須田慎一郎・金融コンフィデンシャル

自民党青年局の過激ダンスショー懇親会「まだまだ表に出ていないヤバい話が…」 責任取らない地方組トップ・細田善則議長

自民党和歌山県連が主管した会合後に行われた懇親会。ステージ上には複数の女性ダンサーの姿が見える(一部画像を処理しています)
自民党和歌山県連が主管した会合後に行われた懇親会。ステージ上には複数の女性ダンサーの姿が見える(一部画像を処理しています)

「実を言うと、例の和歌山過激ダンスショーに関して言えば、まだまだ表に出ていないヤバい話がいくつもあるんです。この一件はかなり根深い問題を抱えていて、党幹部も頭を抱えています。場合によっては、連立パートナーの公明党にも飛び火しかねないのです」

自民党所属の有力国会議員が、声を潜めてこう言う。

昨年11月に開催された自民党の「青年局近畿ブロック会議」の終了後にセッティングされた「懇親会」の顚末(てんまつ)については、ここでもう改めて語る必要もないだろう。いずれにしても、このトンデモ懇親会の責任を取るかたちで、自民党の藤原崇青年局長と中曽根康隆青年局長代理の2人が辞任に追い込まれた。

「しかし、本来だったら、その2人とともに辞任しなければならないはずの人物が、その責任を負っていないのです。自民党執行部もそのことを認識していながら、見て見ぬふりをしているとしか思えないのです」(自民党の中堅議員)

その人物とは、都道府県支部連合会青年局の細田善則中央常任委員会議長(埼玉県会議員)のことを指す。

「自民党の青年局は、中央、つまり国会議員組と、地方、すなわち地方議会議員組の二本立てとなっている組織なのです。国会議員組のトップは青年局長で、地方組のトップは中央常任委員会議長です。そして、この両者は同格とされているのです。従って本来なら、細田議長も藤原青年局長と一緒に辞任しなければならない立場なのです」(前述の自民党中堅議員)

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