四国の酒や料理「うまくない」「貧乏くさい」 秋田県知事が失言謝罪

阿部浩明
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 秋田県佐竹敬久知事(75)が四国の酒や料理は「うまくない」「貧乏くさい」などと発言して批判を受け、25日、臨時記者会見を開いて謝罪した。知事は「大変に不穏当、不見識な発言だった」と反省の弁を述べ、「四国の方々に不快な思いをさせ、心からおわび申し上げたい」と陳謝した。

 発言があったのは、23日に秋田市内で開かれた「秋田の未来を創る協議会」設立会議での講話。県商工会連合会長が呼びかけ人となり、県議や市町村長、経済団体の代表者ら約150人が参加していた。

「秋田ほどうまいものがある所はない」

 知事は秋田の魅力をアピールしつつ、全国知事会で四国を訪れたことに触れ、「秋田ほどうまいものがある所はない。四国なんかもう大変です。酒もうまくないし」「メインディッシュが出てきてステーキかなと思ってふたを開けたら、じゃこ天。貧乏くさい」「あと高知県。どろめ。あのうまくないやつ」などと、四国をおとしめる発言を繰り返したという。

 発言の背景について知事は「四国の皆さんはしっかり自己主張する。秋田県人としてうらやましいと同時に、これほど強気にくるのか、という気持ちも底辺にはあった」などと釈明。

 一方で、知事就任から14年余りとなる「長期政権の慢心」との関連を問われ、「批判に対して確かに鈍感になっているし、自信過剰や思い上がりという面はある」と自己分析した。

 四国や秋田県民から、知事の個人メールなどに苦情や批判が相次いでいるという。だが、責任を取っての辞任や給料減額など自らへの処分は考えていないとした。知事は「批判は甘んじて受ける。豪雨災害やクマ被害に直面して非常時でもあるので、残りの任期、仕事で挽回(ばんかい)するよう努力したい」と述べた。

 四国の知事らには、11月に予定される全国知事会議の席で謝罪するという。(阿部浩明)

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