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くまクマ熊ベアー  作者: くまなの
クマさん、新しい依頼を受ける
850/850

826 クマさん、タイガーウルフと戦う

 探知スキルに魔物の反応。


「「くぅ~ん」」


 くまゆるとくまきゅうがすり寄ってくる。


「分かっているよ」


 魔物の反応はタイガーウルフ。

 タイガーウルフの反応は獲物を狩るかのようにゆっくりと近づいてくる。

 どうしようかと考えていると、リディアさんが立ち上がる。


「なにか、近づいてきている」

「魔物か!?」

「草木を踏む音が重い。ウルフより大きい」


 リディアさんが耳に手を当てながら確認する。


「あなた、魔力を抑え込んでいなかったの?」


 マーネさんが呆れるように尋ねる。


「抑えていたんだけど。どうしても採取しているときに、襲われたらと思ったら」

「ユナがいるから大丈夫だと言っているでしょう」

「そうだけど」

「長年の行動は止められないね」


 マーネさんはため息を吐く。


「ユナ、それで、この子たちはなんて?」

「タイガーウルフみたい」


 わたしの言葉に青ざめる3人。


「早く、ここから離れないと。リディア、どっちから来る?」

「あっちの方角から」


 リディアさんは奥の木々を指さす。

 本当に耳がいい。

 探知スキルにも、リディアさんが指差した方角にタイガーウルフはいる。


「距離は?」

「離れているけど、走り出されたら……」


 100m離れていたとしても、タイガーウルフが走れば、あっという間に追いつかれる。


「ゆっくりと、ここから離れるぞ」


 いつものことなのか、ゼクトさんは片付けを始める。

 手際がいい。


「そうね。十分に採取したわ。ここから離れましょう」


 逃げるの?

 久しぶりのタイガーウルフだよ。

 フィナへのお土産だよ。


「戦ったらダメ?」

「なにを言っているの?」


 バカの子を見るような目で見られる。


「いや、久しぶりのタイガーウルフだし」

「なに、久しぶりに知り合いに会った感覚で言っているの? あなたバカ? タイガーウルフなんでしょう。逃げるの一択でしょう!」


 やっぱり、バカだと思っていたみたいだ。


「マーネさん、声が大きいです」


 リディアさんが注意するが、こと遅し。


「走ってくる!」


 リディアさんは慌てる。

 探知スキルを確認すると、もの凄い速さでこちらに向かってくる。

 逃げるより、立ち向かえたほうがいい。


「3人は下がって! くまゆるとくまきゅうは3人をお願い」


 タイガーウルフが来る方向を見ていると、飛び出してくる。


「なんだ。タイガーウルフって、こんなに大きいのか?」

「討伐されたタイガーウルフを見たことがあるけど、こんなに大きくなかったわ」


 わたしが倒したことがあるタイガーウルフより、一回り、二回り、大きい。

 巨大化と言うには、巨大化はしてないけど、ボス級って感じだ。

 口から唸る声が漏れ、わたしたちを見ている。


「ごめん、わたしが大きな声を上げたせいで」

「どうする?」

「この子たちに乗って逃げれば」

「わたしが戦うから、3人はくまゆるとくまきゅうから離れないで」


 久しぶりのタイガーウルフ。

 フィナへのお土産になる。

 大きくなっても、ただのタイガーウルフだ。


「ユナ、大丈夫なの?」

「マーネさんはエレローラさんから、話を聞いて知っているでしょう」

「知っていても、現実にタイガーウルフに出くわせば、心配はするわよ」

「大丈夫だよ」


 安心させるために微笑む。

 タイガーウルフは様子を窺うように右回りに歩きだす。わたしも対角線になるように歩きだす。

わたしはタイガーウルフに向かって歩き出すと、タイガーウルフは一番先に仕留める獲物と認識したのか、顔を向けてくる。

 お互いに様子を窺っていると、タイガーウルフの足に力が入る。

 来ると思った瞬間、タイガーウルフは踏み出していた。

 速い。

 間合いを詰められる。

 鋭い牙で噛みつこうとする。

 わたしは横に躱し、体を反転させると、毛皮を傷めないように空気弾を放つ。

 タイガーウルフは体を捻って、後方から襲う空気弾を躱す。

 避けた?

