今月19日、NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュース番組で「放送テロ」が発生した。靖国神社入り口の石柱に便所を意味する「厠所」や「軍国主義」などと読める文字が落書きされたニュースを伝えた際、中国籍の放送担当者が放送原稿を読む中で、尖閣諸島は古来、「中国の領土だ」と発言したのだという。
民主党政権の失策
これに激高したのが与野党の国会議員たちである。「放送法違反の案件で非常に深刻に受け止めている」「速やかに実態調査をおこなって国会や国民に報告を求めたい」「トップが責任を取るべきレベル」…。だが市井の凡人から見れば、彼らの発言は噴飯ものである。