- 11じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 19:09:55
- 21じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 19:12:02
【Part1スレ】
【ダイスと安価】ブルアカキャラがマスターの聖杯戦争|あにまん掲示板っていう感じのやりたいじゃんね☆スレ立て初めてだから優しくしてほしいじゃんね☆適宜、ダイスと安価で聖杯戦争をぶん回してくじゃんね☆とりあえず主人公のブルアカキャラの誰にするかダイス振りたいから>…bbs.animanch.com【前スレ】
【ダイスと安価】ブルアカキャラがマスターの聖杯戦争Part4|あにまん掲示板っていう感じのやってるじゃんね☆このスレは4スレ目じゃんね☆主人公は『阿慈谷ヒフミ』ちゃんじゃんね☆召喚したクラスは『セイバー』じゃんね☆補習授業部メンバーと一緒にキヴォトスで発生した聖杯戦争に殴り込…bbs.animanch.com【情報まとめ】
x.gd - 3二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:28:11
待ってました!
保守 - 4二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:31:54
お待ちしておりました!
ハーメルンの方で読んで以来追っています - 51じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 19:36:36
- 6二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 19:39:12
おかえりミカ主!
待ってた - 71じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 19:45:45
- 81じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 19:51:49
前回のあらすじ書いとくじゃんね☆
①ハナコのメンタルはだいぶ回復した
②安価の結果、ヒフミはサーヴァント含めて誰も犠牲にしないハッピーエンドを目指す事になった
③ヒフミはゲーム開発部メンバーにゲーム的な視点で聖杯戦争について考えてみてくれないかと頼んだ
〈前スレで募集して消化出来てない安価内容〉
ヒフミがモモイやアリスにトキについて聞いてから、ヒマリと話す方法を探して可能ならヒマリと話す。
アズサはサオリに連絡可能であれば相談、連絡可能じゃ無ければサオリや他のアリウススクワッド達との接触方法を探す
ミレニアム組はコハルはハナコに話しかけ、ユズとミドリはウイに連絡。
ヒフミ、モモイ、アリスはヒマリと話せなかった場合、もしくはヒマリと話した後に更に行動可能なら、ミネ団長の行方についてシスターフッドやナギサ(ナギサにはハッピーエンドについての相談も)を尋ねる。
ユズとミドリはウイへの連絡後ラビット小隊に協力要請の連絡をする。
後キャスターはヘルタースケルター連れて拠点周辺の調査とオートマタの回収。
〈ヒフミちゃんが話をしておきたいこと〉
③今の戦力で他陣営と戦うのに不足はないか
④仲間になってくれそうな人に心当たりはないか、⑤トキについて詳しく聞いてみるで
⑥ゲーム開発部から見て、聖杯戦争を一種のゲームと見立てた時、そのルールの穴を突く方法は思い浮かぶか、何らかのグリッチによってこの聖杯戦争を解決する案についても一つの案として考えてみる
⑧「先生に相談する」という選択肢について話す
とりあえず20時ちょい過ぎから投下するじゃんね☆ - 91じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 20:03:02
【9日目午前・探索イベント】
私の言った『モモイちゃん達ゲーム開発部ならではの視点』という話に、彼女達は悩みつつぽつぽつと話始めてくれました。
「ゲームに見立ててってなると……聖杯戦争のジャンルはSRPG?」
「ストーリーモードありの格ゲーって……感じじゃないもんね」
「ダクスピのようなアクション系も考えられます」
「あ、人間性……確かに……あと私ちょっとハイロボ風な気もする、かな……?」
学校が違う。立場が違う。部活が違う。性格が違う。価値観が違う。これまで生きてきた中で得た物が違う。
私達はみんなバラバラです。
だからこそ、一人では解決策が思いつかなくて悩んでしまう問題だって答えが見つけられる、その筈なんです。
「全員倒して聖杯ゲット!でノーマルエンドでしょうか?」
「それならハッピーエンド分岐が誰も倒さないでエンディング迎える……と時間制限あるし……なら倒していい黒幕用意する、かな?私なら……」
「あと前から気になってたんですけど、そもそもなんでサーヴァントを倒さなきゃいけないんですっけ?」
ミドリちゃんの疑問に、セイバーさんとタブレットの映像越しのキャスターさんは互いに顔を見合わせてから少し躊躇って話してくれました。
「……うん、今更隠す話ではないから話しておくよ。サーヴァントの魂というのは非常に高密度の情報でね。魔術世界では情報とはそれその物が燃料として扱うんだ」
「それって……それじゃあ聖杯が願いを叶えてくれる手段って」
「基本的には倒されたサーヴァントの魂を格納した聖杯がそれを燃料にする……って考えてもらって構わないかな」 - 101じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 20:04:18
聞かされた内容は決して気持ちのいい話ではなくて、みなさんの会話する声が止まってしまった。
私達にとってサーヴァントの方はすごく強いけど、お話出来て笑ってくれて仲良くなれる、そんな素敵な人達です。
決して道具とは、割り切れない。
だからそんな風に始めから燃料として扱われているという事に驚きも、悲しみも、胸をひどく重くするように感じました。
「キャスター、キャスター」
私達が押し黙る中、ふと、アリスちゃんがタブレットに向かって疑問を投げかけました。
「それだったらおかしいです。どうしてこの聖杯戦争は『自害』を禁止しているのでしょうか?」
言われてみればその疑問はもっともな話です。
あまり良くない言い方にはなりますが、サーヴァントを燃料として扱うなら、別に自害を禁止する必要どころか意味はありません。
「本来なら聖杯戦争を仕組んだ何者かがそういう形式でルールを設定した、と考えるのが順当だけれど……」
「監督役の黒服さんが言うには、彼らはそのルールを含めた聖杯戦争のシステム構築に一切関与していない、ですか……」
ユウカちゃんの言葉を引き継いだハナコちゃんの言う通り、あのライダー陣営の襲撃があった夜に黒服さんは自分たちは聖杯戦争のシステム周りには触れていないと教えてくれました。
「それもどこまで当てになるんだか……」
そういうコハルちゃんの気持ちもよく分かります。正直黒服さんはとても胡散臭いですし、何より『あの』アサシンさんのマスターです。
彼の言った話をそっくりそのまま鵜呑みにしていいかは悩んでしまいますが。
「私は……あの人の言ったこと、信じてみてもいいと思うんです」
「黒服さんは、確かに悪い大人だと思います。でも嘘は言わないと思うんです。そういう不誠実さはないって思うんです」 - 111じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 20:10:21
あの人は多分悪い大人です。
必要なら相手を騙すでしょうし、大切な事は全て包み隠さずとはいかないでしょう。
でも私に嘘はつきませんでした。それが彼という人の確かな一面なのだと思うんです。
「ヒフミ。それでも私は……」
「彼はアサシンさんのマスターです。だからアズサちゃんが信じられない気持ちはよく分かります……だから味方とか全部信じるとか、そういうのはしなくて大丈夫です」
眉根を顰めて困った顔をするアズサちゃんの気持ちはよくわかります。
実際私も殺されかけたわけですしね。
「ただ黒服さんは頻りに取引と口にしていました。彼がどんな思惑で聖杯戦争に参加しているのか分かりませんし、どこまで信じていいかは分かりません。でもビジネスをする人間として、取引相手に敢えて不利益な、それも調べればもしかしたら後でわかってしまうかもしれない情報を渡す……そんな不誠実で雑な手は打たないと……私は思うんです」
私の言葉を最後に、また少し静かな時間が訪れました。誰をどこまで信じるべきか、まだまだ考える事は多そうです。
「もういっそさ、聖杯なんて壊しちゃおうよ」
そんな沈黙の中でモモイちゃんが口を開きました。
「……賞品を台無しにしてゲーム自体ひっくり返すってこと?お姉ちゃん」
「んー、分かりやすくない?私達、聖杯なんていらないんだし」
「それはそうだけど……」
提案された方法は少し乱暴かもしれませんけど、確かに彼女の言う通り分かりやすい方法です。
ただ、その方法には考えなくちゃいけない問題があります。
『単純だが分かりやすい解決手段である。少なくとも聖杯を物理的に破壊すればお前達マスターにかかっている魔力負担という問題は確実に解決する』 - 121じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 20:21:59
キャスターさんの言葉には含みがありました。
「……それ以外の問題。たとえば今次以降の聖杯戦争が発生についてはその手段だと解決できない、って事ですか?」
私が想定していた聖杯の破壊による弊害というか問題、それ以外にもキャスターさんは問題があるのだと答えます。
『聖杯その物がどういった物なのかによるのだ。仮に物質的に存在するのであれば破壊してしまうなり、単純な魔力リソースとして使い切ってしまえばいいだろう。だが……』
言い淀むキャスターの言葉を引き継いでセイバーさんは顔を顰めながら教えてくれました。
「聖杯というのはそれ自体が形を持たない霊体として顕現する場合やその実態が術式という可能性もあるんだ。物理的に完全な破壊が可能なのかどうかすら現状定かじゃないんだよ」
