「ハロー! プロジェクト」のアイドルグループ「OCHA NORMA(オチャ ノーマ)」が11日、4枚目のシングル「ちはやぶる/友達天体図」をリリースした。佐賀県出身のメンバー筒井澪心(ろこ)さん(17)が、新曲のPRをするため佐賀新聞社を訪れた。
同グループは2022年7月にメジャーデビュー。メンバー全員が別々の都道府県出身で、筒井さんはハロプロ初の佐賀出身者として最年少でメンバー入りした。
新曲「ちはやぶる」は激しいダンスと力強い歌声で、自分を信じて自由に生きる重要性を訴える。MVは動画共有サイトで8月に公開され、約44万回再生を記録している。
筒井さんは「みんなの歌声に力と気持ちがこもっていて、これまでで一番かっこいい楽曲」と目を輝かせる。ダンスでは手に持った扇子をマイクに当てないよう集中しているといい、「楽しめるところだらけのすてきな曲に仕上がっている」と自信をのぞかせていた。(花木芙美)
「佐賀へ恩返しを」一問一答
-メジャーデビューから2年がたった。
「活動の中でいろんな経験をして、いろんな景色を見た。確実に成長している実感がある。デビュー前に佐賀新聞に載った記事は、実家のリビングに飾ってある。自分で見ても顔つきが全然違っていて、『大人になったな』と感じる」
-今年6月には佐賀市のGEILSでライブがあった。
「佐賀では初めての単独ライブで、『おかえり』と声をかけてもらえた。私のメンバーカラーはロイヤルブルーで、客席が青一色に染まった。すごい熱量を感じてうれしかった」
-新曲のMV撮影について。
「撮影前日に『戦闘シーンを撮影します』と言われ、自分が披露する蹴り技『旋風脚』の読み方も分からないところから、トレーナーに技を教わって演じた。赤と白で“戦闘感”のある衣装は、着ていると自分じゃないみたいで楽しい」
-佐賀への思いは。
「佐賀はすてきな場所だといろんな人に知ってもらうことで、皆さんへの恩返しをしたい。特におすすめしたいのは吉野ケ里歴史公園。ネズミ返しが付いた高床倉庫などの復元遺跡を実際に見ると、弥生時代に生きているような気持ちになれてわくわくする」