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兵藤 恵昭

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この過程には、フランスやイギリスそしてアメリカ植民地と先住民諸部族との錯綜した利害をめぐる抗争も絡んでいた。けれどもアメリカ合州国には、それらすべてを漂白する建国神話がある。初期のニューイングランド植民地、プリマス植民地、バージニア植民地等々に相通じるものだが、本国イギリスで宗教的迫害を受けた清教徒たちが、迫害を逃れ信仰の自由を求めて、旧約聖書の「出エジプト」になぞらえられる大西洋越えの試練を経て、かの地に「新しいイスラエル」を築く。そしてそこを「世界から仰ぎ見られる丘の上の街」にするという、『旧約聖書』の記述に基づく崇高な使命の神話だ(詳しくはロバート・N・ベラー『破られた契約、アメリカ宗教思想の伝統と試練』未来社、1983年を参照)。建国から約150年でアメリカ合州国はじっさい「世界から仰ぎ見られる国」になったのだが、この建国史のうちには先住民の存在する場は一切ない。