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心理学生とインサイド・ヘッド2

こんばんは、ルナです。

最近、ようやく
インサイド・ヘッド2を見に行けました。

あれは心理学的にも面白くてですね、
言葉にすると難しいことを
アニメにしてわかりやすくなっています。

感情って心理学の基本中の基本で、
学校でもかなり序盤に勉強します。

心理のなかでも表に出やすいものだし、
皆が知りたがっている領域でもあると思います。

それがどういう役割をしているのかが
可視化されているのが面白いです。


個人の感想ですからね、あまりあてにしないでくださいね。
それを踏まえて少し詳しく話すと、
エリクソンの発達課題というものがあります。

エリクソンの発達段階理論(Erikson's stages of psychosocial development)は、人間が生涯を通じて経験する心理社会的な課題や危機を、8つの段階に分けて示した理論です。

それぞれの発達段階には、直面する課題(発達課題)や困難(心理社会的危機)、課題を克服した際に得ることが出来る力があり、各段階で課題を克服することが、個人の健全な発達と成長に重要であるとされています。また、それぞれの段階での課題の達成が、次の段階への準備や成功につながり、個人の成長を促進するとされています。

https://www.stemon.net/blog/erikson/

要は、年齢によって課題と困難があり、
それを乗り越えることが発達と成長に重要であるという
古典的な理論です。

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エリクソンの発達理論

今作のライリーは高校入学直前なので、
14~15歳くらいだと思われます。

ちょうど青年期、
アイデンティティの確立 vs 役割の混乱
の時期ですね。

「自分とは何者なのか」
をひたすら自問自答します。

周りの環境に適応しようとしながら
自分らしさを見つけていく時期になります。

本作では、色々なオモイデを
深層心理の奥深くにある泉に浮かばせ、
それらが「ライリーらしさ」を作っています。

自分らしい単純な感情と、
皆に適応しようとする複雑な感情、
それらがせめぎ合って混乱する時期です。

どちらがライリーらしさをつくるのか。

でも、どちらか片方が主導権を握ってはいけない、
どちらが悪いっていうわけでもない。

お互いが補完し合うことが大事。

色々な感情があるけれど、
その感情を適切なタイミングで出せてこそ
成長できるっていうことかもしれません。

どの感情もライリーのために行動しています。
だから、どの感情もライリーに必要なんです。

誰が欠けてもダメ。
だから、自分を否定しなくていい。

特に青年期・思春期は他と比較して
自分を否定することが多くなると思います。

ダメな部分、ダメな感情も含めて
自分と認識できれば、
それは成長といえるのではないでしょうか。

ダメな部分も役に立つタイミングがある。
そう思えたらいいですね。

そんなようなことを
今作は教えてくれているような気がすると
今になって思いました。


まあ、ここまでペラペラ喋りましたが、
見てる時は難しいことを考えず
ひとつの作品として楽しんでます。

私はハズカシが一番好きですね。
前作ではカナシミが一番好きでした。
シンパシーを感じます。

皆どんな感情を担当していても、
ライリーを想っていることに
変わりないわけです。

それがなんか羨ましいなと。
イイナーがでちゃいましたね。

私の中にも皆がいて、
私のために頑張ってくれてるのかなーって
思いたいです。

インサイド・ヘッド、泣けますよ。
泣きたい日におすすめです。

あと、ライリーは
両親に愛されていて順調に育っているなと
そこも少し羨ましかったです。

個人的には
ジョーダンを楽しみにしていたんですが
今作はでなかったですね・・・

ジョーダンは、
前作の終盤にほんのちょっぴり出た
くるくるヘアーの帽子被った男の子です。
短編アニメにも登場していますよ。
前作、短編アニメはDisney+で見れます。

次は恋愛もあればいいなー
でも、LGBTQ+を考慮するくらいなら
恋愛はなくてもいいです。

最近はLGBTQ+に厳しすぎます。
男女の恋愛が見たいです。
次こそ!ジョーダンを期待しています。

男女の恋愛しているときの
感情の動き方の違いとか、
見れたら面白いなーって思ってます。

インサイド・ヘッドは
子供向け映画だと侮ってはいけません。
めちゃくちゃ面白いし泣けます。

インサイド・ヘッド3を期待してます!
とりあえず今は、Disney+に2が来る日を待ちます。

やっぱり見て良かった。ではまた。

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コメント

Integral Verse

“次は恋愛もあればいいなー
でも、LGBTQ+を考慮するくらいなら
恋愛はなくてもいいです。

最近はLGBTQ+に厳しすぎます。
男女の恋愛が見たいです。”

 心理学を勉強しているあなたが、こんなことを平気で書いてしまえるのは凄いですね(笑)。普通 “LGBTQ+に厳しすぎ” るというのは異性愛的な世界しか許容しない態度(heterosexism)を意味し、それは恋愛関係を無条件に男女のそれのみに限定する、たとえば “LGBTQ+を考慮するくらいなら/恋愛はなくてもいいです” “男女の恋愛が見たいです” と言い切ってしまうあなたのような態度を意味するのですが(笑)。さらに精神分析的な「自白」の構造を踏まえれば、あなたがこの映画の感想を介して “LGBTQ+に厳しすぎ” る意見を無意識のうちに吐露してしまった事実は、とても興味深いですね。
〔続く〕
Integral Verse
〔承前〕
 心理学を勉強しているはずのあなたにこんなことを書くのは釈迦に説法でしょうが、男性同性愛者のネオフロイディアンであったハリー・スタック・サリヴァンという人と、当時では例外的なほど同性愛の患者や学生と積極的に関わっていたジャック・ラカンという人がいます。これらの先達の理論を勉強すれば、あなたがこの映画の記事に書いてしまったような他者への恐怖症(xenophobia であり homophobia)こそがまさに心理学的な病に該当することが理解されるはずですよ。お勉強、頑張ってくださいね。
〔以上〕
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心理学生とインサイド・ヘッド2|ルナ
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