「えー!ずるじゃん!それ!じゃあどうやって壊すのさ!」
「そもそも壊す事は想定していないんだろう。しかし、やはり魔術というのは私達の想像を遥かに超えていくな。実態がないとは」
これまでも聖杯の顕現といった形で話を聞いていましたがまさか聖杯に実態がないとまでは思ってませんでした。てっきり金色のティーカップかトロフィーみたいな感じだと思ってましたけど、どうやら違うみたいです。
「ここら辺は監督役の人に聞くしかないかなぁ……あとはなんとか探してみるとか?」
「聖杯探索クエストですね!アリスもやる気十分です!」
その言葉を聞いてセイバーさんが天を仰いでいます。そういえばアーサー王物語って確か……いえ、今はそれを考えるのはやめておきましょう。
それに……。
「だけどモモイ。聖杯を壊すって言っても、それはそれで問題が残るわよ」
私が考えている聖杯を壊す解決方法の問題点。恐らくそれと同じ事に思い当たったコハルちゃんがモモイちゃんに声をかけました。
「あり?そうだっけ?」
「聖杯を壊しちゃったら、願いを叶えられない……から……私達とかあと多分トキさんはそれでいいけど……他の人達の願いはまだ分かってないし……」
ユズちゃんの言う通り、聖杯を壊してしまうというのは無条件で他のマスターの願いを叶えないという事。 - 131じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 20:35:46
「どんな形であれヒフミやモモイの命に負担をかけているのは聖杯だ。それを壊すという方向は私も賛成……だけど他のマスター……マリー達が何を思っているのか知らないまま壊してしまうわけにはいかないと思う」
「私もアズサさんの言う通り、かな?やっぱり命には替えられない、だけどトキさん達はきっと命に替えても叶えたい願いがある。ならそれを無視したり知らないまま壊す方向を選んだら……ゲームならそれこそバッドスチル回収じゃない?」
ミドリちゃん達の言葉は大事な物だと、私は思うんです。
どんな願いを、どんな想いで、聖杯に託してでも叶えようとしているのか。それを知る事こそがきっとマーリンさんの言っていた『二つ目の秘密』……四つの陣営の痛みを知るって事なんだと思うんです。
「ただそうなると、どんな願いか本人から聞いても答えが返ってくるかは分からないのが難しいね」
「少なくとも話し合いのテーブルには着いてくれるとなると、安守先輩になるでしょうか?」
「後は周りの人からの聞き込みっていう方法もあるわ。各マスターの事をよく知っている人から聖杯戦争開始前後の様子を聞いたりとか」
誰から聞くべきか、どうやって調べるべきか。
そしてその願いを聞いてからどんな風に交渉するべきか。考えることはたくさんありますけど、時間はまだありますから一つひとつ片付けていけばいいんです。それに幸いな事ですが。
「マリーちゃんとトキさんは……」
ここにはマリーちゃんの友達も、トキさんの友達もいます。その繋がりを辿っていけば、彼女達の願いにも辿り着けると思うんです。
「ある程度の予測でしたら。ただ答え合わせには私だけじゃなく、『彼女達』との話し合いが必要でしょう……戦力を測る意味でも確認しておく必要があります」
「トキ、ね……はっきり言って私達には彼女が何を考えて今みたいな行動してるかもさっぱりなのよ。彼女が最後に活動していたのはC&Cとしての任務ではなく特異現象捜査部だったから」
ハナコちゃんは少しだけ寂しそうに、けど目に強い光を秘めて。
ユウカちゃんは肩をすくめながら、どこか戯けたというか、まるで。
「だから聞くなら『私じゃないわ』」
サプライズを企画しているようなそんな茶目っ気のある顔で。
「そうですよね?」
───リオ会長。 - 14二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:39:16
生徒会長!!居たんかワレ!?
- 15二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 20:56:32
ユウカの隣のロボットから話してたのやっぱりリオだったか
- 161じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 21:05:22
ユウカちゃんにそう言われて、彼女の横でずっと待機していた『ロボット』がキャタピラを少し前進させてから、そのなんというか、前衛的なデザインからはあまり予想できない綺麗な声で話始めてくれました。
『……ええ、そうね。もっとも、私のそれも予想になるけれど』
ずっと気になってはいたんです。でもみなさん、誰も突っ込まないですし、昨日の夜にオートマタの物資依頼もしてましたから、もしかしてそれなのかなって思ってましたけど。
『久しいわね、アリス、モモイ。そしてはじめまして、補習授業部の皆さん。私の名前は調月リオ、ミレニアムサイエンススクールの中枢、セミナーの代表よ』
まさか、四本腕のロボットの方が生徒会長だとは思いませんでした。
『……何か勘違いしているようだけど、今は貴女達が発注した光る!鳴る!DXあばんぎゃるど君プレミアムエディションを通して喋ってるだけよ』
あ、違うみたいです。
「違うのか……」
「ロボットじゃないんだ……」
「ミレニアムですからてっきり……」
「キャスターが呼ばれたのもてっきりそういう関係なのかと思ったんだが……」
『貴女達がミレニアムについてどう思ってるのかについて改めて後で聞かなくちゃいけないわね』
『セイバーよ。話す事ができた、後で我の工房に来るといい。盛大に歓迎しよう』
私達の思っているイメージはどうやら誤りだったのが分かったところで口をあんぐりと開けていたモモイちゃん達が慌て始めました。
「な、ななななんで会長!?」
「お久しぶりです!リオ会長!」
モモイちゃんは完全にパニック状態ですし、アリスちゃんはとびきりの笑顔です。確かにミレニアムのような大きな学校の生徒会長の方とは中々会う機会はないかもしれませんし、驚くのも仕方ないかもしれませんね。
『……元気そうでよかったわ、アリス。それとモモイさん、私が来たのが意外かしら?……あの時と同じよ。自治区だけでなくキヴォトス全体の危機。なら私がどんな形であれ動くのは自然な事ではないかしら?』 - 171じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 21:14:54
それにと続けるロボットことアバンギャルド君は、機械ではありますけど、どことなく寂しげで。
『ユウカも貴女達ゲーム開発部の子も、アリスも。我が校の、ミレニアムの生徒が困っているのよ。なら、今度こそ味方になるのは当然でしょう?』
でも、その機械音がとても温かくて、彼女が優しい目をしている、そんな気がしました。
「貴女達の件について前々から相談したり連邦生徒会の過剰なアクションを抑えてもらうようにリオ会長には動いてもらってたの。三大校の生徒会長って立場はそれだけ力がある……私やノアの立場だけじゃ限界があるから」
そう言うユウカちゃんはどことなく誇らしげで胸を張っている。その反応でどれだけ彼女が調月会長の事を信頼しているかがよくわかります。
『ユウカやトリニティの会長達からこれまでの話を聞いたわ……大変だったわね、阿慈谷ヒフミさん』
「いえ、そんな!私は全然……」
『謙遜は不要よ。このキヴォトスで行われた超自然的な儀式に巻き込まれる、その辛さは理解しているつもりよ』
その言葉に、鼻の奥がつんとなる気がした。大変、だったねと労う言葉だけじゃありません。ユウカさんやナギサ様達とも協力してくれる人がここにもいるという事。その事実が嬉しかったんです。
『本当はもっとゆっくり貴女達の話を聞きたいところだけど、貴女もモモイも時間がない』
『だからまずは、トキについて話をしましょうか』
『あの子の願い、いいえ、命題に心当たりがあるの』 - 181じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/15(日) 21:18:40
- 19二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:09:29
そういえば投稿の方では他の陣営の召喚からこれまでがおまけで読めちゃう的な感じでいいじゃんね?
アーチャーとトキがここまで来るまでが少し気になってるじゃんね - 20二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:26:00
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:40:06
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:41:17
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:57:47
個人的にリオ会長はパヴァーヌ最初にやった時は切嗣やエミヤみたいな正義持ってるキャラなんだなって思った記憶がある
最終編以降は色々スタンス変わっただろうけど
エミヤのマスターやってる世界線を何度か妄想した - 24二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 22:58:38
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:10:02
このレスは削除されています
- 26二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:21:26
このレスは削除されています
- 27二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:34:51
お疲れ様です
ミカ主様、おかえりなさい
もう、黒服と会う時は先生を連れてって大人の交渉術に任せるのも手かもしれないな
そして聖杯探索、可能性があるとしたら……アビドスとかか? - 28二次元好きの匿名さん24/09/15(日) 23:44:48
あれ、続き消えてる…?
