給食費など横領したか 富士宮市小学校勤務の職員 懲戒免職
県教育委員会は、富士宮市の小学校に勤務する41歳の事務職員が給食費など126万円余りを横領したとして、懲戒免職の処分にしました。
18日付けで懲戒免職の処分となったのは、富士宮市立内房小学校で会計事務を担当していた職員の重田歩美主事(41)です。
県教育委員会によりますと、主事はことし3月から8月にかけて、学校の預金口座から引き出した給食費を学校給食センターに支払わずに手元に残すなどの行為を繰り返し126万円余りを横領していたということです。
職員が休暇中の8月27日、給食センターから小学校に給食費が未納となっていると連絡があり、翌日、校長が職員に確認して発覚しました。
主事は聞き取りに対し、横領した金は生活費や車のローンの返済に充てていたと説明し、「現金が手元にあったので使ってしまった。してはいけないことをしてしまった」と話しているということです。
横領した全額は学校に返還されていて、県教育委員会ではすべての教職員に対し、会計処理は複数の職員で確認しながら実施することなど再発防止策を徹底するよう求めています。
県教育委員会の水口秀樹教育部長は「不祥事の発生は教育行政に対する信頼を失わせるものであり、県民や児童生徒、保護者に深くおわび申し上げます」と謝罪しました。