JASRACとの件、状況の整理と今後について(2024.9.19)
音極道です。JASRACとの件で、なんとJASRACから突然私宛にメールが届くという想定外の動きがありましたので、その後の状況の整理と今後についてまとめておきます。
これまでの経緯
ここまでの経緯を超ざっくりと以下に整理します。
私がUPしたYoutube動画(以下、動画1とします)に対し、JASRACからContentID申し立てが行なわれる。(2024/3/11)
その内容を不服として、Youtube上でとれる全ての対抗措置(異議申し立て、再審査請求)を行ったがJASRAC側はそれらをすべて突っぱねる。(2024/4/15)
この件は私の動画制作活動の根幹に関わる重大な問題を含んでおり、絶対に泣き寝入りはありえないと判断し、JASRACへの提訴を決断。
(1)提訴を決断した事、(2)事の経緯、(3)裁判費用カンパのお願いを1本の動画(以下、動画2とします)に纏めてYoutubeにUP。 (2024/5/17)
JASRACから突然のメール
2024年6月19日、動画2を見たJASRACから突然私宛にメールが届きました。このメールの内容を超ざっくりと以下にまとめます。
音極道氏が誤解してるようだから補足説明の為にメールした。
動画1にて、ContentIDの申し立て箇所とは別の箇所(*1)で歌詞を画面に表示している箇所がある。ここに関しては引用とは認められない。
ContentIDは歌詞表示に対応していないので、やむなく別の箇所の申し立てを維持している。
音極道氏がこの歌詞表示箇所にぼかしを入れる等対応してくれればJASRACとしてはContentID申し立てを取り下げてもいい。
(*1) 別の箇所というのは、正確には「当初申し立て対象だった箇所」で、説明が長くなるので詳細を知りたい方は今回の経緯を時系列にまとめた別のnote記事をご参照ください。
このJASRACからのメールを受けて、2024年7月1日、動画1の歌詞表示部分、具体的には動画の冒頭20秒間をまるごとカットする措置を実施し、JASRACに報告のメールをしました。
すると翌2024年7月2日、動画1に対するContentID申し立てが本当に取り下げられました。
結局このメールは何だったのか
メールの内容自体は、JASRACがなぜこちらからの異議申し立てや再審査請求を却下したのかが明らかにされており、極めて重要な内容ではありました。
ただ、端的に言えばこのメールの内容は、申し立て係争中に明らかにされなければならなかった内容です。
もし、このメールが送られてくるのがあと2ヶ月早ければ、こちらが提訴を決意することも無かったですし、歌詞表示部分を削除することで係争もスムーズに解決していたはずです。
JASRACがなぜそうしなかったのかは明白で、動画クリエイター側に理不尽な圧をかけることで、あわよくばその動画の収益を掠め取ろうという意図です。YouTube上の著作権について係争があった場合、そもそもの仕様として動画クリエイター側が圧倒的に不利になっており、権利者側が悪意のある運営をしてしまうと、クリエイター側は提訴以外に対抗措置が無くなります。
現に、僕がもし提訴を決意していなかったら、今も普通に動画1の収益はJASRACに分配され続けていたわけで、そういう意味でも、提訴を決意したのは間違いではなかったとあらためて思う次第です。
提訴の方針は変わりません
というわけで動画1のContentIDはすでに取り下げられましたが、変わらず今後もJASRAC提訴を目指します。理由は以下の3つです。
JASRACの不誠実な権利運用を広く世間に知ってもらう
クリエイター側が提訴を決意しなければまともに対応してもらえない様なJASRACの権利運用は極めて問題ですし、改善されるべきと思います。同様の被害者が今も他にいるかもしれませんし、今後同様の被害者を生まない為にも今回のJASRACの対応を広く世間に知ってもらうのは公益性があると考えます。JASRACには自らの非を認め、謝罪をして欲しい
JASRACが自らContentID申し立てがダミーであったことを明かしたにも関わらず、「音極道氏が誤解していた」というスタンスをとっており、自らの非を認めていません。もしJASRACが自らの非を認め真摯に謝罪していれば、提訴の意志は正直揺らいだと思います。
JASRAC側が異議申し立てを却下した本当の理由を隠蔽したことにより、こちらは理不尽な裁定を受け入れざるを得ませんでした。本当にこの時期は精神的にも苦しかったですし、JASRACを提訴するなどという無謀な決断をせざるを得ない状況に追い込まれました。JASRACからの謝罪が無いままこの件を終わらせることはできません。経済的実害も被ったままである
先にも書いた通り、もしJASRACからのメールがあと2ヶ月早ければ提訴など決意することもありませんでしたし、ContentIDの係争はスムーズに解決していたでしょう。それだけでなく、係争中にContentID申し立てが取り下げられていれば、その収益は申し立て前まで遡って再計算されていました。しかし、今回の申し立て取り下げはすべての係争が決着した後だったので、再計算されません。つまり3月11日~7月1日までの視聴(約35万3,000回)についての収益はJASRACに分配されたままです。分配比率があきらかにされてませんが、推定2万円~5万円程度の収益がJASRAC側に渡っていると思われます。この収益の返還+慰謝料を求めていく所存です。
引き続き、ご支援よろしくお願いします
一日でも早く提訴を実現する為、カンパを募っています!ご協力よろしくお願いします!また、今回の件を時系列に沿って詳細に記録した記事も作成しました。JASRACからのメールも全文公開しています。ご興味があればこちらも読んでみてください。
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