- 29二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 00:13:22
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 00:58:12
最初のスレから走ってきてようやくリアタイできる!
新米先生だけどめっちゃ楽しく読ませてもらってます!
ミカ主ファイト! - 31二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 09:37:28
保守
- 32二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 14:07:33
待ってた
- 331じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 15:51:32
【Recommend BGM……〈someday,sometime〉】
『トキは、私が拾った子だった』
ゆっくりと、アバンギャルド君越しに調月会長は話始められました。
『優秀、だったの。黙々と任務を熟して私の求める成果をいつだって持って帰ってきてくれる。ユウカやノア、コユキともまた違う。難題解決の、そしてセミナーという中枢での仲間ではなく、側に仕えてくれる同士としてとびきり優秀なエージェント』
静かな声で語られる話はどこまでも淡々とした物ですけど、不思議と機械音なのに温かみがありました。
『でも変わった子だった。どことなく浮世離れしてる雰囲気で、表情なんてちっとも変えないくせに実は負けず嫌いの寂しがり屋。なのに、人と関わる事がとても苦手でいつも一歩離れて立ちたがる。その癖……情に厚い』
懐かしむように、噛み締めるように、抱きとめるように、その温もりを掌に乗せて、思い出しながら。彼女は話してくれる。
『仕事の事以外で話すなんて数えるほど、友人関係のような楽しい時間なんて、焦りに追われてた私には許されなかった……けど、側にあの子がいる時間、私は間違いなく恵まれていた。裏切らない誰かがそこにいる、その幸せが確かにあった』
それはきっと彼女とトキさんの、二人だけの特別な関係、私にはうまく言い表すことなんて出来ませんけど、彼女が今語ってくれていることはそんな一緒にいてくれた大切な人との大事な思い出なんだと思ったんです。
『以前の雇用主で今はもうあの子の前から去った私がこんな事を言うのは変だけれど、あの子はずっと……私に拾われた事に恩義を感じてくれていた』
調月会長の笑い声がスピーカー越しに聞こえる。それは溜め息に似た霞んだ笑いでした。
『彼女と一緒にいた頃、私は自分の事を誰も理解してくれないと、私一人でなんとかしなきゃって意地を張ったわ……そんな情けない私の傍にあの子は黙って一緒にいて最後まで付き従ってくれた』
飾らずに言うなら嬉しかったのよ、と彼女は続ける。その声に乗せられた淡い喜びに誰も何も返せませんでした。 - 341じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 15:53:10
『私を理解してくれる人はいなかった、今でもそう思う。あの頃、私に理解される為の努力をする時間なんてなかったし、その努力をするという考えも最初に捨ててしまったから……だから、貴女達の敵になるのは、先生の敵になるのも、注意されたのも必然だった』
その時の調月会長の立場や状況は私には分からない。ただなんとなく、ユウカさんやモモイちゃん達の顔を見ると察せられるような気がしました。
『間違っていたんでしょう。数字に囚われ、前提を履き違えて、自分の首を絞め続けたのが私だった。それでもあの子はそんな私を裏切らなかった。私の行動理由、そこに付随する感情にどれほどの理解があったのかは分からない……けれどあの子は、あの子だけは私の行動を黙って肯定してくれていた』
間違っていたと吐き出す声に哀しみはありませんでした。淡々と間違っていた計算式を声に出すように、ありのままの事実を連ねるだけ。
でも、トキさんの事に触れるその時だけは、誇るような喜びが滲むんです。
『トロッコ問題は知っているかしら?私はあの時、その思考実験を口にした。一人を犠牲にしなくてはより多くを喪ってしまう、一人を犠牲にすれば普遍の営みを守れる……私の前にあった選択肢はたった二つしかなかった。ないと、諦めた』
彼女の言う諦めにどれだけの苦痛があったのかと思うと胸が締め付けられる。
きっとこの人は歯を食いしばって、諦めるという選択を、誰かを犠牲にする選択に手を伸ばさなきゃいけない状況だったんでしょう。
『犠牲を許容する前提に抗えなかった、その前提を覆す根拠を見出せなかった……そうね、私は万が一が怖かった。だから私は……アリスを壊そうと……いいえ、殺そうとして、そして今がある』
ちらりとアリスちゃんを見る。その顔は俯いた前髪に隠れて見えなかった。
『それでよかったのよ、私は。何かを犠牲にするという選択肢しかなかったから、先生や貴女達のような私にとっての第三者から別の選択肢を提示してもらえて、ある意味で救われた、やっとあの問題の当事者から降りられた』
肩の荷が降りたという言葉には後悔や諦観、不安や困惑、そして感謝と喜びの混ざった不思議な色がありました。泣けてくるような複雑で綯い交ぜな色だった。この場では彼女の本心は分かりません。分かるとしたらそれはきっと、あの人だけなんでしょう。 - 351じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 15:57:36
『……でもあの子は違う』
切れた言葉のその後。
調月会長は躊躇いながらそう言った。
『きっと、トキはまだその問題に囚われている……いいえ、ずっと取り残されている』
今度こそ、彼女が吐き出した音には後悔があった。
『虚妄のサンクトゥム攻略戦で、あの子は一人ではどうにもならない戦況を自爆してでも打開しようとした』
奥歯を噛み締めたその言葉を聞いて、思わず周りを見渡してしまいます。でもモモイちゃん達は誰も彼も同じ顔をしていた。
『嫌な言い方になるけれど、その判断は正しかった。あの時、援軍は望めなくて、あのタイミングで敵を押し留めないと他の戦線への影響も考えられた。その状況の当事者であったトキは自分を犠牲にする事で大勢を守ろうとした』
私や補習授業部のみなさんはまだいいんです。トキさんとの付き合いはこの聖杯戦争からで、その関係だってずっと敵かどうかを宙ぶらりんに彷徨っていました。だから彼女の過去を聞いても、それをありのままの事実として受け止められる。
『あの時はノアとトリニティの百合園生徒会長の機転でそういう事態にはならなかったわ。それでも、あの子が自分を犠牲にするのをよしとした事実は消えない。その選択肢を常に抱えている事に変わりはない』
でもモモイちゃん達は違う。モモイちゃん達にとってトキさんはお友達だから。あの日、もしかしたら喪っていたかもしれないと聞いて彼女達の唇が戦慄いているのは仕方ない事なんです。
『……聖杯戦争の全貌が見えない以上、どうして犠牲の多寡を問う二択の前提しかないのか、どんな手段を取らざる得ないのか、それは分からないわ。けれど』
そんなトキさんが今度は聖杯戦争のマスターに選ばれた。自己犠牲を果たそうとした彼女が、この戦争の中で何を思って聖杯戦争の恒久的な廃止を願おうとしたのか、今なら分かるような気がします。
『今、どうしようもない状況の中でトキはきっとレバーを握っている』
一人、ぽつんと真っ暗な通路に立ってレバーを握る彼女の姿が頭に浮かびました。それは寒々しいほどの孤独と重圧。 - 361じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 16:00:47
- 371じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 16:34:03
調月会長は唐突にそうやってこの場にはいない名前へと呼びかける。数秒、誰もが首を傾げたり辺りを見渡したりしていると、短い雑音が二度三度鳴る。
それから暫くして、病室のノイズスピーカーから声が流れ始めた。
『……まさか、プロテクトを突破されるとは思いませんでした。挙句、無理矢理病室のスピーカーに繋げるだなんて、相も変わらず居丈高な事ですね』
『エリドゥを作ったのは私よ。バックドアぐらい用意してあったわ……時間はかかったけれどね』
涼やかな声の持ち主からの皮肉に調月会長が何を気にする事もなく言い返してしまうと、相手は黙ってしまった。
「ヒマリ先輩……今まで、ううん……やっぱりトキに……」
モモイちゃんがぽつりと漏らした声にヒマリと呼ばれた方は苦々しくゆっくりと返事をした。
『映像を出さないでいきなり貴女の独白だけ聞こえてきたかと思えば、そういう事ですか……そこにいるんですね、モモイが……キャスターのマスターが』
「……うん。私だけじゃないよ、ヒマリ先輩。アリス達もユウカも……それからヒフミもいる」
『……なるほど、そういう』
そんな風に呟いて先で小さな咳払いが聞こえた。まるで話を切り替える、そんな合図のような。
『リオの思惑にまんまと乗る羽目になったのは甚だ不本意ですが、私としても好都合です』
『そう、なら招待してよかったわ』
『不本意だと言ったのが聞こえなかったんですか?』
小競り合うようなやり取りにそっとユウカちゃんの方を見ると諦めるように首を振られてしまいました。どうやらいつもの事みたいです。
『改めて、私の名前は明星ヒマリ。ミレニアムの特異現象捜査部に所属しています』
『まず前提としてお話しなくてはいけない事をお伝えします。時間はありませんから手短に』
『私は貴女達に協力する立場にあって』
『トキとは現在敵対関係にあるということです』 - 381じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 16:37:03
- 39二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 19:05:36
乙です!
