高岡市の消防署員を再逮捕 おととしの放火に関与した疑い

知人女性にストーカー行為をしたとして逮捕・起訴されている高岡市の27歳の消防署員がおととし、富山市に住む当時10代の男性の自宅に火をつけ、玄関付近を燃やしたとして再逮捕されました。

再逮捕されたのは、高岡市消防本部伏木消防署の消防署員、林陽太容疑者(27)です。
林容疑者はおととし8月12日の午前2時半ごろ、富山市に住む当時10代の男性の自宅の玄関付近に火をつけ、天井や外壁などおよそ5平方メートルを燃やした疑いが持たれています。
警察によりますと、調べに対し黙秘しているということです。
林容疑者はことし5月から6月にかけて、県内に住む20代の知人女性の車に勝手にGPS機器を取り付け、位置情報を取得したとしてストーカー規制法違反の罪で逮捕・起訴されています。
また、ことし5月に県東部に住む20代男性の自宅に火をつけて男性を殺害しようと、玄関の扉から家の中にガソリンを流し込んだとして、放火予備と殺人予備の疑いでも逮捕されています。
警察によりますと、これまでの捜査で消防署員がおととしの放火に関与した疑いがあることがわかり再逮捕したということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

【高岡市長 市消防本部のコメント】
消防署員の再逮捕を受けて、高岡市の角田悠紀市長は「市民の皆様の市政および市職員に対する信頼を著しく失墜させるものであり、極めて遺憾です。今後、事実確認のうえ、厳正に対処し、再発防止の徹底に努めます」とコメントしています。
また高岡市消防本部の浦島章浩消防長は「市民の安全・安心を守るべき消防職員としてあるまじき行為であり、今後、事実確認したうえで厳正に対処します。綱紀粛正を徹底し、市民の皆さまからの信頼回復に全力で取り組みます」とコメントしています。

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