2014年入社/阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 電気部 電力課
工学研究科 電気・情報系専攻 修了
小片 謙太(Ogata Kenta)
これまでの経歴
- 阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 電気部 電力課(電力管理事務所)
- 変電所や電車線などの電力設備の保守業務・維持管理業務に携わる。
- 引き続き同部署に所属
- 鉄道設備の保守業務を通じ、鉄道の安全・安定輸送の根底となる電力設備の役割や重要性などの本質的な知識を学ぶ。
- 阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 電気部 電力課(設計グループ)取材当時
- 現在は駅の照明設備や変電所設備の設計業務に携わる。
- アイテック阪急阪神(株) ソリューション事業統括本部 交通事業本部
- 駅務システムやカメラシステムなど、交通に関わるシステムを鉄道事業者に向けて拡販するソリューション営業職に従事。
- 阪急阪神ホールディングス(株) グループ開発室 DXプロジェクト推進部 兼 阪神電気鉄道(株) デジタル経営推進室ビジネスモデル 兼 沿線価値創造推進室沿線不動産開発推進
- グループのDXプロジェクトに関する企画・推進業務に従事(アプリ開発、基盤構築、通信系サービス企画・運営)。
現在の仕事
保守業務では「既存設備の点検業務を通じて設備を維持管理し、鉄道の安全・安定輸送に貢献する」という視点、設計業務では「既存設備の改良や新たな設備の導入を通じて、さらなる安全性の向上やお客様の利便性の向上に貢献する」という視点を重視しています。しかしながら、鉄道の安全・安定輸送の実現には、実際に設備を保守する作業員の視点も忘れてはなりません。したがって、設計業務では上記の視点に加えて「保守する現場の作業員が安全に作業でき、かつメンテナンス性に優れた設備を設計する」という視点も求められます。現場で経験を積んだからこそ、設計に活かせる点が数多くあるので、入社してすぐに非常に良い経験をさせていただいたと感じています。
仕事のやりがい
保守業務と設計業務で共通する点として、仕事のやりがいは、何といっても鉄道の安全・安定輸送に貢献できることだと思います。電車が安全に動くためには、電力設備の信頼性が欠かせません。社会の重要インフラの心臓部を担っているとも言える仕事に携わることに責任とやりがいを感じています。「自分が設計した設備がこの先数十年残る」。そう考えると、本当にスケールの大きな仕事を手がけていると実感します。
未来に向けて挑戦したい事
ひとつの専門分野に特化して、その分野をとことん突き詰めていくことも大事なことだと思います。しかし、私自身は広い分野に精通した技術者でありたいと考えています。現在は電力課一筋で知識を蓄えている最中ですが、今後はグループ会社や他部門での業務も経験することで、電気技術者としての幅を広げ、将来的には新規事業にもチャレンジしたいと考えています。広大な事業フィールドを持つ阪急阪神ホールディングスで、視野を広く持ち、あらゆることに挑戦してみたいです。
学生へのメッセージ
仕事を通じて、自分は何を成し遂げたいのか、何にやりがいを感じるのかをしっかりと自己分析することが就職活動では大事です。すぐには見つからないかもしれませんが、就職活動を通じて、自分なりの信念や軸を見つけてほしいですね。主語がほかの何でもなく、あなた自身であれば、きっと良い結果がつかめると思います。自分なりの信念や軸を持って、さまざまな会社を見て、テクニックではないあなたの心の底からの「想い」を相手に伝えれば、それが熱意としてきっと伝わるはずです。
1日のスケジュール
8:30 | 出社、メールチェック |
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9:00 | 関連メーカーとの打ち合わせ |
10:00 | 工事現場調査 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 設計業務、図面作成 |
15:00 | 施工業者と打ち合わせ |
17:00 | 明日の打ち合わせ資料準備 |
18:30 | 退社 |
私のマストアイテム
何か不具合があった時にすぐに対応できるよう、電気設備に電源を供給している分電盤(沿線各所に設置されています)や係員通用口などの【鍵類】は常に持ち歩いています。鍵の種類が多い上に絶対に紛失してはいけないものなので、ベルトフック付きのキーホルダーを用いて管理しています。
プライベート
音楽(ロック)が大好きで、毎年何かしらの夏フェスに参戦しています。写真は京都大作戦に行った時のものです。野外にて、爆音で聴く音楽は最高です。
※社員の所属や掲載内容は、2017年取材時のものです。