第3号被保険者の廃止に関しては、 育児・介護等で働けないのでなく自ら働かない第3号被保険者まで保険料を払わないのは不公平との声がある一方、育児・介護等が理由で(フルで)働けない人がいるのも事実です。 ただ、これに関しては、自営業者の妻やシングルマザーが育児や介護で働けなくなった場合は、自ら保険料を納めなくてはならないので、勤め人の妻だけ自身で保険料を払わないのに年金をもらえるのは不公平との声があるのものまた事実です。 第3号被保険者問題を扱うときには、家庭における育児や介護を誰が担うのか?という問題が必ず出てきますが、そもそも、こうした問題の背景には、性別による役割分担の固定化や、こども・子育て政策や介護政策そのものの問題があり、純粋な年金の問題とは別に解決しなければならない課題があることも十分認識しておく必要があります。 いずれにせよ、詳細な制度設計にあたっては、当事者の皆さんの声も丁寧に聞いていきます。 それと、政権与党の自民党こそ、何十年にもわたって決着をつけずにきた第3号被保険者問題に正面から取り組み、具体的な解決策を示してもらいたいものです。