まず「偶数+奇数」は「〇〇」のペアをつくっていっても1個あまる状況は変わりませんので、「偶数+奇数=奇数」になります。
「偶数+偶数」は「〇〇」のペアをつくっていってもあまることはありませんので「偶数+偶数=偶数」になります。
「奇数+奇数」は「〇〇」のペアをつくっていくと、お互いにあまっている「〇」同士のペアをつくることができるので「奇数+奇数=偶数」になります。
「奇数」の奇は、「奇妙」の奇です。要するに、「変」ということですね。偶数だったらペアができてあまりがないのに、奇数があるとあまってしまうから「変」。
そして「奇数+奇数」であれば、そのあまり同士がくっつくから、偶数にもどるということです。
ですから、「奇数+奇数+奇数」はまた奇数になり、「奇数+奇数+奇数+奇数」は偶数になります。
一見難しい問題も簡単に解ける!
さて、この性質を理解した上で、先ほどの問題にもどりましょう。
「指の本数の合計が13本」となっていますが、13本というのは奇数ですよね。
ということは、「偶数+奇数」の合計であるということがわかります。もちろん2人以上の合計の本数なので、ただ「偶数+奇数」というわけではないのですが、先ほどもお話したようにあまりが出ている状態です。
厳密に言えば、奇数の指を出した人が「奇数人」いると考えられます。
では、ジャンケンで伸ばしている指の数は、偶数と奇数、どちらでしょうか?