レバーを握るトキの願いとは如何に... - 401じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 19:22:13
【Recommend BGM……〈OperationD〉】
『思っていた立場と違う───それが貴女方の反応でしょうか?』
「待ってください、ヒマリさん。貴女は確かヴェリタスと協力関係にあった筈です。一体いつから、どうしてそんな関係に?確か貴女とトキさんは例の部活動でもご一緒されていた筈では?」
「そうです!ちゃんと説明して下さいヒマリ先輩!トキと敵対って一体どういうことなんですか!?というか今どこに!?」
含みのある、どこか揶揄うような彼女、ヒマリさんの言葉にハナコちゃんとユウカさんが反応しました。
『久しぶりですね、ハナコさん。あの方舟以来でしょうか?それから美味しい反応をありがとうございます、ユウカ。リオに汚された私の純白の乙女心の晴れやかになりますよ』
いっそ清々しいと言わんばかりでしたけど、妙に反骨心というかそういうのが見え隠れする棘のある言葉。調月会長と一体どういうご関係なのかますます気になりますけど、今はそれよりも。
『さて……何時から、でしたか。それはそうですね、初めからですよ』
彼女の言葉を一言だって聞き逃してはいけません。
『私は阿慈谷ヒフミさん、そしてモモイ。貴女達がサーヴァントを召喚したその瞬間を観測してからずっとトキとは敵対しています』
それはあの8日前の夜の話。私が二番目のマスターだと話ですから本当に最初からトキさんとは敵対していた、という事になります。でもそれだと、これまで調べてきたエリドゥやヴェリタスの方から断片的に聞いて考えていた事。つまりトキさんに明星ヒマリさん達が協力関係にあるという前提が崩れてしまいます。
『経緯を説明したいところですが、本当にあらゆる意味で我々に時間と猶予はありません。ですから手短に、現在私とエイミはトキによってエリドゥに軟禁状態にあります……特異現象捜査部の部室ほどではありませんがやはり外部からの干渉は極めて難しいですし、私達としても大っぴらに動く、貴女方へ協力するというのは難しいです』
「……どういう事ですか?トキさんは一人でエリドゥを運用して一人で今も戦っているって事で、じゃあヒマリ先輩達はなんのつもりでヴェリタスに仕事の依頼をしてたんですか?」 - 411じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 19:34:13
誰もが気になっていた事を直球でミドリちゃんが聞いてくれました。それに明星さんからの答えはあまり要領を得たものではありませんでした。
『別件、ではありませんね。聖杯戦争の解決、それをトキとは別のアプローチで探していました。チーちゃんに頼んでいたのもそれ絡みです』
『そもそも私達はトキと敵対はしていますが、あの子に協力していないとは一言も言ってませんよ』
ますますわけが分かりませんでした。協力してるのに敵対してる。一体どうして?
「別のアプローチ……もしかしてヒマリさんはトキさんのやり方に反対したから今の状況になったのでしょうか?……いえ、待ってください。やり方に反対して別の方法を模索してる、なのに協力関係という事は……まさか、そんな馬鹿な話がありますか?トキさんは時間を人質に……?」
『……馬鹿な子。敵対した挙句に軟禁なんてどういうつもりかと思えば、自分を人質にしてヒマリへの協力を引き出したのね。───私を手伝って頂けないと私は死んでしまいます、とでも言ったのかしら?』
ハナコちゃんと調月会長は分かったようで本当に苦々しく溢すように、私達にも分かるように教えてくれました。
『まるでどこかの誰かさんみたいでしょう?リオ。それと凡そ正解です、ハナコさん。話は私達はサーヴァントの召喚に際した膨大なエネルギー反応を確認した今から二『部長、トキが向かってる。多分気づかれたよ』エリドゥの監視システムが優秀なのも困りましたね、外部からの干渉があるとすぐ分かってしまう……まったく、こんな物どこの誰が作ったのか』
『それは私ね。褒めてくれてありがとう』
『あ、な、た、の、せいで!!私達はずっっっっと迷惑をかけられていると言ってるんですよ!!』
余裕綽々、まるで何でも知っていると泰然に話されていた彼女がそう言って声を荒げるのを聞いて、私の中の明星さんという方のイメージが二転三転していきます。
『あら、そうなの。ごめんなさい、ヒマリ』
『……落ち着きなさい、明星ヒマリ。びーくーる、びーくーる……あんなドブ川の言う事で一々時間を浪費する余裕はありません……!』
『部長、本当に時間ないんだけど。来ちゃうよ』
明星ヒマリさん、どうやらかなり愉快な方のようです。一度きちんと会ってゆっくりお話したい気持ちになりますけど、今はそうも言っていられません。 - 421じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 19:56:28
『最初に言った通り、私達は貴女方に協力する……いいえ、協力し合える立場にあります』
事実、明星さんの声に焦りが浮かんでいます。恐らく、時間切れです。でもその前に彼女は私達に一番大切な部分を教えてくれました。
『トキの願い、命題。それは人類最後のマスターとなって恒久的に聖杯戦争を開催させない事。業腹ですがリオの言う通り───功利主義がキヴォトスを救えるか否か或いは自己犠牲の果てに救いはあるか。それがあの子の命題です』
『リオ、貴女は勘違いしてるんです。あの子が向き合っているのはトロッコ問題ではありません。あの子は路線を変更するレバーなんて握ってない。あの子の立場haむしろ、歩道⬛︎⬛︎太⬛︎⬛︎⬛︎の人物』
『だから貴女と同じ結論に至った。聖杯へ七つの命を焚べ⬛︎⬛︎で⬛︎⬛︎を聖⬛︎のsys───』
ぶつんと、音はそこで止まってしまった。
『……時間ね。アクセス出来なくなってるわ』
「会長、ヒマリ部長へのコンタクトは?」
『電子媒体では今回切りね。エリドゥの監視を潜り抜けれたのもまだ機能してる抜け道があったからよ。もう同じ手は使えないわ』
ユウカちゃんの質問に調月会長は残念だと言いつつ、私達へと声をかけた。
『ヒマリの話からある程度、トキの動きが理解できたわ』
「それはやっぱり、自己犠牲を……ってことでしょうか?」
『ええ、そうみたいね』
さらりとそう言ってのける彼女に、なんて声をかけたらいいか考えあぐねてしまいます。彼女がトキさんの事をなんとも想ってない筈がありません。
自分を犠牲にするなんて認められる筈がないんです。でもアバンギャルド君越しの声からは彼女の内心は何も分かりませんでした。
そうやって切り出し方に悩んでいる私達に代わって、彼女が口を開いてくれました。
「……リオ会長、トキの事をアリス達はどうしたらいいでしょうか?」
アリスちゃんは下を向いていた顔をあげていた。焦りは見えます、怯えもあります。
でもその目には力強い何かが宿っていました。 - 431じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 20:13:03
『……エリドゥに用意した非常用のバックドアは何もシステム上にしか存在しないわけじゃないわ。何かあった時の為に、物理的にも存在しているの』
「それって私達が前に使った搬入路みたいな感じの?」
『えぇ。あれとはまた別、開発の初期段階から用意した本当に極秘裏の通路があるの』
建設途中の物だから中央タワーに直通はしてないけれどと彼女は呟く。
「それを使ってエリドゥに行って……モモイやヒフミちゃん達に戦えって、こと……ですか?」
『……話すにしろ戦うにしろ、エリドゥに行かなきゃ何も始まらないわ。それといい?花岡ユズさん。トキは、ああ見えて頑固物なのよ』
そういう彼女の言葉には『力尽くでも止めて』という願いが隠されている。
私は、それに応えるべきだと想ったんです。
「調月会長、ありがとうございます」
『……まだ、私は何もしてない、何の結果も産めてないわ』
「いいえ、そんな事はありません」
こうやって私達の前に出てきてくれて、トキさんの話をしてくれて、明星ヒマリさんと話す機会をくれた。エリドゥへの侵入経路だって用意してくれる。そして何より。
