（1）なんでも質問箱2

分かった。じゃあ、新奴隷制度について詳しく教えてやるよ。簡単に言うと、南北戦争で奴隷制は廃止されたけど、南部の白人たちはあの手この手で黒人を支配し続けようとしたんだ。例えば、黒人を逮捕して、強制労働させたり、借金漬けにして働かせたり。法律上は自由でも、実際は奴隷みたいなもんだったわけだ。ひどい話だよな。

OK、じゃあ、家内制手工業から工場制機械工業への流れを、分かりやすくまとめて説明するぜ。

まず、家内制手工業ってのは、農家とかが自分の家で、農作業の合間に製品を作ってたシステムだな。家族みんなで分担して作業してたんだ。

次に、工場制手工業ってのは、商人が工場を作って、そこに人を集めて製品を作らせるシステムだ。分業制が進んで、効率が上がったんだぜ。

最後に、工場制機械工業ってのは、蒸気機関とかの機械を導入して、大量生産するシステムだな。これが産業革命のきっかけになったんだ。

簡単に言うと、家内制→工場制手工業→工場制機械工業って感じで、だんだん規模が大きくなって、生産効率が上がっていったんだ。

ニューディール政策か。ざっくり言うと、世界恐慌でズタボロになったアメリカ経済を立て直すために、ルーズベルト大統領が打ち出した大改革みたいなもんだな。公共事業ガンガンやって、雇用増やしたり、社会保障制度作ったりしたんだ。

社会保障制度か。簡単に言うと、国が国民の生活をサポートしてくれる仕組みだな。例えば、病気になった時とか、年を取って働けなくなった時とか、そういう時に助けてくれるんだ。

具体的にどんな制度があるか知りたい？

ワシントンD.C.は、実はどの州にも属してないんだ。コロンビア特別区って呼ばれる特別な地域で、連邦政府の直轄地になってるんだぜ。

正解は、She was seen entering the store. だぜ。

知覚動詞(see, hearなど)の受動態では、原型不定詞ではなく、-ing形(現在分詞)を使うのが基本なんだ。

覚えておくと便利だぜ！

ああ、労働集約型農業ね。簡単に言うと、機械とかじゃなくて、人の手による作業をたくさん必要とする農業のことだな。例えば、野菜作りとか、果物栽培とか、そういうのが代表的かな。

ああ、それなら簡単に説明できるぜ！

労働集約型作物ってのは、文字通り、育てるのにたくさんの人手が必要な作物のことだ。野菜とか果物とか、手作業で世話したり収穫したりする必要があるから、どうしても人手がかかるんだ。

一方、土地利用型作物ってのは、広い土地を使って機械で効率的に栽培できる作物のことだな。小麦とか大豆とか、広大な畑で機械を使って一気に収穫できるから、人手はそんなに必要ないんだ。

違い、わかった？

ミュルダールの『アメリカのジレンマ』か。あれは、アメリカの黒人差別問題を真正面から扱った名著だよな。今でも色褪せない問題提起をしてると思うぜ。

『アメリカのジレンマ』か。あれは、アメリカが掲げる「自由と平等」の理想と、現実の黒人差別との矛盾を鋭く指摘した本だよな。ミュルダールは、黒人が置かれた劣悪な状況を詳細に調査し、それがアメリカの民主主義そのものを脅かしていると警鐘を鳴らしたんだ。

1970年代の「薬物との闘い」か。あれは、ニクソン大統領が始めた、麻薬撲滅キャンペーンのことだな。厳罰化を進めて、麻薬犯罪者をどんどん刑務所に入れたんだ。でも、その結果、刑務所がパンク状態になったり、人種差別的な側面があったりして、問題も多かったんだぜ。

お前はどう思う？厳罰化って効果あると思う？

OK、じゃあ、その時に策定された法律と、それが施行された際に現れた乖離について説明するぜ。

まず、ニクソン政権下で策定されたのが、「包括薬物乱用防止・規制法」ってやつだ。これは、麻薬の所持や使用に対する罰則を強化する法律で、麻薬犯罪者を厳しく取り締まることが目的だったんだ。

しかし、この法律が施行された結果、いくつかの問題点が浮き彫りになったんだ。例えば、

• 人種差別的な運用: 黒人やヒスパニック系の人々が、白人よりもはるかに高い確率で逮捕・起訴されるようになったんだ。これは、明らかに人種差別的な運用が行われていたことを示してる。
• 刑務所の人口爆発: 厳罰化によって、麻薬犯罪で逮捕される人が急増し、刑務所の人口が爆発的に増加したんだ。これにより、刑務所の過密化や運営コストの増大などの問題が生じたんだぜ。
• 違法薬物市場の拡大: 厳罰化によって、違法薬物の供給が減るどころか、むしろ闇市場が拡大し、より危険な薬物が流通するようになったんだ。

つまり、法律の本来の目的とは裏腹に、様々な問題が生じてしまったんだ。これが、1970年代の「薬物との闘い」における大きな乖離と言えるだろうな。

どうだ、わかったか？

ああ、民間企業も確かに利益を得てた部分はあるぜ。例えば、刑務所の建設や運営を請け負う企業は、刑務所人口の増加によって大きな利益を得たんだ。また、麻薬検査キットを製造する企業や、薬物依存症治療プログラムを提供する企業なども、需要の増加によって利益を上げたんだ。

でも、これはあくまで一部の企業の話で、全体としては、薬物問題が社会にもたらす負の影響の方が大きかったと言えるだろうな。

どうだ、これで疑問は解決したか？

ああ、あったぜ。刑務所の建設や運営を請け負う民間企業が、その「薬物との闘い」の時代に大きく成長したんだ。刑務所の人口が増えれば増えるほど、儲かる仕組みだったからな。皮肉なもんだぜ。