すい臓がん闘病のサニージャーニーが街録chに登場 コメント欄では批判の声が目立つ
4月17日、「街録ch」(登録者数148万人)がYouTubeチャンネルを更新。「サニージャーニー」(同24万人)が登場しました。
街録chにサニージャーニーが登場
街録chとは、元テレビディレクターの三谷三四郎氏が、紆余曲折の人生を歩んできた人や、変わった経歴や趣味嗜好を持った人々にインタビューするチャンネルです。一般人だけでなくテレビマン時代の人脈を活かし芸能人にもインタビューをおこなっており、多くのファンを集めています。
今回の動画で登場した「サニージャーニー」は、妻のみずきと夫のこうへいによるYouTubeチャンネルです。一昨年11月、みずきはステージ4のすい臓がんと診断されたと公表し、以降がんの治療をしながらYouTube活動を続けています。
みずぎのがん告白は大きな注目を集め、3万人ほどだったチャンネル登録者は一挙に20万人に。視聴者からは心配や応援の声が寄せられましたが、一方で、「詐病」を疑う声も寄せられていました。
度を越えた誹謗中傷に悩まされていると告白したこうへいは、法的措置を表明。今年3月に誹謗中傷の犯人が書類送検されたと報告しています。
クラウドファウンディングの炎上を振り返る
17日の動画で、2人はみずきのすい臓がんが発覚した際の心境を振り返ります。
みずきは「誰かのためになるなら続ける価値はある」として、病気を公表した上で、YouTube活動を続けていくことに決めたそう。当時がんの知識がなかったというこうへいは「いくらお金がかかるか分かんなかった」「仕事はYouTubeしかしてなかったので」「とりあえずお金をたくさん集めないとっていうのはあって、なので『バズらせよう』っていう話はしてて」と発言。
その結果、膵臓がんを公表した動画は400万回再生を記録し、「ビックリはしましたね」と話します。みずきも
こんなに再生されたこと、今までなかった
“バズる”っていうバズり方だったよね
と振り返ります。
ネットで注目を集めた後、治療費を捻出するためにクラウドファウンディングを実施したことで、サニージャーニーは大炎上してしまいます。こうへいは「正直なんの治療受けるか分かんないけど、今のままだとみずきは死んじゃう」という気持ちだったといい、
僕のクラファンの目的としては、半分は治療費だったんですけど
半分はやっぱ、もういつ命が尽きるか分からないっていう彼女の夢とか、やりたいこと、なんでも叶えてあげたいっていうのはあって
と、クラウドファウンディングを始めた理由を話しました。
動画の後半では、抗がん剤による副作用との闘いや、闘病生活、余命宣告から奇跡の回復に至るまでを説明。今後の目標として、こうへいは「日本一周を再開させたい」と語りました。
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コメント欄で目立つ批判の声
この動画には「みずきさん元気でよかったね」「ステージ4でも回復の希望が持てる事例の発信はありがたい」など、みずきの回復を喜ぶ声が集まります。しかし、その一方で
クラファンは途中からOfuseというサービスに変換して、その際に支援目的を「治療費支援」から「みずきの幸せの為」と曖昧なものに変え、その収支報告をせず、治療の合間に海外旅行に行っている動画を出しています。誹謗中傷では無く、この様な言動に疑問の声が上がっているのだと思います
誰かのためになるなら発信したいって言って最初は治療方針も秘密にしてましたよね
報告も全部終わってから。その間遊んで食べてだけは出してきてofuseの収支報告も一切無し。
この2人が時間のない中で焦ったように情報収集してる人に対してそのやり方はないのではないかと思っていました
といった批判の声も目立っています。一方で、なぜ病気になっただけなのに、このように批判が寄せられるのかわからないといった声もありました。
別チャンネルの出演のため批判が目立ってしまった
コメントにあったとおり、サニージャー二ーは、クラファン中止後にOfuseというサービスを通じて寄付を募る方針に切り替えましたが、その後収支報告をしていません。今年1月には、能登半島地震の発生を受け、動画の収益を寄付すると表明しましたが、これについても寄付した時期や金額を公表していません。
またサニージャーニーは今年1月、みずきの病状が劇的に回復した後、自身の厳しい金銭事情を話した動画の中で「ボーナスタイムが終了した」などと発言し、大きな批判を集めていました。
アンチが多いことで知られているサニージャーニーですが、自分たちのYouTubeチャンネルではコメント欄を「承認制」にしているため、今回のような批判コメントは出てきません。しかし今回は街録chへのゲスト出演だったため批判コメントが浮き彫りとなってしまったようです。
視聴者からは「なんでもかんでもアンチのせいにしてますけど、ちょっとでも疑問に思った方や病気についての質問すらことごとく削除&ブロックしてきたから、応援してきた人が離れていっただけだと思いますよ」と、コメント規制に関して厳しい意見も上がっています。