2017年入社/阪急阪神ホールディングス(株) グループ経営企画室 経理部
経済学部卒業
井上 蒼生(Inoue Aoi)
これまでの経歴
- (株)阪急阪神ビジネスアソシエイト 経理事業部 阪神電気鉄道単体決算担当
- 会計・税務(法人税、事業税、住民税)・管財(固定資産管理)・開示(計算書類)など阪神電気鉄道の単体決算業務を担当。
- 阪急阪神ホールディングス(株) グループ経営企画室 経理部 連結決算担当取材当時
- 連結精算・分析・開示などの連結決算業務に携わる。
- 阪急阪神ホールディングス(株) グループ開発室 DXプロジェクト推進部 データ分析ラボ
- グループ各社の顧客データをビジネスに活用するための企画・提案や、データに基づく施策実行支援を担当。
現在の仕事
長期ビジョンの実現に向け、グループ経営を財務面からサポートするのがミッションです。主な業務は3つあり、グループ各社がさまざまな法令や会計規則に従って作成した決算報告をもとに連結上の調整などを加え、連結財務諸表を作成する「精算業務」。各事業セグメントの営業成績について、事業内容や市場動向などを踏まえた緻密な分析を行い、社内外に説明する「分析業務」。証券取引所の規程による決算短信や金融商品取引法に基づく有価証券報告書・四半期報告書を提出する「開示業務」を担っています。また、会計基準の制度変更や組織再編などの特殊案件に対応することも重要な役割です。
仕事のやりがい
経理は配属当初から経理の専門家として、各社・各部署からの問合せや相談に対応しなければならない仕事です。経理の専門知識を習得するのはもちろんのこと、都市交通事業をはじめ、不動産事業などの多岐に亘る事業スキームを正確に把握することも必須です。そのため、単体決算担当ではその会社全体の取引を、連結決算担当ではグループ全体の取引を把握できるので自身の知見が広がりますし、経理面から事業推進の意思決定に携わることができるため、非常にやりがいを感じています。また、各社・各部署や監査法人・税理士など多くの関係者と折衝を行う難しさもありますが、その分、結論を導き出せた瞬間は大きな達成感があります。
未来に向けて挑戦したい事
将来は予算や業績管理などの業務を通して、グループ経営に貢献できる人材に成長したいと思っています。経理部門には大規模プロジェクトやM&Aなど、企業グループの重要な経営情報が集約されますが、私は入社3年目までは阪神電気鉄道の会計・税務の視点で、現在は阪急阪神ホールディングスグループの連結会計の視点で、これら複雑な案件における経理的課題を解決し、事業推進をサポートしてきました。今後も特殊案件に積極的に挑戦し、経理としての専門性を高めると同時に経営環境の変化や競合他社など経理以外の視点からも物事をとらえ、グループ経営を担える人材にステップアップしたいです。
学生へのメッセージ
就職活動期間は人生と向き合う大切な時間だと思います。就職はこれから先、約40年の人生に影響を与える大きな選択です。自分にとって幸せとは何か、将来どんな人間になりたくて、どんな人生を送りたいかなど、真剣に考えさせられました。答えは簡単には出ませんし、心が折れそうになることもあります。しかし、真剣に考え抜いた経験は貴重であり、自信にもつながります。志望する企業に素直な想いを伝え、悔いのない選択をしてください。それともう1つ、先入観にとらわれず、さまざまな人や企業を知ることも大切です。新たな価値観や多業種のビジネスの仕組みを知ることができるのは、この時期だからこそ。今思い返しても有意義だったと感じています。
1日のスケジュール
9:00 | 出社、メールチェック |
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10:00 | チームミーティング |
11:00 | グループ各社からの相談対応 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 各社報告資料の確認 |
14:00 | 新会計基準などの情報収集 |
15:00 | 監査法人と打合せ |
16:00 | 連結精算仕訳の検討や社内報告資料の作成 |
18:00 | 退社 |
私のマストアイテム
連結精算仕訳などの社内資料や有価証券報告書など外部に開示される資料を作成し、数値や文章に誤りがないかチェックする際に欠かせないのが【蛍光ペン】です。チェックした箇所に蛍光ペンで点を打つのですが、この点を担当内で「ポチ」と呼んでいます。作成資料の根拠となる資料にもポチをするので、膨大な根拠資料がある中でどの箇所を参照しているかひと目でわかり、とても便利です。テレワークが推進される昨今、電子上でポチをする日も近いかもしれません。
プライベート
社内の若手を中心に月1回程度、野球をしています。人数も多く、練習では2チームに分けて試合をしますが、声を出し合い、大盛り上がり。メンバーはさまざまな部署から集まっており、仕事、プライベートを問わず近況を報告するなど、部署をまたいだつながりがあります。写真は初めて草野球大会に出場した時のもの。メンバーもまだまだ募集中です!
※社員の所属や掲載内容は、2020年取材時のものです。