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NHKニュースクリップ(2024年9月22日号)

今度は、連休中に能登で豪雨災害がありました。気がかりで放送をチェックしたのですが、現場映像の大半は視聴者からの提供映像。スタジオからは、避難すべきか否か判然としない呼び掛け。ラジオをつけても、R1でさえ「のど自慢」と、かなり消極的な印象を受けました。

特に、こんな災害時に音質の悪いR1で「のど自慢」をやる意味は全くわかりません。「未来を見つめ 人生を豊かにする教養・エンターテインメント」とやらは、「災害時になくてはならない命綱」よりも重要なのでしょうかね?

能登の復旧・復興を巡ってはコストパフォーマンス論が盛んに議論されましたが、NHKも能登の災害報道に対して後ろ向きだったと思います。だからこそ、下カメのクルーはほとんど稼働してなかったし、復旧の必要性が行政に十分伝わらなかったのではないでしょうか?

国際放送問題に新展開 報じられなかったリスク

新聞等の報道では、旧ジャニーズ問題の進展が強調されています。

私の取材では、ジャニー氏関連の番組にかなりきな臭い動きがある事が分かっていますが、そんな事よりも重大なことが会見要旨の中にありました。

国際放送については、中国語だけでなくミャンマーのビルマ語にも同様の安全保障上のリスクがあったというのです。

確かにミャンマーといえば、NHKは何かと報じている一方、国際部の記者が「誤報」でもって武装勢力に謝罪文を出すなど、かなりリスキーな状態です。

原則として、中国語なら中国人、ビルマ語ならミャンマー人のスタッフにニュースを読ませるとのことですが、NHKの曖昧な放送が読み手の家族や親戚の身を危険に晒す懸念はあるでしょう。また、もし音声をAIに置き換えても、NHKの国際放送局で家族が働いている事自体が当人にとって大きなリスクになりえます。

日本人の職員が一定のリスクを背負って、言論の自由が制約される国々や、日本と緊張関係にある国々の言語については放送すべきではないでしょうか。

誰が「隠蔽」や「矮小化」を主導した?

私の元にはバイネームで当日誰が何を主張したのかの情報も入ってきています。残念ながら、私には検証する術が無いので、個人名を出すのは控えますが、複数の情報に共通する要素があります。

それは、ある幹部が「外部から指摘されていない以上、発表する必要は無い」と主張したということです。

確かに、ほとんどリスナーのいない放送とはいえ、R2でも流れた上に、中国政府や台湾政府などはチェックしていたでしょうから、明らかな悪手です。

結果、「犯人の主張をより拡散してしまうから」など普段のNHKニュースを見ていたら明らかに矛盾する主張でもって「不適切発言」と矮小化したわけですが、対外発表に誰かがブレーキを掛けたのは確実です。

今日に及んでも、中国の世論工作云々の報道は出しつつも、NHKは国際放送問題の検証番組さえ一切出していません。「なぜ易々とNHKが乗っ取られたのか?」を報じずに、経営計画でも強調されている「民主主義の一翼を担い 平和で持続可能な世界の構築に貢献」など達成不可能です。

基幹ニュースでも相次いだ 誤情報の発信

またもNHKは誤情報の発信を繰り返しました。「おことわり」が出ない日の方が珍しいのは、さすがにどうかと思います。

犬の飼育を巡るトラブル ほぼフェイクニュースを放送

これまた意味不明な「おことわり」が記述されていますが、逃げ出した犬の飼育状況の取材が誤りだったということです。

他にも、「噛んだ」のか「歯が当たった」だけなのかなど、犬の今後の処分にも関わる情報が色々と気になるニュースではありますが、鋭い考察をされている方がいます。

要は、ニュースバリューを加えようとして、飼育体制がより不十分な方にバイアスを掛けたのでは?という考察です。

NHKの「おことわり」からは誤情報を放送した原因はわかりませんが、信頼されるジャーナリズムを標榜するなら、経緯も含めて、正しい情報を最初の誤情報に触れた全員に届けきるつもりで業務にあたるべきです。

1942年は戦前!? 呆れた訂正

9月18日のニュース7では信じられない誤りがありました。

観測史上最も遅い東京の猛暑日について「戦前の1942年以来~」と伝えていたのです。

結局、番組の終わりの19:27ごろに「1942年は戦中でした」と訂正していましたが、余計なコメント入れた上に間違うなど論外です。記者に期待するのは無理として、読んでいたアナウンサー、プロンプターで原稿を見ていたアナウンサーもその場でおかしいと思わなかったのでしょうか?

気付いたら「戦前」をカットすれば良かっただけの話です。まさか、気付いていたのに「指摘すると面倒だから」とそのまま読んだ訳は無いですよね?

東北新幹線のトラブルでも誤情報

新幹線が分離してしまった問題では、「分割併合装置」を、「分割併合措置」と間違えて原稿を出して、放送後まで誰も気づかなかったとのことです。

これは社会部が出した原稿とのことですが、デスクの能力低下は甚だしいです。鉄オタ記者でなくてもわかる知識ですから。

とりあえずはテロップは2回音読して確認するくらいの事はしたらどうでしょうか?

緊急速報スーパーが読み原のコピペ?

緊急速報スーパーもおかしな事になっています。

これは、職員や元職員が見ればすぐわかりますが、読み原稿をそのまま出したということです。

こんな予定が立つもので何故間違ったのか意味不明ですが、緊急速報もこんな雑なチェック体制では、簡単に乗っ取られる危険があると思います。

ちなみに、私はローカル時代に、この緊急速報スーパー(緊文字)をスポーツ中継でテロップの系統のひとつとして使った事があります。

今では考えられない事ですが、悪意を持った職員が容易にジャックできる脆弱なシステムのままなのでしょう。

NHKも「勉強会」の検証を

女性自身が報じた、フジテレビの「勉強会」については、私も思うところがあります。

NHKでも不祥事のたびに勉強会やら研修が行われてきましたが、正直、起きる事案の悪質さ・深刻さは年々高まっています。

つまり、勉強会なるものは役に立っていないのです。

なぜなら、勉強会用に資料を作ると実質的には対外発表と同じ意味を持つゆえに、本質的な原因は決して共有されないからです。

それでいて、勉強会には、人件費も合計したら莫大なコストが掛かっています。

そんな無益な勉強会なら、ただの受信料の無駄=不正経理です。やらない方がマシですよ。

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NHKニュースクリップ(2024年9月22日号)|暗部ちゃん/NHK評論家・コラムニスト
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