放火による殺害を企てたなどとして逮捕された富山県高岡市の消防士の男が、別の放火事件の容疑者として再逮捕された事件で、郵便受けにガソリンを流し込むといった手口が同様だったことが捜査関係者への取材でわかりました。

富山県警は20日、現住建造物等放火の疑いで逮捕した富山県高岡市の消防士、林陽太容疑者(27)の身柄を富山地検に送りました。

林容疑者は2022年8月、県東部に住む当時10代の男性の自宅に火をつけた疑いがもたれています。

林容疑者は別の20代男性を放火によって殺害しようとした疑いでも逮捕されていて、捜査関係者によりますと、どちらもガソリンを郵便受けから流し込む手口だったことから、林容疑者の関与が浮上したということです。

林容疑者は、このほかにも知人女性に対するストーカー行為で起訴されていますが、関係者によりますと放火の被害にあった男性のうち1人は過去にこの女性と交際していたということです。

林容疑者は黙秘しているということですが、警察は男性とその家族に対する怨恨の可能性があり、計画的な犯行とみて捜査を進めています。