物語から自由になること。
物語に救われることもあれば、物語に殺されることもある。代表的な物語が「家族」で、親に認められたい、親を悲しませたくない、親をガッカリさせたくないと過度に思い詰めると、自分が幸せになることよりも、家族を守ることが最優先事項になる。結果、自分自身を見失う。誰かを傷つけたくないという思いは、優しいけれど、愛ではない。情は支配。愛は開放。家族制度の物語に縛られると、自分の道を見失う。
家族に問題を抱えた人は、別の家族を求める。自己啓発セミナーで出会った人を「仲間」と呼んだり、オンラインサロンの主催者を「代表」と崇めたりする。コミュニティから認められること、コミュニティから受け入れられることを通じて、自分の存在意義を確認しようとする。ここでもまた、同じことを繰り返す。自分を生きることより、周囲から認められること、周囲の役に立つことが優先される。結果、自分自身を見失う。自分自身を見失うと「自分に正直に生きよう」とか「やりたいことをやろう」などと、取ってつけた言葉を言うようになる。それは、その人の言葉ではなく、その人が属しているコミュニティの言葉であり、コミュニティから認められるほど、自分の言葉を失って行く。
スピリチュアル系のオンラインサロンに属する女性A様にお会いした。A様は、メンバーから「あなたは頭ばかり使っているからキモい」と言われた。そのコミュニティでは、2025年には世界が変わる、資本主義は崩壊を迎える、古い考え方では生き残れない、新しい考え方に変えるべき、美味しい料理を食べたり、豪華なホテルに泊まったり、優雅な時間を過ごすことが大切などという考え方がベースにある。言っていることはわかるのだが、なんだかモヤモヤするとA様は言った。そのコミュニティは「オールオッケー」がモットーらしい。オールオッケーとか言っている人たちから、あなたはキモいと言われたんですねと言ったら、A様は愕然としながら「洗脳されていました」と言った。
ありのままでと言いながらお前の生き方はキモいと裁いたり、表面的な希望を謳いながら世界の滅亡を願うコミュニティは多い。これは、終末論を信奉する宗教と変わらない。自分たちの考え方だけが正解で、それ以外は間違い。教団の教えを注入されて、自分の心を失う。操り人形の出来上がり。外から見れば一目瞭然でも、中にいると、洗脳に気づくことは難しい。コミュニティの洗脳や、家族の呪縛が解けるのは、物語から自由になる時だと思う。教えに従うほど、物語は強化される。正しさを求め、答えを求め、喜びを見失う。教えから自由になる時、答えから自由になる時、物語から自由になる。
A様は「このことは記事にしないでください」と言った。私は「どうしてですか」と尋ねた。A様は「傷つけちゃうと思うから」と言った。世界の滅亡を望む人たちを、自分を洗脳してコントロールしようとした人たちを、傷つけることを恐れるA様の心遣いを不思議に思った。私は「どうして傷つけたくないのですか」と聞いた。A様は「えっと」と言葉に詰まった。そして「やっぱり書いてもらって大丈夫です」と言った。毎日顔を洗っている人は、毎日顔を洗おうとか言わない。正直に生きようとか、やりたいことをやろうとか、それは「やっていない宣言」にしかならない。言えば言うだけ、心を失う。誰かのために生きるほど、物語は強化される。傷つけたくないは、嘘だ。家族の呪縛から自由になるために、別の呪縛を求めるようになる。情は支配。愛は解放。愛は、自由にする。
おはようございます
昨日、坂爪さんにお会いする前に見上げた空の写真です。
私の心に溜まった哀しみの吹き溜まりに、坂爪さんがヒューンと風穴を開けてくれた一日でした。私の心に出口を作ってくれてありがとうございました。
ただ、心から話を聞いてくれて、寄り添ってくれて嬉しかったです。
昨夜は時間差で、坂爪さんの懐の深さを感じて娘達が寝静まった夜に無性に泣けてきました。
これからは私の心と身体を一番大切に生きていく。
前を向けそう
風に乗っていけそう
ひゅーーーーーーん!
愛を込めて
おおまかな予定
9月15日(日)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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