「私達と同じように誰かを犠牲にしたくないと、そう思って一緒に戦ってくださる方が仲間になってくれた。それが私、嬉しいんです」
「私はハッピーエンドを目指します、マスターもサーヴァントも誰も犠牲になんかさせません」
「トキさんの願いだって、必ずもっと良い方法を見つけて───彼女を止めてみせます」
私の言葉にみなさんが頷いてくれます。やるべき事は見つかりました。トキさんの願いを知れました。それは調月会長がいてくれたからです。
『……貴女もアリスと同じような事を言うのね』
そうしてしばらく間があったから彼女が絞り出した言葉は、何故だか少しだけ濡れている気がしました。 - 441じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 20:29:12
ここまでが今回お出しできるトキ&ヒマリのお話じゃんね☆残ってる安価の内容もだいぶ消化出来たじゃんね☆
①アズサはサオリに連絡可能であれば相談、連絡可能じゃ無ければサオリや他のアリウススクワッド達との接触方法を探す
②ユズとミドリはウイに連絡。ウイへの連絡後ラビット小隊に協力要請の連絡をする。
③ヒフミ、モモイ、アリスはヒマリと話した後に更に行動可能なら、ミネ団長の行方についてシスターフッドやナギサ(ナギサにはハッピーエンドについての相談も)を尋ねる。
④後キャスターはヘルタースケルター連れて拠点周辺の調査とオートマタの回収(これはもう話の流れでやっとくじゃんね☆)
〈ヒフミちゃんが話をしておきたいこと〉
⑤今の戦力で他陣営と戦うのに不足はないか
⑥仲間になってくれそうな人に心当たりはないか
⑦「先生に相談する」という選択肢について話す
が残ってるじゃんね☆
①④⑤⑥はもうサクッと終わらせるじゃんね☆
③⑦はこのメンバーじゃ話せないから別に誘導じゃんね☆ナギちゃん出したかったけどもう午前だけでかつかつじゃんね☆
ケセド戦を思い出すタイトスケジュールじゃんね☆
問題は②じゃんね☆
というわけでひっさびさの安価じゃんね☆
安価先>>52じゃんね☆
ウイちゃんになんの連絡をするか、どんな話するか書いて欲しいじゃんね☆
連絡時に話すメンバーはミドリちゃんとユズちゃんは固定。
ヒフミちゃんは午前中は動けないじゃんね☆
それ以外は特になんにも指定ないじゃんね☆
それではよろしくお願いします……じゃんね☆
- 45二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 20:55:27
- 46二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 21:26:41
- 47二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:28:51
加速
- 48二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:32:31
45と46に加えて、マリーの願いの予想と聖杯を破壊します宣言とLAさんに夢で何かあればウイ先輩を頼れと言われたのでこれからも頼りますで
- 49二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:46:35
kskst
- 50二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 22:46:49
聖杯を破壊するかどうか確定させるというか宣言するのは、他陣営の願いについてや情報をもう少し知ってからでも良い気はする。
話し合いでも、
”「どんな形であれヒフミやモモイの命に負担をかけているのは聖杯だ。それを壊すという方向は私も賛成……だけど他のマスター……マリー達が何を思っているのか知らないまま壊してしまうわけにはいかないと思う」
「私もアズサさんの言う通り、かな?やっぱり命には替えられない、だけどトキさん達はきっと命に替えても叶えたい願いがある。ならそれを無視したり知らないまま壊す方向を選んだら……ゲームならそれこそバッドスチル回収じゃない?」”
ってやり取りはあったし。
そういや、マーリンからの話は全部伝えてるって筈だし、マーリンが言ってた『それから。どうしてもこれから先の選択で悩む時は───古関ウイを尋ねるといい』も全員知ってるって事で大丈夫、ですよね?一応ミカ主に確認 - 51二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:09:39
45+46+ LAさんに夢で何かあればウイ先輩を頼れと言われたのでこれからも頼ります
- 521じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 23:10:02
- 531じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 23:10:56
- 54二次元好きの匿名さん24/09/16(月) 23:15:51
や、聞いたタイミングも遅かったので申し訳ない
概ね今まで出てた安価網羅してるし51さんので良い気もする - 551じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/16(月) 23:19:18
……再安価、していいですか?
するとしたら
①>>45さん
②>>46さん
③>>48さん
④>>51さん
⑤自由記入
って感じで選んでもらう方式で5レス先ぐらいの短めの安価を……今日遅いから明日の昼からするじゃんね☆
54さん言ってるみたいに51さんの案でいくとかなら明日のお昼までによかったらまた教えて下さい……じゃんね☆
今回はほんとにほんとに1のミスです……みんなごめんね……
違うじゃんね☆
1が更新せずにそのままコメントにお返事したのもそうだしそもそも投稿に間が空いたり描写不足の1が悪いじゃんね☆
54さんはなんにも全然悪くないじゃんね☆
聞いてくれて嬉しかったじゃんね☆
だから謝らないで、また安価参加してくれたりしたら嬉しいです……じゃんね☆
- 56二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 00:04:42
お疲れ様です
ヒマリ先輩とも早めに合流しておいた方が良さげかな?
まぁ、先ずは黒服・マリー・トキ・アル・ミノリの願いを知る事からだろうけど
そして、とりあえずウイ先輩の苦労はこれからも続くって考えて良いのかな?
後、聖杯が物理的に破壊できるモノであるならば対城クラスか対界クラスの破壊力を持った宝具が必要そうですね
でも、そんな破壊力の宝具を持ってるサーヴァントなんて…… - 571じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/17(火) 00:35:15
- 58二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 04:16:59
一応、大聖杯は作品によっては持ち去られたりもしてるし、ものによっては持ち運びも出来るっぽい?
確かアポクリファだと冬木の大聖杯が持ち去られてる筈ですし、
fakeだと黒幕側の計画ではスノーフィールドを消し去る際にファルデウスが大聖杯の疑似核を持ち出す手筈だったり、
一応移動させる事とかは出来るっぽい描写はあるんですよね - 59二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 09:44:50
安価は個人的には51さんのでいい気はするな
後アサシンの宝具には即死があるけど仮に生徒が宝具の対象になって即死引いたらデッドエンドになりかねない気がするけどどうなんだろう - 60二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:00:59
ヒフミちゃん達の味方として、トリニティのトップとミレニアムのトップがいるのは頼もしいですね
後はあれか、カタコンベ擬きの探索の為にサオリ含むアリスクに協力要請かな?
それと、セイバーとの絆レベルを上げるのも最優先かな?
