2014年入社/阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 交通プロジェクト推進部
工学研究科 都市社会工学専攻 修了
矢野 賢(Yano Satoshi)
これまでの経歴
- 阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 運輸部 京都線運輸課
- 車掌、運転士研修生として教習所での机上教育、現場研修を経験。都市交通事業の根幹を学ぶ。
- 阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 技術部
- 保線部門にて線路巡視業務・軌道不良箇所の補修・軌道改良工事などを担当。土木部門にて行政からの委託工事を担当。鉄道と道路の立体交差工事の設計に携わる。
- 阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 交通プロジェクト推進部取材当時
- 連続立体交差事業、駅改良事業、新線事業を担当し、事業化検討・事業の深度化における設計業務などに携わる。
- 阪急設計コンサルタント(株) 工事監理部
- 淡路駅周辺連続立体交差工事等の工事監理業務を担当、現場にて安全な工事の推進に貢献。
- 阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 技術部 土木技術担当
- 連続立体交差工事(淡路連立工事・摂津連立工事)の設計・工事を担当。
予算管理・行政協議・設計者・施工者(ゼネコン)との調整等、多岐に渡る業務を実施。
現在の仕事
連立事業・駅改良事業、新線事業など、鉄道に関する大規模プロジェクトの計画立案から事業化に向けた検討を実施しています。事業計画策定・事業費の算出・事業効果の検討など、検討内容が多岐にわたるため幅広い知見が求められ、特に事業計画策定については高度な技術的知見が必要となり、日々技術力を身につけながら業務に励んでいます。また、事業化に向けては行政をはじめ、社内や設計業者など多くの関係者との密な連携が必須のため、打合せを通じて新たな知識を習得しています。
仕事のやりがい
交通プロジェクト推進部の業務の多くは、20年後・30年後の将来に向けた事業検討です。将来に向けて当社沿線に何が求められるのか、社会情勢はどのように変化するのかなどを考えながら事業を検討することが難しい部分であり、かつ面白い部分でもあります。社内外の関係各所や行政までが絡むプロジェクトなので全員が同じ方向を向くことは難しいですが、リーダーシップを持って話し合いを重ねながら調整に臨んでいます。簡単な仕事ではないからこそうまくいった時にやりがいを感じますし、自分が一から携わったものが形になる面白みを実感しています。
未来に向けて挑戦したい事
新駅事業に携わりたいと考えています。駅は周辺地域の「顔」であり、魅力的な駅は魅力的な地域、ひいては魅力的な沿線につながります。また、新たに駅をつくるとなれば駅周辺のまちを変えるだけのインパクトもあります。新駅事業と周辺のまちづくりを官民連携で行うことでその効果を最大限に発揮させ、沿線に住みたいと思う方を増やすことに貢献したい。お客様にとって利用しやすい駅であることはもちろん、それ以上の効果、例えば魅力的な外観や周辺との調和、環境面の配慮などを創出し、「やっぱり阪急、さすが阪急」と思われるような駅をつくりたいです。
学生へのメッセージ
私が働いて感じたのは、最初に興味を抱いていた業務以外にも、やってみると楽しいこと、やりがいがある仕事がたくさんあるということです。私は入社当時から鉄道プロジェクトにかかわりたいと考えていましたが、運輸部や技術部の業務に携わった時にも大いにやりがいを感じることができました。当社はさまざまな業務や人にかかわる機会が多いので、実際に仕事をして改めて自分の可能性や興味、やりがいに気づくことがあると思います。今、興味があることから少し視野を広げ、ぜひさまざまなことに興味を持ってチャレンジしてください。
1日のスケジュール
8:30 | 出社 |
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9:00 | メールチェック |
10:00 | 行政との打合せ |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 他部署との打合せ |
16:00 | 資料作成など |
18:30 | 退社 |
私のマストアイテム
【図面】です。鉄道プロジェクトの具体化を検討する際、線路や駅の既存・改良図面を基に議論する機会が多く、時には自ら図面を作成することもあります。
プライベート
最近、娘が生まれたので、もっぱら娘と戯れています。まだ小さいので近場にしか行けないですが、大きくなったらいろいろな所に連れていきたいですね。
※社員の所属や掲載内容は、2020年取材時のものです。