あー、またいつもの「保険診療の顧客サービスを営利企業のそれと比べる」という勘違いが出ていたんですね。 保険診療って国が価格を「ギリギリ潰れるか潰れないか」に一方的に設定してて、その中でさらに極力高品質でやれって言われるんですよ。 飲食店に例えるなら、「醤油ラーメンは300円で出せ、そのうち210円は公金から出すから、客への請求は90円、シニア割の対象者は30円、貧困層はタダ。なお、客が味や量に不満を持ったら訴訟来るからな」って言われてる感じ。 普通なら1000円を超えるようなラーメンがずっと安値で提供されるんで、人によっては安い店と思ってナメてくる上、余程の「汚客さま」でもないと出禁にできないもんで、店頭トラブルは日常茶飯事。安いから客が押しかけるわ、十分に人を雇うほど金がないわで、慢性的に人手不足で、サービス残業は当たり前。そういう「お店」です、保険診療でやってるまともな医療機関って。 予約して待ってサービス受けて代金を払う、という形は営利企業のサービスと同じですけど、内情は全く違う、ということをご理解いただければ。 どちらが優れてるとかでなくて「全く違う」です。