アフィリエイト広告でオンラインカジノに勧誘した疑い 34歳女逮捕
広告を出して宣伝した側が、その成果に応じて報酬を受け取る「アフィリエイト広告」で、海外のオンラインカジノに利用客を勧誘したとして、埼玉県警は19日、大阪市淀川区の飲食店従業員伊達智美容疑者(34)を常習賭博幇助(ほうじょ)の疑いで逮捕したと発表した。「オンラインカジノとアフィリエイトの契約をして、客を勧誘することが違法とは思わなかった」などと容疑を否認しているという。 県警によると、オンラインカジノのアフィリエイト広告に関する同容疑での摘発は、全国初という。 保安課によると、伊達容疑者は2023年11月4日~12月25日、動画配信サイトなどで海外のオンラインカジノ「ベラジョンカジノ」の広告を掲載し、大阪市内の男ら不特定多数の人物にカジノの利用を促した疑いがある。 伊達容疑者は、カジノの運営者側と契約を結び、インターネットの動画配信サイト「You Tube」上に広告を掲載。広告を介してカジノを利用した人がいた場合に、運営者側から報酬を得ていたという。伊達容疑者は、ほかにも複数のオンラインカジノと契約を結び、過去1年間に約550万円の報酬を得ていたとみられるという。 県警は23年4月、サイバーパトロールで伊達容疑者がオンラインカジノに関連する動画を投稿していることを確認し、捜査を進めていた。(浅田朋範)
朝日新聞社