秋競馬さん、普通の競馬ファンすらドン引きのウルトラ銀河系の超超超超高速馬場に…w 馬場・造園課に関するあの本をレビュー
予想通りの馬場状態。
今日は本のレビュー。明日は予想っちゅーことで。先週の馬場本当に凄かったですよね。凄かったですけど今回は先週の回顧とか全然関係ないのでw 以前に最近は色々と競馬の本を読んでるよーって話をしたじゃないですか? その時にまた読んだ本の話題を出すって言ってたと思うのですけど、ちょうど良い機会なのでどの本を読んだかって話をちょっとしたいです。ちょっとっていうか、かなりですねw
というか、この時のために読んでいたようなものなので↓
これ、第一弾もオイラは読んだのですけど続けて…って感じですね。
☆5を満点、さらに100点満点を前提として付けると…
・☆☆☆★★
・55点
くらいですかね。文字通り、☆3個の55点くらい?
面白いなーとは思うものの、ハッキリ言って知りたいことはやっぱりボカしてるなって印象しかなかったので。ご存じの通り、オイラはここらへんの事情はクソほど情報集めてるので別に目立ったこと言ってないな…と。
造園課の超高速馬場に対する自画自賛と言い訳も相変わらずですしね。
誤解のないように言っておくと、面白い部分は面白かったですよ? 騎手を呼んで話をしたり聞いたり、現役騎手の観点からどういうポイントが大切なのか、現状でどの方向性で馬場整備をしていくのか…とかかなり明確でしたし。面白いなーって思える部分もちゃんとあったので。馬場って時間をかけると馴染んでいくんですよーとかね。
初心者にもわかりやすく、馬場のことを色々と教えてくれているのでそういう意味では素晴らしいなと。
でも、ネタバレ伏せてオイラが気になるのはやっぱりそこじゃなくて…
1.今の馬場で競馬の公平性があると言えるのか?についての解答がない。
2.故障率と医療技術の発展との相関を出さないのは何故か
3.専門的な話ならJRAと全く関係ない専門家を呼んで質問させるべきでは?
ここらへんですね。
結局、騎手を呼んだところで同じJRAという組織の人間に違いはないのだから、造園課の馬場造りに関して表立って意見したり反論することなんてないと思うんですよね。まず、ここらへんからしてもう減点だなって率直に思う。オイラ達のような競馬ファンや馬券を購入している人達からすると、知りたいのは…
「現状の馬場造りで生じてる枠や展開面での有利不利は、競馬法に定めている公平性を損なっているのでは?」
っていう点なわけですよ。この馬場環境を維持するんだったら、せめてGⅠと重賞競走は全部公開抽選にするべきでは?って心底思いますしね。騎手間ですら枠や展開の有利不利どうこう言ってるわけだから。
内容でも海外と日本の馬場の違いうんぬんを話題に出して話を逸らしていますけど、そもそも海外と日本は競馬に対する法規制からして全然違うんですよね。日本競馬は、政府直轄の組織が運営しているわけですから、あくまでも国全体で行っている興行なんです。
つまり、公平公正を前提とした馬券ありきのファンありきなんですね。
だから賞金体系も世界的に見てもメチャクチャ高いし、騎手に対する様々な手当もあるわけですよ。海外と比較して資金が潤沢だからこそ、海外のジョッキーが短期免許で日本にやってきているわけです。こういう騎手が、日本競馬のことを悪く言うわけないですよね。一杯お金もらっているわけだし。
日本のメディアが大手スポンサーであるJRAと癒着して、何も否定意見を言えないのと同じ構図なんですよね。
じゃあ、なんでこの資金が潤沢なのか?って話ですけど国民から興行という形でお金を賭けてもらっているからですよね。別にブックメーカーが存在しているわけでもなければ、カジノのようにどっかの会社が主催しているわけでもないわけです。
中央競馬は農林水産大臣の監督下で興行が成り立っていて、法的な規則にも公正性を守れって書いてるんだから、真っ先に馬場で生じる枠順や展開の有利不利の公正性の問題を聞くべきなんですよね。
だって、そうしないと日本競馬は法律的に成り立たないんだから。
だから、ここの話題を避けてる時点で論点のすり替えをしているようにしか見えないんですよね。
実際に、近走ですら枠順さえ良ければ…って言ってる騎手って一杯いますからね。本当に馬場環境でそういう有利不利が存在しないなら、現実で言ってることと矛盾してることになりますから。
まぁ明らかにおかしいよねって話で。
枠の有利不利に関しても記述は確かにあるのですけど、特に改修のあった直後の京都は昔みたいに内が開かなくなってその分、強い馬が外を回しても勝てるようになっていた…みたいなことを言ってるんですよ。簡単に内は開かなくなっていたって。
