給食費浮かせ約800万横領 学校栄養職員を分限免職処分

福島県教育庁は、学校給食の食材費を故意に浮かせて余らせた経費およそ800万円を横領したとして、郡山市の小学校の42歳の学校栄養職員を民間の解雇にあたる「分限免職」の処分にしました。

13日付けで分限免職の処分を受けたのは、郡山市の市立小学校の馬場美帆学校栄養職員(42)です。

県教育庁によりますと、馬場職員は以前勤めていた市内の別の小学校で、2つの年度にまたがって、給食の食材費を故意に切り詰めて経費を浮かせ、余らせた798万円余りを学校の口座から現金で引き出し横領したということです。

後任の職員が使いみちが分からない経費などがあることに気付いて発覚し、馬場職員は「旅行やペットの飼育代などの支払いに使った」と横領を認めて、全額を返金したということです。

県教育庁は当時、監督する立場にあった校長を減給3か月、教頭を減給1か月の処分としました。

これとは別に自分の勤務を記録した書類を改ざんして残業手当46万円余りを不正に受給したとして、浅川町立浅川中学校の辻川弘毅主事(31)を13日付けで懲戒免職の処分にしました。

また、交通死亡事故を起こした県立高校の40代の男性教諭を減給3か月の処分としました。

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