あらすじ
1970年のとある出版社。
まだまだ女性編集者の少ない職場で将来を期待された沢田利枝は、 次年度に向けた長期連載企画として「ノモンハン事件」を提案する。 編集部からは「過去の事件よりも今のベトナムだろう」と反対されるものの、大物小説家・馬場の発案であることを伝えると反応は一転。
無事に企画を進めることになった沢田は、先輩の後藤とともに当時を知る証言者たちへ取材を重ねていく。
「どうしてこの戦争を止めることが出来なかったのか」
沢田の疑問は膨らんでいくが、そんな折、突然馬場が執筆を断念すると言い出す。到底あきらめきれないと訴える沢田に対し、後藤は一策を講じる。