↑のつづき。
せっかくなので、勝浦の町を歩いてみた。
知らない町を歩くのは楽しい。
最近は山の方に行くことが多かったが、
海の町もまた独特の雰囲気がある。
風に混じる潮の香りが心地よい。
朱い橋の下には謎の祠。
どなたが祀られているのだろうか。
謎の石段と手水舎を発見。
調べてみると、面白そうな神社だった。
登ってみる。
小高い場所には狛犬。
向こうには朱い鳥居。
狛犬から見る景色。
だいぶ急な石段を登ってきた。
さらに登る。
たどり着いた。
小さな祠。
『月夜見神社』
鎮座地 千葉県勝浦市沢倉
創健 不明
祭神 月夜見命(ツクヨミ)
近隣の7つの村の総鎮守である
瀧口神社の摂社に
月夜見神社が名を連ねているが、
この神社のことだろうか。
月夜見命は穀物の起源として語られ
海の潮の満ち引き滄海原(アヲウナハラ)
の潮の八百重(シホノヤオヘ)を
支配している神です
神名の「月を読む」とは
「暦を読む」の意として
農耕や漁業の神様として
信仰があります
この地域ではいつの時代からか
縁結びの神様としての信仰も厚く
地元の人からは
「縁結び神社」との愛称で
呼ばれています
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このスペースには、
元は社殿が建てられていたのかもしれない。
勝浦(かつうら)と桂(かつら)は
元は同じ言葉とも云われている。
桂と言えば月。
日本では「月で兎が餅をつく」と言う。
その話の元になった中国では、
「月の兎は月桂樹の葉を臼でついて、
不老長寿の薬『月桂丸』を作る」
と云われている。
大社も良いが、こういう神社は大好きである。
とても素敵な神社だった。
ここから見る月は、
さぞ綺麗なのだろうな。
帰り道。
バス停の本数の少なさがまた良き。
『ひさご食堂』さんで勝浦タンタンメンを
食べてみたが、とても美味しかった。
50年はつづくお店のようだ。
こういう雰囲気のお食事処大好きだ。
店名が『ひさご(瓢)』というのも
最高である。
中秋とは、旧暦の8月15日が
ちょうど秋の真ん中であり、
一年を通して
最も月が綺麗に見えるのだそうな。
十五夜には元々「収穫前の稲穂」を
縁起物として飾る。
豊作の象徴である稲穂は、
月の神様を招く依り代。
現在のお月見で飾られるススキは
稲穂の代用である。
ススキも月見団子も、
月と穀物神『月読尊』に
収穫できたことを感謝を捧げる
古代からの風習。
また、古代の日本人は海洋民族であり、
月を大切にしてきた。
大昔からの月信仰と中国の風習が
まざりあって現在の中秋の名月のカタチに
なったとも言える。
さてさて、
この後、勝浦から電車で移動した。
下車した駅名は
『御宿(おんじゅく)』。
宿を取るにはもってこいの地名である。
しかし、この周辺には
ツクヨミを祀る神社の多いこと🌛
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なんだか探検してる気分になりました。
千葉にはツクヨミ様の神社が多いんですね。
土地によって祀られている神々が違うのは興味深いです。
ゆう
2024-09-18 06:23:01
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