うん、だから特定の部分で密集したり馬同士の間が狭くなって事故が起きやすい要因に繋がったんじゃないの?って思いません? これも、現実的に芝であれダートであれ不幸な事故が起きてるわけですし。
例えば、先週のウルトラ超高速馬場の中山なんてやっぱりというか案の定というか内々が密集しててものすごくゴチャゴチャっとしてたじゃないですか? 特にコーナー。内に行って前に行かないと伸びないからやっぱりその部分がゴチャつくわけですよ。こういうの、当たり前ですけどそういう馬場を造ったあなた達の責任じゃないの?って率直に疑問に思うんですよね。
で、そういう環境なのに『暗黙の了解』とか言って内ラチ1頭分はスペースあけないと制裁を与えます…とか裁決員あたりはわけわかんないこと言ってくるわけですよw こういう環境の場合、それは故意に負けろって言ってるのと同義じゃないですか? だって、そういう競馬しないと勝てないんだから。
本当に全くもって意味がわからないですよね。
やっぱり、オイラはここらへんの現実との乖離を見てもすごい違和感を感じるんですよね。間隔をあけて馬場を一杯に使うことが出来たら、そもそもそんな危ないことにならないじゃんって。
それこそ、ここらへんをオイラ達のような素人でもわかるように説明してほしかったですね。
馬場の硬さという観点からも、それこそ今年に来日したロマンチックウォリアー陣営ですら「硬い馬場に適性がある」っていう理由で日本に来ていたの明言してるわけだから、「日本の馬場=硬い馬場である」という認識は世界共通なんですよ。
造園課やその囲いが「いやそうではない!!」ってどれだけ言おうが、相対評価として既にそう言われているのだから、ハッキリと反論したいのならばそれこそ海外とかのJRAとは全く無関係の専門家を招いて堂々と反論するべきでは?ってやっぱり思いますね。それが出来ていない限り、傍から見てても安牌を囲んで逃げているようにしか見えないので。
やっぱり現実に即した答えになってないんですよね。
あと、この方向性で日本馬は良い、強くなってるんだ!!っていうのならGⅠを勝ててない血統をわざわざ海外に連れていく必要性もないですよね?だって、GⅠを勝っている馬=強い馬なんだから。
これも現実論として、今年に欧州競馬や凱旋門賞に参戦予定の日本馬も、日本国内でGⅠを勝っていない欧州血統のシンエンペラーですし。超高速馬場が本当に強い馬を育成することに繋がっているのなら、わざわざ血統を選りすぐって連れていく必要もないよね?って話で。いや単純にGⅠで結果を出してる馬を連れて行けば?って思いますよね。造園課の主張が正しいなら、強さの序列がハッキリしてるんだから。
そうできないのは、今の超高速馬場が総合的な強さを判断する基準にはなってないって認めているようなものだと思いますけどね。
例えば、惨敗続きの欧州に関してもしばらく滞在して慣れさせる形が良い…みたいな話もちょっと出ていたのですけど、これもメチャクチャな論点のすり替えなんですよね。
だって、別に10年以上前の競馬ですらそんなことしなくても通用してたじゃないですか?w なんでここらへんを全部無かったことにしてるの?って。
そこらへんも、言ってることが完全に矛盾してるんですよね。
2000年代前半~半ば、ドバイはGⅠ時代前のステイゴールドが行ってた時代から通用してたし、香港も同時代のアグネスデジタルやエイシンプレストンが余裕で圧倒してたし。シーザリオはアメリカンオークスを圧勝して、オーストラリアでもデルタブルースやポップロックがワンツー決めてたし。さらに同時期のドバイはハーツクライやアドマイヤムーンが蹂躙してたし…w ダートですらユートピアが圧倒してたわけで。
その後の時代に入ってもAWでヴィクトワールピサが世界一になって、オルフェーヴルは欧州でも圧倒的だったし、ジェンティルドンナはドバイでも軟弱な相手なんてぶっ飛ばしてたし。キズナは英ダービー馬をねじ伏せたし、エイシンヒカリなんて10馬身も千切ったし、全盛期のモーリスなんて海外でも誰も勝てなかったわけで。
そういう時代が確かにあったのに、何で無かったことにしてるの?って。
これだけ見てもわかる通り、適性云々って別に今の時代に始まったことじゃないんですよね。昔は、適性があろうがなかろうがどちらの馬を連れて行っても強かったんです。
エルコンドルパサーからここまで、欧州やその他海外で実績を残していなかったとでも言いたいのかな?とw
だから、ここらへんスルーしてるのマジで意味が分からないですし、オイラ達のような古参の老害から見ると違和感が半端ないんですよ。
こういうところの説明も一切ないのが、自分達にとって都合の良い所だけ強調してるなって感じがしましたね。なぜいきなり滞在の話が出るの?って。それよりも、ほんの10年前までは文字通り世界中を圧倒してたのにそれができなくなった理由を馬場造園的に説明しないのは何故なの?って思うわけです。
