維新・藤田幹事長、旧文通費からの寄付60万円を不記載
東郷隆
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日本維新の会の藤田文武幹事長が代表を務める「藤田文武後援会」が、藤田氏からの寄付60万円について、2021年の政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかった。藤田氏の事務所によると、国会議員に月100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文通費)からの寄付を記載していなかったといい、「事務的なミス」としている。
この問題は文春オンラインが11日に配信した。旧文通費の使途を独自に公開している党ホームページによると、藤田氏は20年と21年に計450万円を後援会に寄付。ただ、後援会の政治資金収支報告書では、両年の藤田氏からの寄付額は計390万円だった。事務所によると、21年3月に藤田氏が寄付した60万円を記載していなかった。
旧文通費は国会議員に月100万円支給され、使い道を明らかにする必要がない点などが問題視されている。6月までの通常国会でも使途公開などの改革は見送られた。(東郷隆)
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- 東郷隆
- 東京社会部|国土交通省担当
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