すい臓がんステージ4のサニージャーニー、誹謗中傷の犯人が書類送検されたと報告
3月20日、「サニージャーニー」(登録者数21万人)が「アンチが警察に捕まりました。」と題した動画を投稿しました。
誹謗中傷の加害者が書類送検されたことを報告
「サニージャーニー」は、妻のみずきと夫のこうへいによるYouTubeチャンネルです。一昨年11月、みずきはステージ4のすい臓がんと診断されたと公表し、以降がんの治療をしながらYouTube活動を続けています。
みずぎのがん告白は大きな注目を集め、3万人ほどだったチャンネル登録者は一挙に20万人に。視聴者からは心配や応援の声が寄せられましたが、一方で、「詐病」を疑う声も寄せられていました。
昨年8月、「私たちを誹謗中傷する人たちについて【膵臓癌ステージ4】」と題した動画を投稿したサニージャーニー。がん公表以来、「詐病で稼ぐ詐欺師」という根拠のないデマが流れ、個人情報の特定や殺害予告などの度を越えた誹謗中傷に悩まされていると告白します。これに対して、こうへいは「ネット上で一線を越えた誹謗中傷をする人は犯罪者」として法的措置を取ると宣言していました。
今回の動画の冒頭、こうへいは「僕たちのアンチと呼ばれる人が1名、警察に捕まりました」と報告します。被疑者は先月22日に書類送検され、罪を認めているそう。被害者であるサニージャーニーには被疑者の住所や氏名も伝えられたとのことです。
こうへいの考えとしては、開示請求で身分が特定される前に弁護士を通じてサニージャーニー側に謝罪をした場合は示談金を請求せず、訴えることもしないとのこと。しかし、今回は開示請求ですでに身分が特定されており、被疑者の方から弁護士同士の話し合いを持ちかけられたそうですが、こうへいは示談をするつもりはないと強調しました。今後は起訴・不起訴にかかわらず損害賠償請求も起こし、徹底的に戦うとしています。
「謝罪をしない場合は遅かれ早かれ捕まることになる」
昨年8月に注意喚起の動画を投稿したにもかかわらず、未だに誹謗中傷が絶えないことに対して
ネットでの誹謗中傷は、法律違反と判断されれば捕まります。
ネットでの誹謗中傷などの犯罪行為は辞めましょう。
ある日突然あなたの生活が壊れてしまうリスクを自覚してください。
と呼びかけました。また、誹謗中傷がなくなるまで開示請求を続ける意思を示し、「私たちに違法な誹謗中傷を続ける限り、遅かれ早かれ捕まることになると思います」と警告しました。
最後に、こうへいは「最後に違法な誹謗中傷の書き込みをしてから20年は民事で訴えを起こされる可能性がある」「忘れた頃に過去の誹謗中傷で生活が壊れることになります」といい、早急な謝罪を求めました。
誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪に問われる場合があり、公訴時効はそれぞれ3年と1年です。しかし、サニージャーニーは誹謗中傷に加えて個人情報の特定の被害が出ていることから、プライバシー侵害により不法行為の責任を問うこともできます。この時効は、被害者が加害者を知ってから3年、または該当する書き込みをされてから20年である(参考: あまた法律事務所)ため、こうへいの「書き込みをしてから20年は民事で訴えを起こされる可能性がある」という発言はプライバシー侵害の時効を指していると思われます。