グループ事業の幅広さが面白み!法務で横断的なプロジェクトを支えたい

2014年入社/阪神電気鉄道(株) 総務部 法務担当
法学部 卒業

伊藤 奈緒(Ito Nao)

これまでの経歴

1年目~
阪神電気鉄道(株) 総務部 法務担当
様々な事業を行う社内の各部署やグループ会社への法的支援、および取締役会事務局などの機関運営を主に担当。
4年目秋~
引き続き同部署に所属取材当時
リスク管理やコンプライアンスに関する業務に担当変更。商標などの知的財産の管理を担うほか、契約書チェックや法律相談などの法的支援は引き続き担当。
5年目~
阪神電気鉄道(株) 総務部 法務担当 兼 阪急阪神ホールディングス(株) 人事総務室 総務部 総務担当
阪神電気鉄道及び阪急阪神ホールディングスにおいて、グループ会社への法的支援等の法務業務を担当。
7年目~
育児休職
出産後、約2年間の育児休職を取得。
9年目~現在
阪神電気鉄道(株) 総務部 法務担当 兼 阪急阪神ホールディングス(株) 人事総務室 総務部 総務担当
引き続き阪神電気鉄道及び阪急阪神ホールディングスにおいて、グループ会社への法的支援等の法務業務を担当。

現在の仕事

グループ会社や各部署の「こういうことをしたい」という要望の実現を支援するのがミッションです。例えば、新規事業を立ち上げる場合、法務担当は「気をつけるべき法令の調査」「お客様や提携企業といった関係者と締結する契約書の作成・審査」「想定されるリスクの検討と対策」「商品・サービス名の商標出願など、知的財産関係の支援」「会社としての意思決定を行うにあたっての支援(重要会議資料の作成など)」というように様々な形でサポートします。事業部が思い描くビジネスモデルをスムーズに実現するにはどうすればよいかを考えながら、これらの業務を進めるのが私たちの仕事です。

仕事のやりがい

当社グループの事業の幅広さが、やりがいや面白さにつながっていると思います。不動産事業で発生する法律問題と阪神甲子園球場で発生する法律問題は当然まったく違います。このように、事業が幅広い分使用する法律や考え方も幅広く、入社4年目の今でも毎日何か新しいことを勉強しているような感覚です。また、法律相談においては相手の要望を正確に把握し、かつ法的な内容を分かりやすく伝えるために念入りなコミュニケーションが重要です。多くの部門、多くの人から相談を受け、やりとりを行いますので、日々人とのつながりを感じられる仕事でもあります。色々な部門の人から「ありがとう」と言っていただけることもやりがいにつながっています。

未来に向けて挑戦したい事

事業部や会社を超えた横断的なプロジェクトに携わり、グループ内の連携をより深めることに寄与したいと思います。入社4年目の時、複数の部署・会社が関わる事業再編のプロジェクトにおいて契約書や会議資料の作成に携わりました。多岐にわたる関係者の方々と仕事を進める中で、部署や会社を超えて連携を深めることの大切さや難しさを実感しました。法務担当はあらゆる関係者と連携し、事業スキームの策定、契約の締結、会議での意思決定に係るサポートなど、事業の土台づくりを通してその遂行に寄与できる仕事だと改めてやりがいを感じました。グループにおいて横断的な事業が積極的に進められるよう、これからもサポートしていきたいと考えています。

学生へのメッセージ

私はある程度、業界を絞って就職活動を進めていましたが、今思えば「新卒での就職活動」という一生に一度の機会を、自分の視野を広げるために最大限活用する選択肢もあったのではと感じています。なぜなら、もっと幅広い業界を見ておけば、それが今の仕事に活かせたのではないかと思うことがあるからです。今現在、行きたい業界がある程度決まっている人も、「就職活動は知見を広げるための機会」と考えてみてはどうでしょうか。色々な企業を見ることで、今後の社会人生活を送るうえで大切な“気づき”に出会えるかもしれません。

1日のスケジュール

8:30出社、メールチェック
9:00契約書審査
10:00事業部担当者との打ち合わせ
10:30法律相談に関する調査
13:00弁護士事務所での法律相談
15:00弁護士相談の議事録作成
16:00取締役会資料作成
18:00退社

私のマストアイテム

発信する情報の正確さを担保するには、どんな資料でも一度印刷して細かくチェックする必要があります。その際に便利なのが、消しゴムで消せる【3色ペン】。校正だけではなく、スケジュールを管理する時にも重宝しています。

プライベート

運動不足解消のため、休みの日は一日一万歩を目標に歩いています。写真は六甲山登山をした時のものです。

※社員の所属や掲載内容は、2017年取材時のものです。