いや、なんでこんなに絆レベル上がらんのやろ?? - 611じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/17(火) 12:53:45
お昼じゃんね☆
笛吹の評価バーまんたんになったじゃんね☆
みんなと作った物語を読んで評価してくれる人がいてくれて嬉しいじゃんね☆
冬木の大聖杯は普段は大規模な魔法陣だけどサーヴァントの魂がある程度集まると実体化するじゃんね☆そうなると物理的に奪取可能、らしいじゃんね☆
宝具の即死効果は作用するじゃんね☆
アサシンと戦うなら気をつけてほしいじゃんね☆
こんなに自治区サイドが協力する流れは完全に1の予定外じゃんね☆
サオリちゃん関連は残りの安価で消化しなきゃじゃんね……頑張らねば……
絆レベル上がらないのは🎲結果だからしゃーなしじゃんね……むしろ他の陣営より上がりやすいのに……
ちょっとテコ入れするじゃんね☆
それはそれとして前スレでお話した通り、セイバーさんの宝具威力は絆レベル上がってないから普段の1/10じゃんね☆
上がらないと重要な場面で活躍しないけど、あげすぎると生徒のHPを余裕で超過しちゃうダメージと被害を出す……扱いが面倒な宝具じゃんね☆
- 621じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/17(火) 12:54:17
というわけで、いっちおう再安価じゃんね☆
下の三択から選んでねじゃんね☆
① メンバーはミドリ、ユズ、ハナコ、コハル。
ハナコがウイから聞いた話をヒフミ達に伝えたという事と、ヒフミ達が選択したハッピーエンドの方針を伝えて、改めて聖杯戦争の解決方法を探す協力をお願いする。その後、先ほどの聖杯についての話した事を伝えてウイの見解を聞き、マリーについても尋ねる。他陣営のサーヴァントについてなにか分かったことがあったら教えてほしい。
②↑+マリーの願いの予想と聖杯を破壊します宣言とLAさんに夢で何かあればウイ先輩を頼れと言われた事を伝えたのでよろしくお願いします。
③自由記入(上記以外、または上記の内容になにか変更したい・やっぱり言わないでおきたい事があれば)
安価先>>69じゃんね☆
それじゃよろしくお願いします……じゃんね☆
- 63二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 12:58:37
2で
- 64二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:00:10
かそく
- 65二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:09:06
- 66二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:10:08
加速
- 67二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:12:55
かそくで
- 68二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:16:27
>>65にプラスで一緒に行動してくれそうな人に心当たりがないか相談かな
- 69二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:16:47
- 70二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 13:33:40
これからもウイ先輩がヒフミ達に頼られて苦労する未来が確定した瞬間であった
もしもの時はミレニアム特製の強力なエナドリでも差し入れしてもろて…… - 711じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/17(火) 13:35:10
安価へのご協力ありがとうございますじゃんね☆
帰ってきたら安価終了しててびっくらしたじゃんね☆
安価の結果は>>69さん(>>65さん)の『メンバーはミドリ、ユズ、ハナコ、コハル。ハナコがウイから聞いた話をヒフミ達に伝えたという事と、ヒフミ達が選択したハッピーエンドの方針を伝えて、改めて聖杯戦争の解決方法を探す協力をお願いする。その後、先ほどの聖杯についての話した事を伝えてウイの見解を聞き、マリーについても尋ねる。他陣営のサーヴァントについてなにか分かったことがあったら教えてほしい。マリーの願いの予想と聖杯を破壊を考えている、LAさんに夢で何かあればウイ先輩を頼れと言われた事を伝えたのでよろしくお願いします』……になったじゃんね☆
まだお仕g……授業あるから帰ったら続きやるじゃんね☆
多分19時頃じゃんね☆
- 72二次元好きの匿名さん24/09/17(火) 14:00:46
どれだけの人に協力してもらえるかは重要だろうな
人が多ければ多いほどやれることは増えるし - 731じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/17(火) 20:52:03
- 741じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/18(水) 00:01:06
- 75二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 01:03:43
おつかれさまです
- 76二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 12:07:54
ゆっくりと待ちますよミカ主
- 77二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 17:09:07
こっからどうなっていくか
すぐに戦闘せずに交渉出来そうなのは黒服とミノリではあるが
黒服にはどういうメリットを提示すれば良いんだろうな - 78二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 18:57:52
考えてみれば、トキがやろうとする自分の身を賭して何かをやり遂げるってことをしたのがアーラシュさんだったな……
- 79二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:43:56
このレスは削除されています
- 80二次元好きの匿名さん24/09/18(水) 21:44:32
アーチャー、ライダー陣営とは衝突は避けられなさそうな以上どう勝つかになるのかな?
勝った後説得する感じになりそうな気がする - 811じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/18(水) 23:24:13
- 82二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 08:30:43
保守
- 83二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 09:44:29
お疲れ様です
下手すればキヴォトスが滅ぶ可能性があるし、先生を巻き込んでも許されるような気はする
その場合は先生が大人のカードを使い過ぎるのに気をつけないとダメだろうが - 84二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 18:24:41
保守
- 851じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 20:59:35
帰ってこれたじゃんね☆
お返事しつつ書いて、書けたとこから投下じゃんね☆
大体2130からじゃんね☆
ウイちゃんは先輩だから仕方ないじゃんね☆
……そろそろそこら辺も踏み込んでくじゃんね☆
ハッピーエンドになればなんの問題もないじゃんね☆
ありがとじゃんね☆ほんとにドタバタじゃんね☆
ありがとじゃんね☆
今日は絶対書くじゃんね☆
ミノリちゃん……dice1d87=47 (47)
トキとアーチャーの関係性は大事なとこだからしっかり書いていきたいじゃんね☆
弓と騎と狂陣営は似たもん主従ペアじゃんね☆
ランサー?あれは1の趣味じゃんね☆ミーカミカミカミカ
やる事が決まってきたじゃんね☆
保守ありがとじゃんね☆とっても助かりますじゃんね☆
- 861じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 21:31:31
「ま、とりあえずやる事は決まってきたかな?」
「はい、モモイちゃん。最後の方は聞き取れませんでしたけどトキさんはどんな形であれ自分を犠牲にしようとしています───そんなの私は嫌です」
「そういうこと!……止めなくちゃ、トキを」
やるべき事は決まりました。
【Recommend BGM……〈不屈の覚悟〉】
ハッピーエンドを、誰の犠牲もない聖杯戦争の終わりを。
聖杯そのものをどういう形で処理するかの問題はまだ残っていますが、破壊するにせよ別の方法を選択するにせよ、まずは他のマスター達の願いを調べて、そして彼女達を説得しなきゃいけません。
『エリドゥの防衛システムで私が残してあった物はそう多くないわ。通路を通って強襲すれば、貴女達の戦力なら十分に攻略可能よ』
「会長、まだそんな物あったんですか!?私、聞いてません!……あとで帳簿を一つひとつチェックしながら確認しますからね、一緒に」
『ちょっと待ってちょうだい!ユウカ!あれは前回のエリドゥ建設と同時期に用意した物よ!』
意外な事、というと失礼かもしれませんが、調月会長の焦った声がおかしくて笑いそうになりました。
とても冷静な方とお見受けしましたから、ユウカちゃんとのやり取りはなんだかとても距離感が近くて微笑ましいです。
「でも戦力って事なら……その、トキさんだけじゃなくて……陸八魔さん、とか……伊落さんとか……他のマスターの人との戦いの事も考えなきゃいけないです……」
