2024/9/19

【新現象】日本で密かに拡がる「体験格差」がヤバい

NewsPicks 編集部 記者
学力の詰め込みより、「体験」のほうが重要、という風潮がある。
それこそ、この特集のテーマである「教育移住」でも、子どもが中学受験に飲み込まれてしまうより、「グローバルな世界を体験してほしい」という親の思いがかなりの原動力になっている。
また、「親ガチャ」の側面も強そうな学力より、体験のほうが誰もが平等に経験できそう、という認識もあるかもしれない。
しかし、実はこの「体験」にこそ、格差が如実に表れているのだという。
つまり、スポーツでも課外活動でも旅行でも、子どもたちの人格形成に大事な「体験」は、むしろ親の経済力や、家庭環境などが大きく影響し、結果として、大きな格差が発生しているのだという。
(体験の機会がない子どもたちの問題にこそ、向き合わなければいけない──)
今まで見過ごされてきた『体験格差』の実態を調査し、こう警鐘を鳴らすのが、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表、今井悠介氏だ。
日本で静かに広がる「格差」の実態を今井氏に語ってもらった。
INDEX
  • 塾、ピアノ、自然体験も行けない
  • 「体験価値」が高まる一方で…
  • 体験が大切な「3つの理由」
  • 義務教育が「格差」を拡大
  • 日本の「自己責任論」も悪影響

塾、ピアノ、自然体験も行けない