でも、ここらへんも本当に無かったかのように話を進めてるので…
「この人達は何を言ってるの?」
って疑問しか湧いてこなかったです。
これも現実論ですけど、海外に行った日本でいくつもGⅠを勝っている超一流馬が、ここ1年以上は水を撒かれ始めただけでまるで勝てなくなったことや、ロマンチックウォリアーみたいに臨戦過程も別に万全じゃない海外馬が日本にやってきてアッサリ勝っちゃう現状も、造園課が言ってる理想論とまるで違ってるんですよね。
だから、本当に現実的に起きている事象や前後で言っている主張に食い違いがありすぎて、メチャクチャ矛盾してるんです。
まだあって、外回ったら有利とか内をさばけたら…とか考えてる時点で結局は内だろうが外だろうがトラックバイアスが存在する枠順を当ててもらったら有力馬は勝ちやすいって言ってるのと同義なんです。だから、やっぱり現実的に存在する問題点や意見は流して、肯定意見だけを強調してるような論調が目立ってるのが残念ですね。本当にツッコミどころが多いですよ。
現実的に起こっていることとの矛盾点を上手く説明できていないので。
で、これに関連しての2ですね。造園課さんが表に出てくる時にいっつも言ってる点ですけど、故障率の話です。
『2000年代前半から故障率は横ばいで上がっていない、だから今の馬場造りや方向性は正しいんだ。』
っていう論調です。このあたりも、本当に何億回も言っていますけど典型的な論点のすり替えなんですよね。何故かというと、日本競馬の技術発展は別に馬場造園だけに限らないからです。
もうこれで反論材料として十分なんですね。
この理由も簡単で、故障率が横ばいでした、だから正しいです…って言いたいなら…
『そもそも、そのデータが現代医療の発展とサラブレッドの育成技術の発展とは無関係である。』
って証拠を出さないといけないからです。
皆さんは日本競馬の医療とサラブレッドの育成スキルって20年前と同じと思いますか? オイラは全くそうは思わないです。実際に根拠もあります。現状で横ばいで抑えられているのは、医療技術が発達してサラブレッドを健康的に育成する現場のノウハウが蓄積されたことが大きな要因だと思っています。例えば、不治の病と言われたサラブレッドの屈腱炎の処置も幹細胞移植治療法の発展によって劇的に進化しましたし。
ちょうど、これも2000年代前半からのことです。
例えばですけど、幹細胞分野だけでも2000年代前半では市場規模はわずか数億ドル程度でしたけど、2024年現在では既に200億ドルに迫る勢いです。
特定分野の医療市場の規模だけ見てもその発展は数十倍以上なんですね。当たり前ですけど、こういう分野って人間や競馬などスポーツにも使われていますので。
国際的な競走馬やセリ市の格付けという観点からも、世界的な評価の向上に多大な貢献をもたらしたディープインパクトの登場や育成・生産各方面の努力で日本がパート1国に分類されたのは2007年ごろのことです。つまり、ケガが横ばいになってると主張している年代と同時期からなんですね。
各方面で、2000年代前半からきちんと日本競馬は成長してたんです。
こういうデータを見ても、単純に競馬の馬場造園の技術向上だけによって、サラブレッドの健康が維持されて故障率が横ばいあるいは落ちていると主張するなら、現代医療と生産・育成技術が20年前と全く一緒であるという証拠を出さないといけません。というか、現代医療や育成技術をもってしても横ばいなら、馬場から受けるダメージは昔より大きくなっているのでは?ってごくごく当たり前の疑問が出てきますから。なのに、その方向性で問題ないと言える客観的な根拠は何?って話で。
ここらへんも、納得できる説明は無かったですね。
という感じでまぁ長々言ってきましたけども、ここらへんもちょっと触れたり触れなかったりしているから気にはしているのかな?とは思いましたねw そう言うところを見ても、まぁまぁ確かに読み物としては面白い本ではあったかなぁと。ただ、オイラがこういう性格で頭オカシイ奴なのでw
なので、総合的に☆3の55点くらいで。何回も誤解のないように言いますが、本当に面白い本ですよ? 少なくとも、オイラが色々と考えちゃうくらいにはドップリと競馬のことを考えられますw
多分、次回に同じような本を出てもまた買いますね。
まだまだ読んでる本とかあるので、また現実の競馬と繋げられるなーって思ったら紹介しますw
長くなっちゃったのでセントライト記念やローズSの予想はまた明日投稿しますよ。でも、多分予想すること何もないと思いますが(/・ω・)/
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