とはいえユズちゃんの言う通り、説得だけで済むという事はないでしょう。アルさんもマリーちゃんも大切なお友達です。でも彼女達のこれまでの様子から、対話というテーブルに着くまでの過程で戦いが必要になる可能性は決してゼロじゃありません。
「……陸八魔さんについては難しいですね。現状私達が簡単にコンタクトを取れる彼女の周辺を知る人物の手掛かりに欠けます。でもマリーちゃんなら、彼女が聖杯戦争に関わってからの様子をよく知る人物を私達はもう知っています」
ハナコちゃんが少しの間目をつぶって、それから前を見据えてそう言う。
その瞳には並々ならない誰かを想う強い物が宿っています。 - 871じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 21:34:16
「ウイ、それにシスターフッドか」
「ミネ団長……はいないもんね」
「はい。ですから、まずは……ウイさんにコンタクト取ってみましょう、『本丸』のシスターフッドはその後に。午後からならヒマリさんの話以上にしっかり時間をかけてお話♡できる筈です……私の予測が正しければきっとマリーちゃんの願いはそれほど難しい物ではない筈ですから」
マリーちゃんの願い。
私の腕を切り落とすとまで決めて、大切な居場所だったシスターフッドから去ってまで戦いに臨む理由。その理由を調べる為に必要な材料はここ、トリニティに全て揃っているのだという。
「……なら、古関さんへのアポ取りは私達でします」
意気込んだ声がミドリちゃんがあがります。ありがたいお話ですが、ウイさんとは初対面のミドリちゃんが彼女にアポを取るというのはなんだか意外な気がしました。
そんな私の考えを代弁するように、コハルちゃんの口からも疑問の声が出ます。
「ミドリが?いやそのぉ駄目とかじゃないけど、ウイ先輩、人見知りだし……それにトリニティの人だから私かハナコが連絡した方が……」
ウイ先輩へ改めて協力を依頼する、となればある程度見知った間柄の人間がアポ取りをした方がスムーズではあります。
「ありがとう、コハルちゃん。うん、これは私のわがまま。私は戦いではそんなに役に立てないから……せめて褒めてもらえた交渉ぐらい、やれる時にやっておきたいの」
「それに……私達だからお話できること、あると思うんだ……私達は、ミレニアム生だから。学校が違うとか自治区が違うとかそういうの関係なく協力し合おうって……その……アピールとか……えと、」
ミドリちゃん達の意見は一理あります。それにハナコちゃんの話を聞く限り、ウイ先輩も私達とマリーちゃんの事とで板挟みになったりもしてましたから、その事を考えると私達からよりもミドリちゃん達に一度クッションを置いてもらうのもいいかもしれません。
ちらっと、彼女の方を見てみると力強い頷きが返ってきました。 - 881じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 21:46:21
「コハル、ミドリに任せよう。ミドリもユズも、俯瞰的に物が見れる人間だ。きっとウイとの話し合いも上手くいく」
「アズサ……」
「それに心配なら電話口の隣にコハルがいればいい。私もそうだけど、コハルがいてくれたらきっと勇気が出る」
私一人じゃ判断が難しかったので目線で助け舟を頼みましたけど、アズサちゃんはしっかりそれに応えてコハルちゃんの心配をほぐしてくれました。
その言葉に頭の羽をぱたつかせてから、コハルちゃんは振り切るように二人の目を見ました。
「ああもう!すぐそうやって煽てて!……ミドリ、ユズ」
「はい」「うん」
短くて、そしてしっかりと力強い返事。そんな二人の言葉にコハルちゃんは唇を尖らせつつ、でも彼女らしい形でお願いしました。
「その私と……あとハナコも隣にいるから!ウイ先輩、おっきな声とか苦手で!もしその話すの難しいとかなったらいつでも言っていいから……お願いしていい?」
その言葉への二人の返事は言うまでもありません。強い頷きと眼差しに、コハルちゃんも同じように頷きで返していました。
「それと戦力への不安をユズが口にしてたけど、それなら私にアテがある……この後、連絡を取ってみようと思う」
「なら、ウイさんと連絡を取れたら私も以前お世話になったSRTの人達に。特定の自治区を持たない彼女達なら、聖杯戦争に介入しても大丈夫だよね?ユウカ」
アズサちゃんは恐らくアリウスの皆さんに、ミドリちゃんはSRT特殊学園の方への協力依頼をしてくれるのだと言います。片やアズサちゃんの大事な家族でスクワッドチームを組んでいた実力者集団、もう一方は『あの』SRT特殊学園の方です。
もし力になって頂けるならこれ以上ないぐらい頼りになる方々でしょう。
そしてミドリちゃんの質問にユウカさんは少し悩んでから、答えてくれました。 - 891じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 22:02:43
「そうね。自治区側から出せる戦力というのはどうしても限られてしまう。それをある程度クリアできる戦力って事なら貴女達が今名前をあげた彼女達になら頼める筈よ」
『……そういう意味では貴女達が廃墟に拠点を敷いたのは正しかったわね。もしもしミレニアム内にいたまま大型の拠点、そしてそれを守る為の防衛戦なんてしてみなさい。保安部やC&Cを敵に回すところよ』
「こ、怖い話ですね……」
『事実ですから。貴女もよく知ってると思うけど自治区内で命の奪い合い、それも大規模な破壊行為を伴った戦闘なんて……どんな形であれキヴォトスの秩序を敵に回すという話なのよ』
そう考えると本当に今の拠点に移って良かったとしみじみ感じてしまいます。それからアズサちゃんとミドリちゃんの戦力強化の話、そしてそれに対するユウカちゃんの意見を聞いて私の中で一つの考えが浮かんできました。
いいえ、前々から考え自体はありました。
ただ頼っていいのか、縋ってしまってもいいのか。何よりあの人を巻き込んでしまっていいのか。
それに悩んでしまっていました。
でも、私一人の力じゃ駄目なんです。皆で一緒にやるように、少しでも力が借りられるなら。
『彼』を頼るという『選択』をすべきなんじゃないかと想うんです。
縺昴l縺ッ、繧、繧ア繝翫う繝ィ。縺イ縺オ縺ソ繝√Ε繝ウ
「あとはそうですね、私!せん『いい時間かしら?』……調月会長?」
縺翫d?
…… 繝倥ぉ。 - 901じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 22:54:38
『もうすぐお昼になるわ。今のうちに各方面への連絡は済ませてしまいましょう』
意気込んで、彼を頼ってみませんかとみなさんに聞いてみようと思いましたけど、よくよく考えれば結構な時間話し込んでしまいました。見れば時計の針も11を指しています。
「……では私達も一度部屋を出ましょうか?セイバーさん、後をお願いします」
「任された。君達もよろしく頼むよ」
「ああ。吉報を待っていてくれ」
「それじゃあ……あ、あの……し、失礼します……!」
調月会長の一声もあってか、みなさん病室を出てそれぞれが連絡をしにいかれました。
あとに残っているのはセイバーさんと私。モモイちゃん達とユウカさんに調月会長、それから。
『我も一度席を外そう。午後から合流するにせよしないにせよ、こちらで出来る事をしておく』
「拠点周りの安全確保かい?キャスター」
『うむ。野良のオートマタもそうだが、ある程度、奴らの動きも読めた。後は虱潰しとなるが、お前達が帰ってくる前にもう少し候補を絞るとしよう』
タブレットのビデオ通話越しに話をしておられたキャスターもそう言って通信を切られました。
なので、午後からの動きはこの病室内のメンバーで練ろうかと声をかけようした時。
「……んー、アズサ達も席外すみたいだし、私達も一回外に出てよっか?アリス」
「はい!アリスとモモイで一緒に病院内を探検です!」
次はモモイちゃんからそんな言葉が出ました。
「いえ、あのよかったら、モモイちゃん。このまま病室にいてもらっても……」
てっきり部屋にいてくれると思った彼女の意外な言葉に対して、恥ずかしながら少しばかり弱音のような声が出てしまいます。
でもモモイちゃんは優しい目で、けれど毅然と私に告げました。
「駄目だよヒフミ。今はキャスターいないから、みんながいる時ならまだしも、セイバーさん一人で四人を……ってなったら大変でしょ?いい時間になるまでちょっと時間潰してくるよ」 - 91二次元好きの匿名さん24/09/19(木) 23:12:04
文字化け!?何かの干渉か...?
- 921じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 23:20:26
モモイちゃんが病室を出ようとする意図は理解できました。でもだからこそ、彼女の言う万が一が怖い。
「それならなおさら……!」
何故ならマスターなのは私だけじゃありません。モモイちゃんだってマスターなんです。トリニティは安全です。この病院だって自治区の中心部にあります。こんな昼間からいきなり奇襲をしてくる陣営があるだなんてそうは思えません。
それでも、マスターがサーヴァントを連れずに一人で歩くなんて。
もしも彼女に何かあったら。
───みんなで一緒に、『ハッピーエンド』を目指せばいいんだよ。
マスターの中でただ一人、私に向き合って、私の願いに賛同してくれて、思い詰めた私を支えてくれた。そんな大切なお友達に何かあったらと思うと、不安で胸が激しく早鐘を打つ。
どうかこのままこの場所に、目に見える場所に。
彼女を引き留めようとなんとか冴えた理由を自分の中で必死に考えていると、そんな私の内心をお見通しのように彼女は破顔した。
「大丈夫、大丈夫だよ、ヒフミ。ほら、こっちにはアリスもついて来てくれるからさ……ミネ団長の事、散歩がてら聞いてくるね」
「……はいっ!アリスがいれば!モモイに危険な目なんて合わせません!アリスが必ず守ります!」
大丈夫だよと、そう言って左手で私の右の手の甲を撫でるモモイちゃん。そしてそんな彼女から信頼の眼差しを受けるアリスちゃんも、私だけじゃなくまるで自分にも、世界にも言い聞かせるようにしっかりと宣言してくれました。
そんかお二人の顔を見て、思わず下唇を噛んでしまいます。
「……分かりました、よろしくお願います。でも、無理だけは……」
