外務次官、中国大使に「深刻な憂慮」伝達 邦人児童襲撃
外務省の岡野正敬次官は18日、中国の呉江浩駐日大使を外務省に呼び出し、同日朝に中国広東省深圳市で日本人学校に通う男子児童が男に襲われ負傷したことを巡り「深刻な憂慮」を伝えた。
岡野氏は再発防止の観点から適切な対応を求めた。中国全土の日本人学校の周辺などの警備強化、邦人の安全確保に万全を期すよう訴えた。
呉大使は「事件が起きたことは心が痛ましい」と語った。現地の日本人をはじめとする在留外国人の安全確保の強化に努めると回答した。
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中国南部の広東省深圳市で2024年9月、日本人学校に通う10歳の男児が男に刃物で刺されて死亡。同年6月にも江蘇省蘇州市で日本人母子が切り付けられるなど、邦人を襲撃する事件が相次いで起きています。最新のニュース・解説をまとめています。