PS5/PC向けの完全新作『Concord』が発売を迎えました。『Apex Legends』や『コール オブ デューティ』など、シューター業界経験者が集ったFirewalk Studiosが手掛ける本作ですが、ヒーローシューターとしては珍しく有料販売ということもあり、購入を迷っている人も多いのではないのでしょうか。
本記事では、先行プレイ、ベータテスト、インタビューとたっぷり『Concord』を味わっている筆者が本作ならではの魅力をお届けします!なお、記事制作にあたってはSIEからのゲームキー提供を受けています。
ポイント1:強みが際立ったキャラクター!
本作はヒーローシューターであり、際立った個性を持った「フリーガンナー」というキャラを使うことができます。このフリーガンナーたちは均等な強さにするよりもそれぞれの強みを突き抜けさせるようになっており、キャラによっては「強すぎ!」と思わせるようなものも。本作では誰もが“強キャラ”といえます。
「テオ」はアサルトライフルやグレネードを持っている標準的に見えるキャラですが、スモークとそれを見通せるサイトも持っており、一人で有利な状況を作り出せます。
宇宙飛行士のような「ロカ」は、高いダメージを与えるロケットランチャーを持っている上、アビリティで空中を一定時間浮遊できます。敵の視界外からダメージを与えた後、地面に激突するアビリティで敵にトドメを刺すというコンボも可能です。
それぞれの強みやコンセプトはハッキリ分かれているため、プレイ感が似通っているキャラはいません。武器もそれぞれ異なるため、いろいろなキャラを使う楽しみがあります。
ポイント2:戦略性の高さ!
フリーガンナーのみんなが強いからといって、適当に使えばいいというだけではありません。キャラクターには相性があり、それぞれ倒しやすいキャラ・倒しにくいキャラが存在します。
キャラはリスポーン時に毎回選び直すことができるので、相手の編成を見て変えることは非常に重要。ロールを選ぶと次回リスポーン時に適用される「クルーボーナス」というバフもリロード速度上昇や移動速度上昇などキャラごとの弱点も埋められます。
ポイント3:遊び方を変えられる3つのモード!
本作には主に3つのモードが用意されています。「ブロール」はリスポーンありで戦うチームデスマッチモードで、気軽にフリーガンナーたちを試すことができます。中でも「ワイルドカード」というルールは倒した後に出現するカードを回収しないと得点にならないため、ただ倒し合うだけではない楽しさがあります。
「オーバーラン」はエリアを奪い合うモードで、3エリアの内2つ以上を維持する「エリア・コントロール」や、時間ごとにエリアが移り変わる「シグナル・チェイス」など、激しい争奪戦が楽しめます。
「ライバル」はヒーローシューターでありながらリスポーンをなくした意欲的なモードで、爆弾ルールのような「カーゴ・ラン」やマップ中央のエリアを争う「クラッシュポイント」などが楽しめます。筆者のプレイしたタイミングではマッチングしづらいのがやや残念ですが、このようにルールによって違う感覚で楽しめます。
ポイント4:競技性を考えなくていい!
ヒーローシューターと言えば「ロールがかっちり決まっていて、それぞれがそれぞれの役割をこなさないと試合に勝てない」というイメージはないでしょうか。
本作はチーム対戦FPSではあるものの、それぞれの役割はそれほど強くありません。もちろん状況によってピックしておいたほうが有利なキャラはいますが、好きなキャラを好きなように使ってもしっかり勝つことができるので、『オーバーウォッチ』のようなチームでの連携よりも『CoD』のような個人の強さが重視されているように感じます。
また、本作にはランクマッチがありません。もちろんガチで遊ぶランクは楽しいものではあるのですが、負けてもあまりイライラせずに楽しめるのは筆者にとって嬉しいポイントです。
ポイント5:キャラクターが好きになるストーリー要素!
本作は、ゲーム内で見られるストーリー要素が豊富です。キャラクターたちが住む宇宙船「ノーススター」で繰り広げられる日常を描いた短編シネマティックは毎週配信されるほか、「銀河ガイド」というメニューでは本作の世界を詳細に描いた沢山のドキュメントを読むことができます。
ツンツンした態度の「ヘイマー」やちょっとナルシストなガンマン「レノックス」など、フリーガンナーたちはちょっとクセのある者たちばかり。彼らが好きになるような映像がたくさん出てくることを期待したいですね!
『Concord』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5向けに8月24日発売予定です。
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