2017年入社/(株)阪急阪神不動産 海外事業本部 海外開発事業部
工学部 物理工学科 卒業
田中 辰也(Tanaka Tatsuya)
これまでの経歴
- (株)阪急スタイルレーベルズ 営業部 ダブルデイ イオンモール京都桂川店
- 「ダブルデイ イオンモール京都桂川店」にて家具ラインの店頭展開・売上管理を担当。
- (株)阪急スタイルレーベルズ 経営管理部
- 「ダブルデイ」や「カラーフィールド」の新規出店に関わる店舗開発や店舗・本社の予算策定、予実管理を行う経営計画を担当。
- (株)阪急スタイルレーベルズ 営業部 Eコマース担当
- 「ダブルデイ オンラインショップ」の事業企画やマーケティングを担当。
- 阪急阪神不動産(株) 海外事業本部 海外開発事業部取材当時
- ASEANを中心とした海外における物流倉庫の開発・運営や新規案件の企画を担当。
現在の仕事
海外における物流倉庫事業を推進しています。需要が旺盛なエリア(シンガポール・ベトナム等)で物流倉庫の開発や開発後の運営などを行い、海外における新たな収益基盤を構築するのがこの事業のミッションです。すでに事業を展開しているシンガポールやベトナムでは新規の倉庫開発の検討や稼働中倉庫の予実管理・リーシングに携わり、現地のパートナー企業や駐在員と協力しながら、また私自身も出張を通じて情報交換や協議を行い、事業を推進しています。その一方で、まだ事業を展開していない新規国への進出検討も行っており、税務・法務などの外部専門家や社内・グループ内の各部署と連携し、リスクを排しながら、さらなる事業拡大を検討しています。配属当初は不動産の知識や英語力が足りず苦労したこともありますが、これらは周囲の協力を得ながら、また、自らも研鑽することでどうにか解決できました…が、いまだに悩まされるのが海外企業との文化や考え方の違いです。国内ではそこまで言及しなくても伝わっていたことが海外では通用しないことを痛感し、細かなことも逐一確認しながら仕事を進めています。
仕事のやりがい
1つ目は「阪急阪神」のブランドを海外に展開できることです。幅広い事業領域を有し、長年関西の街づくりにコミットしてきた「阪急阪神」のブランドは海外でも通用すると確信しており、それを自らの手で不動産として具現化できることにやりがいを感じています。というのも、私は以前から海外で働きたいと考えており、阪急阪神不動産への異動も自ら希望を出したもの。様々な苦労があったものの、自分が担当した物件が無事に竣工し、それを現地で見た時の感動はひとしおでした。2つ目は多種多様な人たちと働けることです。社内外を問わず、出身国やキャリア、専門分野が異なる様々な人と働くことで大いに刺激を受けています。各々バックグラウンドが異なるので相互理解に苦慮することもありますが、事前によく準備をしたうえで丁寧なコミュニケーションを心掛ければ、お互いを理解しスムーズに事業を推し進めることができます。これも私にとって非常に大きなやりがいです。
未来に向けて挑戦したい事
将来は事業を展開する現地に駐在し、既存事業のさらなる拡大や新規案件の探索に携わり、当社グループの海外における不動産事業の拡大により貢献したいと考えています。それにより海外事業の存在感が増せば、当社グループとしても既存のフィールドに捉われない、より広い視野での街づくりができると考えています。また同時に、現地で多様な人やモノに出会い、自らの価値観を広げることで不動産コアやグループの今後に資する新たなビジネスモデルを創出したいと思っています。例えば、海外におけるビジネス経験やコネクションを活かして、グループ全体の多様なサービスを海外でマネタイズしたり、海外投資を国内に誘致したり、といったことができれば面白いと考えています。
学生へのメッセージ
今は亡きプロレスラーが引退時のスピーチで披露した詩の一節に「迷わず行けよ 行けばわかるさ」というものがあり、我々に勇気をもって挑戦することを勧めています。私はこの詩が大好きで、私自身も、自らの人生のビジョンを持ち、それに向かって一所懸命に挑戦をすれば、人生はより良いものとなると考えています。皆さんも、この機会に自らの人生のビジョンに改めて向き合い、その達成のために中期的に何をすべきか(もちろん企業への就職以外にも多くの選択肢があると思います)を導いていけば、足許で勇気をもって挑戦したいことが見えてくるかもしれません。もしその挑戦の舞台として当社を選んでいただけるのであれば、是非とも私たちと共に道を作っていきましょう!
1日のスケジュール
09:00 | 出社・メールチェック |
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10:00 | シンガポールチームとWEBミーティング |
11:00 | 税務コンサルタントなど外部専門家との打合せ |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 新規案件の検討に関わる社内打合せ |
15:00 | パートナー企業と英語でのWEBミーティング |
16:00 | 新規案件の意思決定に関わる会議体資料の作成 |
18:00 | 退社 |
私のマストアイテム
【専門書】海外事業は華やかなようで、実際のところは国ごと、プロジェクトごとに異なる専門的な細かい論点が多く、それらを一つひとつ地道に確認して、リスクを排除していくことが重要です。これらの本をデスクに常備しているのはもちろんのこと、他部署や専門家との打合せの際には懐刀として必携し、なるべく近い目線で協議を進められるように心掛けています。
プライベート
もともと英語が得意ではなかったので、現在の部署に異動してからは休日に英語を勉強しています。ちなみに現在はTOEIC900点です(笑)。それ以外では同期と遊んでリフレッシュすることもあります。各々家族の許可を得て、ご飯を食べに行ったりキャンプに行ったりしています。久しぶりに同期に会うと、業務やプライベートの近況から就職当時の思い出話まで、話が尽きません。配属先はバラバラですが、こういった場での会話がグループ内の色々な情報収集につながるんですよね。
※社員の所属や掲載内容は、2023年取材時のものです。