なぜ江戸時代はうどんより
蕎麦が人気だったのか?
あたしの場合は蕎麦だ。
何と言っても蕎麦よ。
とにかく蕎麦ね。
うどんよりも蕎麦さ。
何は無くとも蕎麦でぃ。
でもって、蕎麦は江戸に限
る。今の東京ね。
駅の立ち食い蕎麦でさえ東
京の蕎麦は格別だ。
値段はレート比較で江戸
時代とほとんど変わりない。
どんだけ江戸であった東京
で蕎麦が愛されているかと
いうと、駅には必ず立ち食
い蕎麦屋がある。江戸時代
の屋台蕎麦のようなものだ。
立ち食い蕎麦が無いJR駅も
あるにはあるが、殆どの拠
点駅には必ずある。
ホームにもあるし、駅舎内
にもある。
どこにでもある。
街に出れば、辻を曲がれば
蕎麦屋だらけだ。
それほど旧江戸である東京
では蕎麦が愛されている。
こうした文化は日本全国で
東京だけだ。
東京は江戸だったからだ。
大江戸東京人は蕎麦が大好
きだ。
「おいらぁ蕎麦なんぞでえっ
きれえなんでぃ」という江戸
者には金輪際会った事が無い。
ほぼ全員が蕎麦好きである。
こういう地域性も東京だけだ。
そして、蕎麦の基本は「もり」
だ。ざるではない。刻み海苔
などは載せない。海苔で蕎麦
の風味が消滅するからだ。
蕎麦の基本は「もり」と「か
け」だ。
特に「もり」では駅蕎麦以外
の店舗では「蕎麦湯」が出る。
これを最後に蕎麦猪口のツユ
に割って飲む。これ最高。
また、蕎麦ツユの造り込みも
よく分かる。
さらにサービスの卓上の小梅
などがあったら最高。
蕎麦は東京に限る。
藪、更科、砂場、どれもが
美味しい。
蕎麦を食うなら東京で。
これ、鉄板だ。