8月の資金流入額、運用会社別首位は三菱UFJアセット
国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の8月の資金動向(推計値)を運用会社別に集計したところ、資金流入額のトップは三菱UFJアセットマネジメントの4219億円だった。首位は15カ月連続。
同社が運用するインデックス型(指数連動型)で低コストの「eMAXIS Slim シリーズ」のうち、「全世界株式(オール・カントリー)」と「米国株式(S&P500)」の2本に合わせて2700億円を超える資金が流入した。ただ、8月上旬に株価が暴落した局面で一定の解約があったとみられ、この2本の合計額は7月の4200億円程度と比べて減少した。
2位はアライアンス・バーンスタインの1075億円。「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」へ推計で795億円の資金が流入した。前月の1600億円超と比べると半減した。
一方、資金流出額が最も大きかったのは、ティー・ロウ・プライス・ジャパンの85億円だった。「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド<愛称:アメリカン・ロイヤルロード>」などから資金が流出した。
(QUICK資産運用研究所 近藤拓人)
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