベンチャーバンクが大切にしている企業理念です。そして理念を実現するために、「感謝・素直・長所伸展」の3つを徹底しています。 私たちは新しいビジネスにチャレンジしていますが、優れたビジネスモデルや高い収益性があるというだけでは、決して成功しません。ビジネスは予想不能な生き物のようなもの。そのため、考えもしなかった困難やトラブルも起こります。これらを解決しながら、より良いビジネスに成長させることができるのは、そこに携わる「人」であり、その人の「好き」という強い意志と情熱です。強い意志と情熱を注ぎ込んで生まれたビジネスだからこそ、その先にいるお客様にも喜んでもらうことができる。私はそう信じています。 「感謝・素直・長所伸展」は、私が最も大切にしていることで、かつ、長い人生をより良く生きるために一番重要なことと考えています。というのは、私の経験から、ビジネスが行き詰まる多くの原因に、関わる人たちの人間関係の悪化があるからです。こうした事態を避けるためには、感謝の気持ちを大切に、素直な心で行動し、相手の良いところを褒める。これこそが、良好な人間関係を築いていく最適な方法であるため、私たちの理念として掲げています。 当社では人材育成にも力を入れており、入社時は4泊5日かけて理念研修を実施します。仕事のやり方を教えるのではなく、「感謝、素直、長所伸展」という当社の考え方を身につけるための研修です。当社のビジネスと同じように、体験してもらうことを大切にしています。座学だけではなく、グループワークやゲームなどさまざまなプログラムを通して、世の中の一面だけを見て思い込んでいたり、物事を素直にとらえなかったりと、これまでの人生で身についた“考え方のクセ”や”行動のクセ”に気づき、改善してもらうのです。 研修では「運命を変えよう」「人生を変えよう」と勇気づけることもあり、これによって人生に対する考え方が大きく変わった社員もいます。ある新入社員は研修をきっかけに、数年ぶりに親と向かい合ってじっくり話し合って、普段伝えていなかった想いを伝えあい、親御さんとの関係が改善されたそうです。私は、ベンチャーバンクを通して、社員の人生がより良い人生になればと心から願っています。
Our Vision -戦略・ビジョン- 人材教育を強化して、サービス力をアップ。新規事業では予防医学をテーマに日本を元気にします
これからのビジョンは「人材育成」です。人材教育をより強化してサービス力を上げ、社員と社会の幸福度を上げていくことを考えています。 イギリスの研究結果ですが、人は幸福度が高い方が、創造性や生産性が上がるということがわかっています。ですから、社員に「私は幸せです!」と言っている人が多いほど生産性が上がり、人間関係も良くなっていくわけです。複雑なことをやらなくても、理念を追求し、仕事で幸せになってもらうことが何より本質的なことであり、会社としても嬉しいことなのです。ちなみに、2014年度に社員を対象に実施した「ベンチャーバンク幸福度調査」では、80%が現在幸せであり、89%が今の仕事にやりがいを持っており、93%が社内に自分の仕事に協力してもらえる感謝したい人がいると答えるまでになりました。これからも、先ほどお話しした理念研修を中心に、じっくり時間をかけて徹底して行います。もちろん、新規事業が成功する確率を上げ、ヒット数を増やすための体制や仕組みづくりも強化しています。 新規事業戦略として進めているのが、予防医学をテーマにしたビジネスです。高齢化が進む日本にとって、60歳以上のボリュームゾーンが元気を保ち続けることが重要な課題です。60代、70代の方が病気にならないために、どんな効果的なサービスを提供できるか?といったことを構想しています。 これまでの事業は20代~40代をターゲットにしていましたが、最初から高齢者に向けたサービスは初めてのチャレンジです。すでに準備を進めており、2016年春から拠点を展開し、将来的に大きく成長させたいと考えています。
We are looking for people who… -私たちが求める人材- 素直な心を持ち、すぐに行動に移してチャレンジできる人が活躍しています
チャレンジすることこそが、“人生の成功”を決めると、私は考えています。真の幸せは、お金や名声を得ることではなく、情熱を傾けて取り組める「大好きな仕事」を見つけ、チャレンジすることで手にすることができます。私は、自分自身の経験からそう確信しています。 アメリカで数年前に行われた有名な調査があります。高齢者を中心とする数百人に「人生の後半で後悔していることは?」と質問したところ、約9割が「もっとチャレンジすれば良かった」と答えています。チャレンジしなければ、失敗の少ない“無難な人生”を送れるかもしれません。しかし、チャレンジのない人生の先に待っているのは、“後悔”なのです。 当社では、「好き」な仕事で、事業を創り出すというチャレンジができます。年齢や社歴は関係ありません。実は、全国に240店舗を展開する「ホットヨガスタジオLAVA」は、今の事業責任者が25歳のとき、新卒の社員2名と立ち上げました。ヨガのインストラクターを目指せる留学スクールを立ち上げたのも、25歳の若い社員です。他の多くの事業も、当社の理念に共感して集ってくれた責任者たちが率先して立ち上げ、成果を出しています。 様々な困難やトラブルを解決し、新しい事業を軌道に乗せていくため必要なのは、何より「好き」という情熱と「チャレンジし続けること」です。社員はみんな素直な心を持ち、すぐに行動して、チャレンジし続けることができる人ばかりです。 当社では、新規事業提案の門戸が常に開かれています。毎月「ビジネス発見コンテスト」が開かれ、誰もがビジネスのアイディアを提案できます。提案内容によっては、すぐに既存の事業に取り入れられたり、新規のプロジェクトとして立ち上がったりします。取り組みたい事業に自ら手をあげて、異動を希望する「FA制度」もあります。 チャレンジの手掛かりがなく、暗中模索の中にいる人も多いでしょう。私の若い頃もそうでした。チャレンジしたいが、一人では不安な方もいるかもしれません。当社で立ち上げる新規のプロジェクトは、事業を成功させている先輩がサポートし、必要なマネジメントスキルの研修も行います。私たちは「例え失敗しても、必ず得るものがあり、あきらめず挑み続ける先に成功がある」と考えています。チャレンジの結果は、成功か大成功しかありません!理念に共感してくれる方、当社に来てみてください。「好き」という情熱を思い切り、ぶつけてください。活躍の場はいくらでも拓けていますよ。