法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

弁護士の太田啓子氏による投稿をめぐる裁判で、「暇アノン」という呼称に違法性はないと認められたとのこと

 仁藤夢乃氏が判決の要旨と判決文の抜粋で報告していた。まだ地裁の段階だが、公開されている情報から考えるかぎり、暇な空白氏が全面的にくつがえすことは難しそうに感じられる。

 蛍光色で強調されているように、暇な空白氏が「ナニカ」という呼称を提唱して陰謀論を流布したことで、判決は「それが陰謀論に属するという見方が、批判的な言論として許容される範囲を逸脱するとまではいえない」と断じている。
 先日にエントリで書いたように、私自身は「Qアノン」という原点からはなれすぎていることもあり、積極的につかってはこなかったが、特に差別的な含意があるわけでもなく止める必要があるとも思っていない。
「暇アノン」は存在しない、ただ個人がいるだけだ - 法華狼の日記
 そして裁判所も、社会的評価をさげることになってでも根拠のある批判であれば許容される呼称だと判断したようだ。


 また、どうやら暇な空白氏や周辺の言動全般を指す言葉と認められ、Colaboの話題と直結する呼称とは認められていない。「暇アノン」という呼称がさまざまな場面でつかわれているのを見かけるので、妥当な解釈だろうと思える。