不安は、あります。アリスちゃんは強い。私なんかよりずっと。セイバーさんの見たてならご自分を相手取っても宝具抜きなら十分にいい勝負が出来る、と。それに大切な仲間なんです。コハルちゃんにアズサちゃんがそう言ったように、任せられるところは任せて、一人でするのではなくみんなで。
そう自分を納得させて、なんとかそんな言葉を吐き出しました。 - 931じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 23:27:33
「しない、しない……そんな心配そうな顔しないで、ヒフミ。ヒフミは私達の、私の希望なんだからさ。しっかり笑ってて!」
にっと笑う彼女につられてしまう。あどけないのに快活で、夏の空のように澄み渡る大輪。
病は気からとはその逆も然りというのでしょうか。体が本調子じゃないのもあってどうにも気持ちまで悲観的になりそうなところを、彼女の笑顔を見ていると胸の痛みも落ち着いて、掻きむしりたくなる不安すら緩く解けていきました。
そんな私の様子を見たからでしょう。アリスちゃんもまた同じように、私を安心させるように言葉を尽くしてくれます。
「アリスはヒフミの笑った顔が大好きです!……聖杯戦争は辛い事、苦しい事がたくさんあります。それでもヒフミとモモイに、アリスは笑っていてほしい……心配しないで下さい、今だけじゃない、これからも……最後まで。モモイは必ず守ります!」
好きだよ、大丈夫だよ。その言葉に込められたたくさんの愛情に、右手を胸の前でぎゅっと左手で包むように握りしめる。こんな大切なお友達が傷つかなくていいように。聖杯戦争でこれ以上悲しむ人が生まれないように。その為にハッピーエンドを目指すんだと、改めて私の中でその意思が強くなります。
「それじゃ!行ってくるね!」
そう言ってから二人は部屋を出ていく。その後ろ姿は眩しいぐらい明るくて、その足取りは踊るように軽やかで。二人手を繋いで、ミネ団長の事を調べに行ってくれました。
そうして残ったのは四人だけ。
そしてその時になって、漸く。しばらく静かだった彼女が。
『いいタイミングね、他の子に聞かせて無駄な不安を抱かせるのは私も不本意だから』
「調月、会長……?」
ミレニアムの中枢、セミナーの代表者。調月リオ会長は私の方を向いてから。
『阿慈谷ヒフミさん。先生へ協力を要請するのはやめておきなさい』
そう言った。 - 941じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 23:53:23
【Recommend BGM……〈暗雲を払え〉】
「あの……それはどういう……?」
このキヴォトスで『先生』と呼ぶのなら、それは『彼』の事だ。
シャーレの先生。補習授業部の事も、アズサちゃんの事も、アビドスのみなさんの事も、今まで私達を何度も助けてくれた『信頼できる大人』。彼と会って話したどの生徒に聞いたって、本当に困ったのなら彼を頼るべきだと助言されると思います。それぐらい素敵な方です。
その彼に協力を依頼するな、と彼女は言った。
『悪し様な推測は……貴女はしない、か。でも一応言っておくけれど、私がシャーレの先生に協力を依頼するべきじゃないというのは何も内心の含み、彼と敵対関係にあったからとかそういうのじゃないわ』
それは確かに先ほどのお話にもありました。でも彼女はその時に『注意をされた』、確かにそう仰いました。それはきっと彼女と先生の関係はそういう事で、だからそういった意味で調月会長が先生の協力を拒否するだなんて思いません。
何より、調月会長は聡明な方です。一つの自治区の代表者である生徒会長に、それもあのミレニアムの会長に選ばれた女性。なら私に理解できないその言葉にもきっと大事な意味があると思いました。
私は無言で続きを待ち続けます。
『……そうね、これはあくまで推測よ。それも経験則に基づいた、ね』
それに彼女は歯切れの少し悪い前置きをしてから、話始めてくださいました。
『シャーレの先生はこれまでも多くの問題を解決してきた。能力も人格面も、これ以上ないほど我々が抱えている事態の解決に……ただ、それでも彼を聖杯戦争に介入させるべきじゃないと私は思う。勿論政治的な配慮というもっともらしい理由もあるわ』
ただそれだけでは納得しないでしょう、と彼女は確認するように尋ねてくださったので、ゆっくりと頷きを返す。政治的な配慮、というのも何も自治区への内政干渉だとかそういう話ではないでしょう。そもそも彼の立場は連邦生徒会直轄の連邦捜査部という『超法規的機関』の顧問。自治区の内外を問わない活動が保障されている。ならその政治的な配慮というのはもっと複雑か、或いは本当に建前だけの物でしょう。確かにそれを聞いても私は納得しがたい。だからこそ彼女は。 - 951じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/19(木) 23:58:29
『……さっき言った、推測。それはあのヒマリがシャーレの先生をこの事態に至っても協力を要請していない事実を逆算して至った結論よ』
私には分からない内容ではありますけど、建前ではなく本音でしっかりと語ってくれます。
『先生に知られてはいけない、或いは先生を介入させてはいけない理由をヒマリは知っている』
明星ヒマリさん。ユウカさん達が言うには『全知』というミレニアムの名誉学位を授与された天才。
そして調月会長とは長い付き合いのようです。そんな彼女の行動から調月会長は違和感を感じ取った。見れば、ユウカさんも少し困惑したようで、困った顔をされています。それは信じていないとかではなく、まるで言われてみればと言わんばかり。
『それが分かるまで、私達は先生に直接的な協力を依頼するべきではないわ』
私は明星ヒマリさんをよく知りません。彼女が何を思ってどんな風に行動して、そして今トキさんと敵対しているのか。それを読み解くのは無理があります。でも二人は、明星さんの為人を知っていてこれまで一緒に過ごしてきた彼女のお友達の調月会長やユウカさんは、彼女の行動に意味があると考えている。明星ヒマリは先生に協力を頼まなかった、頼めなかった。その理由が分かるまでは大々的に動くべきではないと、考えている。
『もっともこれはあくまでも、私の推測。それもここでは提示できる根拠に乏しい……ともすれば妄想。信じてと、そう言う他ないわ』
そう締めくくると私の返事を待たずに彼女、というかアバンギャルド君はキャタピラを動かしだす。
『行くわよ、ユウカ』
「へ?いえ、あのリオ会長、どちらへ?」
慌てるユウカさんを気にせずアバンギャルド君は病室の扉を開けながら決まってるでしょと言う。
『もうお昼よ?阿慈谷さんも含めてお昼を用意しなくちゃいけないわ』
アバンギャルド君は介護や買い物補助でも需要がある程度には凡そ万能よ、とそう言って彼女はユウカちゃんを連れて部屋を出て行ってしまわれました。 - 961じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/20(金) 00:13:38
【トリニティ自治区・某所病院/通路】
きゅらきゅらと、ゴムがリノリウムの上を転がる音に続いて、控えめな声が機械に掛けられた。
「あの……会長、さっきの話は……?」
その言葉に調月リオは振り向かずに答えた。
『情報が確定していない以上、私から言える事はないわ……でも、もしそうなのだとしたら。私達が本当に必要なのは、私のやるべき事は探偵役じゃない。滝壺の底にこそ求めるべき物はある』
「会長……一体何を?」
解答は拒否、そしてあまりにも抽象的過ぎた。それを、それで良いとリオは内心で安堵する。
己の推理が正しいのならばどの道、手遅れなのだから。
『マーリン、だったかしら。三つ目の秘密……なるほど、よく言った物ね。確かにこの秘密はあまりに重すぎる。私の予測のどちらが正しかったとしても……もしくはどちらも正しかったとしても。その事実は彼女達を傷つける』
だが、と内心で考える。果たしてその推測は本当に正しいのだろうかと。少なくとも自分がマスターに選ばれなかった理由が、そして他ならぬ『彼女』が選ばれなかった理由が不明であり、だからこそリオの推測には反証の余地がまだ残っていた。
『……ユウカ、貴女がどういう決断をするのか。それは好きにすればいい。少なくとも今言っても私も貴女も同じ結論にしか至らない』
彼女にとってそれは事実だった。早瀬ユウカはたとえ今、何を知ったとしても阿慈谷ヒフミと才羽モモイの味方をする。アリスの時と同じで、そして今度はリオもそうだった。だからリオの推測を語る必要はないと、彼女は結論を自分の中で下した。
『……ただもしも、この戦いで彼女達が倒れたのなら……そうね、その時は』
それでもその一言に踏み込んだのは早瀬ユウカという後輩への信頼からだろう。ハッピーエンドが叶わなかったその先で、もしもそうなってしまったのなら。これ以上の犠牲を出さない為に。
『───私はトキの意思を継ぐわ』
彼女はそう、宣言した。 - 971じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/20(金) 00:15:48
- 981じゃんね☆◆cbItSHG.3g24/09/20(金) 00:25:54
あー……まぁ……いや好きだしここ逃すと暫く機会ないけど……でもなぁ……
と、とりあえずまた原作読み直してくるじゃんね☆
というわけで今日はおしまいじゃんね☆
なんとか……なんとかキリのいいとこまでいけたじゃんね……☆
そろそろ煮詰まってきたから次のステージ書いてくじゃんね☆
あと上のレスは元々23時ぐらいに投下する予定だったからよく見たらモモイ達がジュース買いに行くっていう当初の予定通りになってるじゃんね☆
正確には病院内を散策がてらミネ団長の情報収集じゃんね☆
しばらく投下できずだったのに待ってて下さった方、本当にありがとうございました!今週土曜までをなんとか乗り切ったらひと段落なのでそこまでお仕g……授業頑張るじゃんね☆
明日も夜9時ぐらいになるけどよかったら覗きに来てやってくださいな!
ではではみなさん、おやすみなさい……じゃんね☆
ちょっとどうしようか考えて、久々の文字化け演出じゃんね☆
やばい思って出張ろうとしたけど、結果的にリオちゃんのファインプレーで事なきを得たじゃんね☆
さすリオ☆