すい臓がんステージ4を乗り越えたYouTuber、妊娠を断念 抗がん剤の影響で
8月15日、「サニージャーニー」(登録者数22万人)が「抗がん剤終了半年、産婦人科へ行ってきました【膵臓癌ステージ4】」と題した動画を公開。抗がん剤治療後の妊娠・出産について語りました。
すい臓がんステージ4から奇跡の回復
サニージャーニーは、軽キャンピングカーで沖縄から北海道にかけて日本一周旅行をしていた「みずき」と「こうへい」のカップルによるチャンネルです。
2022年11月、みずきがすい臓がんを発症し、2人は旅を中断しました。がんは最も進行したステージ4で、放置した場合はあと4カ月の命であると診断されました。その後の抗がん剤治療が功を奏し、みずきは2023年7月にすい頭十二指腸を切除する大規模な手術を受け、無事成功。現在は抗がん剤治療を終えて半年が経過しており、旅行企画も今年4月に再開しています。
妊娠は厳しいと判断
15日の動画でみずきとこうへいは、今後の人生設計をするために、妊娠することはできるのか産婦人科に尋ねに行ったと報告しました。
昨年の開腹手術でついた傷が、妊娠してお腹が膨らむことでまた開かないかを心配していたみずきは心配していたそうですが、産婦人科の医師によると、術後1年近く経過しているため問題ないとのことでした。
しかし抗がん剤治療を担当した医師によると、抗がん剤やがんの影響により
今の状態で妊娠をして、健常な子どもを安全に出産できる可能性はかなり低いだろう
と言われたそうです。卵子は次々に新しいものが生まれるわけではなく、ずっと同じものが体の中にあるため、抗がん剤で卵子がダメージを受けている状態で妊娠すると、健常な子どもが生まれてくる可能性は低いということでした。
みずきとこうへいは、このことを抗がん剤治療の開始前に主治医から伝えられていなかったそうです。しかし治療を開始した時点ではみずきの余命は長くても2年と言われており、妊娠を考えられる状況ではなかったため、主治医は抗がん剤の卵子への影響を伝えるべきではないと判断したとのこと。みずきとこうへいは、
(抗がん剤治療当時)誰がどう考えても、あのときの優先順位は命だった(中略)
僕らとしては、その先生の判断がどうこうって思わないし、何で言ってくれなかったんだとも思わない
と、医師の判断に異論はないと語りました。
こうへいと、母親に謝るみずき
産婦人科や主治医から、卵子凍結や体外受精という手段もあると伝えられたというみずきとこうへいですが、卵子自体が傷ついてしまっているため、健常な子どもが生まれる可能性が低いことと、みずきにもまだすい臓がん再発の可能性があり、いろいろな要素を考慮して、妊娠は現実的ではないと断念したそうです。
妊娠が難しいとわかったみずきは、こうへいと自身の母親に謝ったとのこと。母親もこうへいも、
謝ることじゃないよ。みずきが元気でいてくれるのが一番だよ
と言ってくれたとみずきは感謝しました。最後に、こうへいは
みずきの命を危険にさらしてまで子どもはいらないというのが僕の選択かなと思います
と述べ、みずきは、
元々私たちの場合は、絶対子どもが欲しいねっていう話をしていたわけではないんですけれども。
なので、それでもそばにいてくれるこうへいくんだったりとか、家族だったり、友人だったり、私たちにとって今あるものを大切にしてこれからも2人で一緒に生きていきたいなというふうに思っています
と述べて締めました。
コメント欄では「2人が、一生懸命言葉を選びながら出した答えは間違えはないと思います」「いつまでも、ご夫婦仲良く楽しく生きて下さいね」といった、2人の出した答えを尊重する声が多く寄せられています。