レバノンでまた一斉爆発、ヒズボラ無線機 1人死亡・100人超負傷

レバノンで新たな通信機器爆発、ヒズボラ標的か 3人死亡との情報
レバノン治安筋などによると、首都ベイルート近郊や各地で18日、イスラム教シーア派組織ヒズボラ戦闘員が使用していた通信機器が一斉爆発した。レバノン・シドンで同日撮影(2024年 ロイター/Hassan Hankir)
[ベイルート/ドバイ 18日 ロイター] - レバノン治安筋などによると、首都ベイルート近郊や各地で18日、イスラム教シーア派組織ヒズボラ戦闘員が使用していた無線機が一斉爆発した。
レバノン保健省は、少なくとも1人が死亡し、100人以上が負傷したと発表した。国営通信などは当初、少なくとも3人が死亡、数十人が負傷したと報じていた。
イスラム組織ハマスの幹部は、レバノンに対する継続的な攻撃はイスラエル政府に責任があると非難している。
レバノンでは17日にもヒズボラの戦闘員らが利用していたポケットベルの爆発が相次ぎ、子ども2人を含む12人が死亡、3000人近くが負傷した。 もっと見る
18日に起きた爆発のうち少なくとも1回は、17日の爆発で死亡した人々の葬儀が行われていた会場付近で発生した。
治安筋によると、ヒズボラはこの日爆発した無線機を5カ月前に購入。17日に爆発したポケットベルの購入とほぼ同時期という。
レバノンは17日、通信機器の一斉爆発をイスラエルによる攻撃と非難し、報復を示唆。18日にはイスラエルの砲兵陣地をロケット弾で攻撃したと発表した。

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