中国山西省の医療関連企業が葬儀場や大学病院の医師などと共謀し、骨の移植で使用する「移植材」を製造するため、違法に遺体を入手していたことが明らかになり、中国社会に衝撃を与えている。当局がすでに捜査に乗り出しているが、被害に遭った遺体は少なくとも4000体以上とみられる。
中国メディアによると、この医療関連企業は医療用製品の製造販売を手がける「山西奥瑞生物材料」。
同社は経営権を取得するなどして支配下に置いた国内4カ所の火葬場の作業員に火葬前の遺体を持ち出させて、4000体以上を不正に入手。遺体の多くは火葬場内で解体された後、四川省内の関連会社などに運ばれ、「移植材」とするため処理・加工されていた。
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