少し話題のようなので、皆保険を廃した場合に何が起きるのかの予測も書いておきますね。 まず、今病気をしていない比較的若い人を中心に、健康保険に入らない人がガバッと出ます。すると、収支の関係で健康保険の保険料はがっつり上がります。 保険に入らない人は、健康なうちはいいですが、大きな病気をした瞬間に人生が詰む、常時ギャンブルモードになります。少しくらい体調が悪くても受診しなくなるので、手遅れになる人も増えるでしょう。 人間いつまでも健康ではないので、入らない人もどこかで保険に入りたくなるでしょうが、負担の公平性を担保するなら、高齢での加入は保険料が大きく上がる可能性が高い。結局、若いうちに払わなかった分は、高齢になってから支払うか、受診控えにより寿命の短縮で埋め合わせることになります。 現状で健康保険はカツカツなので、制度を大きく組み替えるとなれば、公的保険のままでも収支が改善するような(つまり、払う側は今より損をする)料金体系になるでしょう。民間保険になった場合、収益を上げるのが至上命題になるので、さらに損な料金体系になります。 なお、これの悪影響を受けるのは若い人たちがメインです。高齢ほど保険を抜けるメリットがなく、今後保険料を支払う期間も短く、突然高齢者から健康保険を奪うことはないでしょうから。 そんな感じ。