国民民主党の玉木雄一郎氏が唱えた選択的夫婦別姓の
導入に対して、杉田水脈が「だったら結婚しなくていい」
とヤジを飛ばしたそうだ。
野党とマスコミは一斉に杉田水脈を批難し始めた。
「魔女狩り的」に。
わしは、杉田水脈は名誉男性だから嫌いである。
伊藤詩織に対するセカンドレイプにしても、LGBTに
対する差別にしても、杉田水脈が悪質で下品なことは
間違いない。
だが、夫婦別姓は「議論の対象」ではなかったか?
長谷川三千子氏も堂々たる反対理論を組み立てておられた。
わしは残念ながら情熱をもって反対側に加担することが
できず、夫婦別姓の台湾の方が日本より家族関係が濃密
なのも見てきたから、判断保留にしておいた。
両親の名字が違うことを子供が違和感なく受け入れられ
るなら、選択的夫婦別姓を導入してもいいのではないか
というくらいにしか考えていない。
問題だと思うのは「議論の対象」であるテーマを、
あたかも「選択的夫婦別姓」に反対する者は「悪」と
レッテルを貼るような糾弾の仕方だ。
これは「魔女狩り」になる。
感情的な糾弾で、一方の意見を潰すために、杉田水脈
という悪質で下品な政治家を利用するのは良くない。
あくまでも理論で選択的夫婦別姓が日本国民にとって
利益になるかどうかを主張して欲しい。
保守側も、なぜ選択的夫婦別姓がいけないのかを、説得
するしかない。
「だったら結婚しなくていい」じゃ、話にならない。
擁護したくもない名誉男性を、わしが擁護してるように
見えると不愉快だが、議論を封じる魔女狩りは許せない。