気仙沼 廃校の体育館にフェンシング専用練習場が開設
半世紀以上前から子ども向けの教室が開かれるなどフェンシングが盛んな気仙沼市で、廃校になった高校の体育館にフェンシングの専用練習場が開設されました。
練習場が開設されたのは、6年前に気仙沼高校と統合して廃校になった旧気仙沼西高校の体育館です。
気仙沼市では、半世紀以上前から子ども向けのフェンシング教室が開かれ、オリンピックの代表選手も生まれています。
練習場は、地元でフェンシングに励む子どもたちの技術向上のため、市がふるさと納税を活用しておよそ1500万円をかけて整備するということで、「ピスト」と呼ばれる専用のコートが6つ設けられています。
19日、地元のフェンシングクラブに通う子どもたちなどが集まって利用開始を記念した式典が行われ、この中で気仙沼市出身でオリンピックの元日本代表の千田健一さん(68)が「このすばらしい環境で頑張って、フェンシングを通じ、気仙沼を明るくしてください」と子どもたちにエールを送りました。
このあと早速、子どもたちは新しい練習場で練習にのぞみました。
フェンシングクラブに通う小学1年生の女子児童は「広くてピカピカだと思いました。ここで頑張って強くなりたいです」と話していました。