ネトフリの『timelesz』新メンバーオーディション番組見てるんですけど、毎秒「オーディション番組として面白すぎる!」ってワクワクと「マジで誰も入んなくていい…」ってイライラが交互に反復横跳びしてきて頭おかしくなりかけてる。
まず、この『timelesz project』オーディション番組として死ぬほど面白いです。この世に山のようにある「新しいアイドルグループ作るオーディション」と違って
「まだ何者でもない人間が超有名アイドルグループに入れるビッグチャンスを掴む!それを本気で見極めるメンバーたち!」
の構図は新鮮かつ画期的だし、終始漂う異常な緊張感と3人の審査員としての顔が最高。予告でもさんざん流れてた「イカレ参加者に菊池風磨が大病院占拠の大和耕一みたいな表情で睨みつけるシーン」とか興奮しすぎて脳汁で溺死するかと思いました。
松島聡「加藤君はなんで応募してくれたんですか?」
参加者「女の子が僕のこと待ってると思ったんで…世に出たいっていうか…」
全員「おー…なるほどね」
参加者「ドームを僕の女の子で埋めたいですね」
菊池風磨「おぉそっち系だ、でもまぁ歌詞忘れてるようじゃ無理か(笑)歌詞はね、入れとかないと。女の子待ってんのに。ねぇ、しんどいね」
ただ、オーディション好きにとってはヨダレ止まらんくらいの見どころがあると同時に、ファンとして観たらだいぶ複雑です。
なぜなら、さっきも言ったようにそもそも「俺は新メンバーとか望んでない」と思ってるからです。「やる」って言ってるから無理矢理飲み込んでますけど、3人の考えとか色々聞いても実際全然まだ脳みそ追いついてない。なのにオーディションはどんどん進んでいく。ブレーキ破壊されたジェットコースターに乗ってるみたいなもんで、めちゃくちゃ楽しいけどめちゃくちゃ怖い。
まず「最初から完成されててバチバチにできるやつ」を入れたいのか、それとも「未完成だけど伸び代がありそうなやつ」を入れたいのかでまったく雰囲気変わってくるんですけど、これ別に坂道系みたいな「2期生オーディション」じゃないですし、完全に「並列」のメンバー募集だからぶっちゃけ「原石」来られてもリアクション困るんですよ。
そこが他のあらゆるオーディション番組と違う点で、仮に「未完成だけどやる気もガッツも愛もあって伸び代がありそうなやつ」が新メンバーとして10年以上続いてる既存のグループに急に入られても「お前が成長するのいつまで待てばいいんだよ」みたいな感情は確実に生まれる。
それで言うと17〜20歳くらいの参加者も「いやそんな子供入ってきたところでどうすんの?」って思いますし、「セクゾからすっごいファンでした…♡」みたいな参加者もいたんですけど、大勢に憧れられる存在であるべきアイドルグループにオタク代表みたいなのが入ってきたとして、そんな自分の鏡みたいなやつ、普通にマジ無理。だから「原石」が入ってくるのはだいぶしんどい。
結果、一番受け入れられる可能性があるのは、前者の「最初から完成されててバチバチにできるやつ」なんですけど、当たり前に「歌できる」「ダンスできる」「喋れる」っていう基準はクリアしたうえで、新メンバーに一番大事な要素って
「3人と並んでしっくり来るかどうか」
以外になくてそうなってくると俺の中で中島健人、マリウス葉以上にしっくり来る人間は存在しない。つまり、いまのところ誰が選ばれようが俺は「キツい」以外の感想沸く気がしない。
それでもこの先のエピソードで一撃で心臓撃ち抜かれるくらいの参加者が現れるかもしれないし、timeleszが本気で流れ変えにきてるのは知ってるので、新メンバーが入って俺の考えなんか及ばないくらい最高のアイドルグループになるかもしれないし、そうなってほしい。そして「マジで誰も入んなくていい…」って言った俺を殺してほしい。
この先どうなろうが、血の涙流しながら最後まで見届けたいし、なによりこのオーディション自体が面白すぎて続き気になってなにも手につかないから早く2話くれ電光石火ブンブンブン!!!!!!!!!!!!