蒲島前知事 熊本大から「名誉フェロー」の称号贈られる
熊本県知事を4期16年務めた蒲島郁夫前知事に熊本大学から大学運営に顕著な貢献をした人に授与される「名誉フェロー」の称号が贈られました。
蒲島前知事は熊本地震や令和2年7月豪雨からの復旧・復興や、台湾の半導体大手、TSMCの誘致などにあたり、県政史上最長の4期16年知事を務め、今月15日に退任しました。
30日は熊本大学の小川久雄学長が蒲島前知事に「名誉フェロー」の称号記を贈りました。
TSMCの進出にともない半導体関連人材の育成で大学と県の連携強化を進めたことなどが評価されたということです。
また、蒲島前知事は再来年の3月末までの任期で、大学の「参与」も務めることになり、おもに大学の半導体分野の事業で助言を行うということです。
小川学長は「大学の教育や研究に造詣の深い蒲島前知事におもに半導体分野のプロジェクトでお力添えをいただけることを期待しています」と話していました。
蒲島前知事は来月から、東京大学の先端科学技術研究センターでもフェローを務めることになっていて、「東京大学には半導体の専門家が集まっています。今後も熊本大学と情報交換を行い、半導体を通じた熊本の発展に貢献していきたい」と話していました。