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俺もお前もファンタジー。

宗教団体に所属していたが、精神的に追い詰められ、こどもと旦那を置いて飛び出してきた女性A様にお会いした。横浜のカフェで合流し、話を聞いた。自分は善人なんかじゃないのに、教団では善人であることを強制され、自分を犠牲にするように教えられる。元信者の男性が、サポートをしてくれたおかげで助かった。これまでは神様に依存をしていたが、今度はその男性に依存をするようになってしまったが、彼には奥さんもこどももいる。昔から人とぶつかるのが苦手で、自分に自信がなく、拒絶されるくらいなら嫉妬の炎に焼かれる方がマシだと思って耐える。A様は、そのようなことを言った。

教団を抜け出し、心ある経営者と出会い、今は住み込みをしながら働いている。だが、仕事の内容がハードで、心身共に疲れてしまい、このままではいけないと思いながらも生活のためには仕事を辞めることもできない。坂爪さんのことは先月知った。ホームをレスした話を読み、価値観が崩壊して、自分が知っている人の中で一番やばい人に会おうと思って連絡をした。本当にやばい人だったらどうしようと思って怖かったが、実際に会ってみたら話しやすい人でホッとした。A様は、そのようなことを言った。

そして「今の話を聞いてどう思いますか?」と聞かれた。色恋に関しては「当たってないのに砕けている」と思った。自信がないとか、傷つきたくないとか、拒絶されたくないとか、気持ちはわかる。だが、当たる前から砕けるのは、哀れだ。好きな人に拒絶される地獄に行くくらいなら、自分が犠牲になる地獄を選ぶ、と言っているように見えた。私は「地獄に行きたくないから、地獄にいるように見える」と言った。地獄が好きなら構わないが、地獄が好きじゃないなら、天国に行こうぜと思った。A様の言葉は、常に地獄から放たれているように感じた。

地獄から放たれる言葉は「○○したくない」とか「○○になりたくない」とか、否定的でネガティブな言い回しが多い。A様の口から「○○したい」というポジティブな言葉がまったく出なかったので、地獄に毒されていると思った。誤解を恐れずに言うと、最悪を避ける人生は、最悪の人生である。最高を目指そう。天国を目指そう。自分にとっての天国を想像しよう。それは、必ず、自分をニヤニヤさせる。そのことを考えただけで、思わずニヤニヤしてしまう。実際にやらなくても、ニヤニヤするだけで効果がある。脳が誤作動を起こして、さも、それが実現したかのような錯覚をする。最悪の想像も同じ。最悪になる前から最悪の想像をすると、脳は、それを現実だと思う。今が地獄になる。

地獄も天国も、死んだ後に行く場所ではなく、今、ここの話だ。冷静に考えると、日本ほど天国な国はない。日本人より、海外の人の方が、そのことを知っている。だから、外人は驚く。なぜ、天国にいながら、地獄にいるみたいな顔をしているのだ、と。私の偏見を披露すると、それは「窓が小さくて天井が低いから」だと思う。家と心は繋がっている。圧迫感や閉塞感や停滞感が半端なく、油断をしていると「ちゃんとしなきゃ」と深刻になる。心も同じ。小さな窓ではなく、大きな窓から眺めよう。低い天井ではなく、大きな天井を見上げよう。愛の窓に縁はない。天井知らずである。窮屈な場所で暮らすと「ちゃんとしなければ」と思い込み、ちゃんとできない自分を責める。だが、ホームをレスした話のように、常軌を逸した話を読むと「ぶったまげた!」となり、自分の中にあった「こうあるべき」という思い込みが粉々に砕けて、人生がわからなくなる。わからないまま、楽しくなる。ニヤニヤしたり、ニタニタする。ぶったまげた後は、心も体も開放的になるから「こうあるべき」とか言わなくなる。「ちゃんとする」とか、どうでもよくなる。これが、ファンタジーの魔法である。俺もお前もファンタジー。窓は大きく、天井は高く。A様と別れた後に、別の女性からラインが届いた。そこには「坂爪さん、はじめまして。先程、横浜のカフェで見ました。私は隣の席に座っていました。これは何かのサインかと思って連絡しました。横浜で何か美味しいものを食べませんか」と書かれてあって、ぶったまげた。人生は愉快だ。

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おおまかな予定

9月13日(金)神奈川県横浜市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!

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俺もお前もファンタジー。|坂爪圭吾
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