雑感

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兵庫県の斉藤知事の問題について、囲み会見や定例会見でも述べたとおり、辞職の上、住民に信を問うべきとお伝えしました。


百条委員会の調査が進む中で事実も明らかになりつつあるものの依然遅々として、調査が進んでいるといった印象は受け難いところです。


個人的にはある種の「政治ショー」にされがちな百条委員会ではなく、外部の人間から構成される第三者委員会での早急な調査を期待したところですが、側聞するところによると相当な時間を要するとのこと。


首長をしていて気になるのはやはり予算決算審議。このまま混乱が続けば県政の影響は計り知れないところかと思います。出直して信を問うのが最も最短で県政の正常化に叶う道かと考えます。


一方で、天下り改革など県政改革の必要性、前任知事の長期政権により固まった組織風土の改革、お世辞にも上品とは言えない政治家の言動などをみるにつけ、県政、県議会改革も必要だろうと感じられます。


この間の会見でもお伝えしましたが、熱量を持って発信していかなければ、これらの巨悪に立ち向かうことはできないと考えます。


「おれは知事だぞ」といった口調がなかったことや、数々のおねだりの事実が現地の人から否定される発信が出ていることなど、百条委員会の伝聞アンケートの発信を通して拡散されてしまったミスリードやデマは、パネルにして百条委員会で掲示したり、会見で掲示する。


どの報道機関が、どの伝聞情報を流布し、それが事実でなかったのかを見える形で世の中に発信する。


その上で、そもそも伝聞を含むアンケートを公開した百条委員会の責を問う。県政をいたずらに混乱させた責任。議会や百条委員会では反問権がない分、知事には会見という強力な発信機会があります。


どの事実が歪曲された事実なのかを整理してパネルにし、会見やsns、ブログで発信したらいい。どのメディアや議員が何を発したのかも全てパネルに記載して。


そんなことは放っておいても誰もやってくれません。誰かにやらせるにしろ、指示しなくては誰も動きません。ご自身が動くしかないんです。


私は都構想時の法定協議会ではパネルを多様しました。分かりやすさとともにメディアの報道しやすさの観点も重要。ひいては市民県民にわかりやすく伝わる。


SNSは誰もみてないと言う人もたまにいますが、少なくとも世論形成の一端を担うメディアは確実にみています。ちなみに議員の発信もメディアはよく見ています。支持してくれてる方々はもちろんのこと、反対派の方々も情報を拡散してくれます。


その観点で、分かりやすく、自分の土俵で発信しまくる、という姿勢がなければ、メディアは言いたい放題を伝えて、ひいてはミスリードに繋がります。


「知事は現地でお土産をおねだりした」がデマでも「知事は現地でお土産をおねだりした、というアンケート結果があった」がデマではない場合、「知事はおねだりした」というミスリードに繋がるんです。


だからこそ、熱量もって事実の発信をしなければなりません。会見だけでは足りない。会見の場を毎日もつ、そして切り取りにならぬようパネルを使用して説明する。ブログSNSで強烈に発信する。


申し訳ないですが、こういったフォローは私にはできません。ご自身のことは斉藤さんご自身でなければ分かりませんし、そもそも膨大な調査の状況を逐一チェックして把握することなどできません。ご自身がやるしかないんです。


その上で、県政の課題と、なすべき改革をまとめ、そして何より、一定事実であったことは潔く認めて関係者に深く謝罪をする。そして出直し選挙に臨まれたらいいかと感じます。ここまですればかなり世論は変わると思います。


さらに新しい地域政党を立ち上げる。「兵庫刷新の会」とかなんでもいいですけど。世論も巻き込みながら自身の思いを共にしてくれるメンバーを集めて声を上げるといい。


首長は政治家です。役人じゃない。

用意された場で綺麗な発信だけで、世の中に大きな流れをつくることはかないません。政治家の役割は大きな流れを作ること。


謝罪の上、県政改革の必要を指摘し、辞職して出直し、地域政党を発足させて公募し全選挙区に知事与党を擁立する。


県民に力強く訴えるビジョンと胆力と戦略と事務力が必要。一人ではできないから仲間を増やす。そのためにもまずは自身が胆力をもって発信されなければ大きな流れが継続しません。


「斉藤さんもダメだけど、長期政権のあとだから県政にも課題はきっとあるよね」という声は相当数あると思います。


会見や議会など用意された場で想定どおりの綺麗なやり取りに終わることなく、流れを変えるための発信強化、さらには新党結成し反転攻勢。


それをされたら維新も大いなる脅威になるでしょう。しかし是々非々で侃侃諤諤で議論して、県政全体で緊張感をもって次のステージに進めばいい。すべては県民のため。必ず兵庫県はさらに良くなる。


ちなみに、レベル感はまったく違いますが今年に入ってわたしも議会やメディアの皆さんとムニャムニャやったのが「万博の一人あたり歳出」「一人あたり経済効果」の件でした。

議会やメディアのミスリードに繋がると懸念したためかなり執拗にここはこだわりました。


答弁や会見やSNSで発信でやりまして、内外問わず関係者から不評でしたが、いま振り返っても絶対に必要な主張だったと確信してます。


言われっぱなしじゃだめ。用意された答弁でもだめ。われわれは役人じゃない。政治家です。思いをもって熱量をもってあらゆるツールで発信すべき。



そして維新も正念場です。

われわれは改革政党として結党し、既得権との戦いを掲げて歩みを進めています。地域に根差し、住民の、地域の声を聞く。


高すぎる議員報酬や、多すぎる議員定数も見直す。企業団体献金なども受け取らず、組織団体と是々非々で議論し改革する。その根本に何ら変わりはありません。


いまだ凝り固まったこの国の政治は自民党総裁が誰になろうと根本を変えることはできない。


この改革は組織団体におもねらず、徹底した地方分権と官民連携、規制の見直し。自立した自治体、国家。住民に近く住民の方を向いて政治をする維新にしかできない。


メンバーにおかれては色々ありますが、党内で侃侃諤諤議論しながら正すべき点は正し、団結して進んでいきましょう。




昨日は副首都推進本部会議を開催して、万博後の大阪の成長、ビヨンドEXPOビジョンについて府市で協議。


住んでて幸せに感じる、ウェルビーイングの向上などを目指して、ビヨンド・EXPOの大阪の未来に向けて具体の戦略立案に入ります。

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