 前に戦ったタイガーウルフと違う。

 タイガーウルフは空気弾を避けたあと、すぐに反転して襲いかかってくる。

 速い。

 後方に跳んで、逃げるが、タイガーウルフの踏み込みで距離が縮まる。

 タイガーウルフの爪が襲いかかってくる。

 わたしは地面と着地と同時にタイガーウルフの前足をクマパンチで弾く。さらに踏み込み、顔を殴る。

 クマパンチを喰らったタイガーウルフは吹っ飛ぶ。

 さらに追い込むようにタイガーウルフの体勢が整える前に空気弾を放つ。

 空気弾が捕らえたと思った瞬間、タイガーウルフは地面に着地すると、体を翻す。

 ちょ!

 空気弾を躱したタイガーウルフは、わたしに襲いかかってくる。

 口を大きく開く。

 その口めかげてクマパンチを放つ。

 放たれたクマパンチには電撃が纏っている。

 タイガーウルフは、電撃を纏ったクマパペットを食らいつく。

 タイガーウルフの牙は、わたしのクマパペットを噛み砕くことはできず、ドスンと音を立てて倒れる。よし、無事に毛皮を傷めることもなく倒すことができた。

 

「ユナ、大丈夫!」


 マーネさんが駆け寄ってくる。


「大丈夫だよ」

「大丈夫なわけがないでしょう。噛まれたのよ」


 マーネさんが心配そうにタイガーウルフに噛まれたわたしの手に触れる。


「血は出てないわね。でも、骨が折れている可能性も」

「噛まれる前に、タイガーウルフの口の中に魔法を放ったから大丈夫だよ」


 わたしは証明するように手首を振る。

 骨が折れていたり、痛みがあれば、手首を振るうことなんてできない。


「本当に大丈夫みたいね。噛まれたと思ったときは、肝を冷やしたわ」


 マーネさんはホッとした表情をする。

 心配をかけたみたいだ。

 でも、心配してくれると少し嬉しく思う自分がいる。


「なに、笑っているの?」

「心配してくれて、ありがとう。でも、タイガーウルフぐらい大丈夫だよ」

「ぐらいって……」

「俺たちが戦ったら、死んでいたな」

「そもそも、戦おうとは思わないわよ」

「それにしても、大きいわね」


 あらためて見るけど、過去最大の大きさのタイガーウルフだ。

 フィナへのいいお土産になった。

 わたしはクマボックスにタイガーウルフをしまう。

 危険もなくなったので、ベルトラ草の採取を再開する。

 それから、魔物が襲ってくることになく、無事に採取が終わる。


「それで、あなたたちはどうする。帰る?」

「できれば、マーネさんと一緒に帰りたい」

「わたしたちだけで帰っても、採取した薬草を奪われるだけだから」

「もちろん、2人が邪魔と言えば、帰るけど」

「一緒に行っていいなら、他の薬草の場所も教えることができる」

「そうね。ユナ、あなたが決めなさい」


 また、わたしに決定権を振ってきた。

 マーネさんは薬草の場所を知りたいのか、連れて行きたそうにしている。

 だからと言って、自分の気持ちを押し付けたりはしない。

 ちゃんと、護衛をするわたしの意見を求めている。

 まあ、魔物がいると言っても、ウルフやゴブリン。それからタイガーウルフぐらいだ。巨大スネイクもいたけど、リディアさんやマーネさんの話だと、そうそう出くわす魔物じゃないって言う。

 いざとなれば、くまゆるとくまきゅうに乗って逃げればいい。


「いいよ。ただし、わたしの指示には従ってね」

「ああ」

「わかったわ」


 そんなわけで、リディアさんゼクトさんもマーネさんが探してる木を一緒に行くことになった。


「それで、マーネさんが探している木って、どこにあるの?」

「残念だけど、詳しい情報はこれ以上はないの。情報をくれた冒険者は魔物に襲われて、適当に逃げ回ったから」

「それじゃ、どっちに向かったら分からないってこと?」


 マーネさんは首を横に振る。


「西に向かったってことだけは分かっているわ」


 西と言っても、幅が広いけど、それしか情報がなければ西に向かうしかない。


「他に情報は?」

「爆発花の近くを通ったと、言っていたわね」

「爆発花? なに、その物騒な名前の花は」

「名前通りに、爆発する花よ。とっても危険な花よ」


 爆発って、爆弾みたいに?


