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現在、関西国際空港では1994年の開港以来初めてとなる大規模改修に取り組んでいます。近年の訪日外国人の急激な増加を受け、第1ターミナルビルをリノベーションし、更にスムーズで快適な空港体験を提供します。
開港時は、第1ターミナルビルの国際線における旅客数を1200万人、国内線を1300万人と見込んでいましたが、2014年から訪日外国人が急増し、2018年度には国際線は2000万人を超えた一方で国内線は400万人と計画当初とギャップができたため、現在の利用形態に合うように国際線のキャパシティを拡大いたします。
現在の、国際線が南北に分かれているレイアウトから効率的な運用が可能な南北一体のレイアウトに見直すとともに国際線エリアの面積を25%増やします。さらにスマートレーンを増設し、自動チェックイン、セルフバゲージドロップ、自動化ゲートなどを導入。よりスピーディにストレスなく出発手続きができるようにリニューアルします。
手続きなどでお客様をお待たせしない『ファストトラベル』を進める一方で、ゆっくり空港での滞在を楽しめるよう、国際線の出国審査後の出発エリアを60%拡大。ウォークスルー型免税店を通って、商業エリアにスムーズに入れるようにレイアウトも工夫を凝らします。
空間デザインは日本らしさ、関西らしさを意識。国際線の出発エリアを4つの異なる雰囲気の空間にゾーニングし、魅力的でワクワクする空港体験を提供します。
国内線エリアでも、保安検査場を集約してスマートレーンを導入するなど機能の集中と高度化を図ります。さらに商業施設を大幅に拡充します。
2018年の台風21号によって、関西国際空港では浸水、連絡橋の不通など大きな被害を受けました。これらの経験をもとに、「予防」「減災」「早期復旧」というフェーズごとの対応をまとめた新たなBCP(事業継続計画)を策定しました。新BCPでは、護岸のかさ上げなどのハード面の対策に加え、緊急時には空港関係機関が集まって情報を共有し、お客様の安全確保、空港の復旧に向けて関係者間でしっかり連携するための体制を整えています。
今回のリノベーションでも、天井やエスカレータ等の耐震補強工事を実施し、現在より災害に強いビルとなることを目指しています。
2025年の大阪・関西万博が開催される時には、美しく快適に生まれ変わったターミナルで国内外のお客さまをお迎えします。大阪国際(伊丹)空港や神戸空港とも連携し、国内外のお客様を受け入れる関西地域の玄関口として、地域の経済発展に貢献してまいります。