「ああ、それなら、俺たち知っているかも」

「あなたたち、知っているの?」

「近くまでなら、案内はできます」


 そんなわけで、わたしたちは爆発花に向かうことになった。


「リボンがあるわね」

「それは俺たちが付けたものだ」

「リボンが黒く汚れている?」


 リボンの先が黒い。


「この先は危険だからね」

「危険?」


なんのこと?


「この子は冒険者なのにリボンの意味を知らないのよ」


 それは、一年も経っていない新人冒険者だからね。


「リボンを結んだあと、進んだ先が危険と分かった場合、リボンの先を黒くして、ここを通った冒険者に危険を知らせるのよ」

「そんな意味が」

「もちろん、信用するかどうかは、冒険者本人次第だけどね」

「この先にお宝を見つけて、他の冒険者を近寄らせたくないから、付ける場合もあるわ」

「信じて引き返すのか、お宝が隠されているかもと思って進むのか、自己判断よ」


 お宝を他人に奪われないためか。

 もう、疑心暗鬼になるね。


「そろそろよ」

「近づくのか」

「そうね。離れた場所から確認だけはしたいわ」


 わたしたちは目視できるところまで移動する。


「本当に爆発花ね」


 チューリップみたいな花が咲いている。

 正確には蕾のままだ。


「これは危険ね。花が咲いていたら採取しようと思ったけど」

「爆発って、どのくらいの威力なの?」


 わたしが尋ねると鹿が正面からやってくるのが見えた。

 鹿がピョンっと跳ねて、蕾のある花の中に入ったと思った瞬間、鹿が倒れた。


「なに!?」


 はっきり見えなかったけど蕾が破裂した。


「花が爆発したの?」

「爆発花は、生き物が近づくと蕾を爆発させ、蕾の中に入っていた種を飛ばすの。その種は近くにいた生物の体を貫くほどの威力があるわ」

「それじゃ、あの鹿は」

「体中に穴が空けられて死んだ」


 つまり、散弾銃みたいなもの?

 なにそれ、怖い。


「そして、死んだ生き物を栄養として育つ」


 こわ。


「それじゃ、この爆発花は処分した方が……」

「残した方がいいわ。近寄ってきた魔物も倒してくれる。このいう植物があるから、危険な魔物の数を減らしてくれるわ」


 確かに、魔物を倒してくれるなら助かる。

 ここの花の場所を知っておけば、近寄らなければいいだけだ。


「ちなみに、倒れた魔物の血肉や魔石の力を得て育つから、威力があると言われているわ」


 だから、恐いって。


「研究に一輪だけと思ったけど、難しそうね」

「わたしが取ってこようか?」

「ユナ、わたしの話を聞いていた? 危険なのよ。近寄っただけで、あの鹿と同じ運命を辿るわよ」

「なんとかなると思うよ」


 わたしはそういうと爆発花に目を向ける。

 近寄らなければいいだけだ。

 わたしは魔力を込めるとミニクマゴーレムを作り出す。



久しぶりのタイガーウルフゲット。フィナへのお土産です。


※投稿日は4日ごとにさせていただきます。

休みをいただく場合はあとがきに、急遽、投稿ができない場合は活動報告やX(旧Twitter)で連絡させていただきます。


【書籍発売予定】

書籍20.5巻 2024年5月2日発売しました。(次巻、21巻予定、作業中)

コミカライズ12巻 2024年8月3日に発売しました。(次巻、13巻発売日未定)

コミカライズ外伝 2巻 2024年3月5日発売しました。

文庫版10巻 2024年10月4日発売しました。(表紙のユナとサーニャのBIGアクリルスタンドプレゼントキャンペーン応募締め切り2024年8月20日、抽選で20名様にプレゼント)(次巻、11巻10月4日発売予定)


※誤字を報告をしてくださっている皆様、いつも、ありがとうございます。

 一部の漢字の修正については、書籍に合わせさせていただいていますので、修正していないところがありますが、ご了承ください。

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