こんにちは、ぽにこです。
1年前から動いていた件が、動きがありました。
私自身は息子が小学校就学時から、明確な意思を持ってPTAには入っておりませんでしたが、中学入学時の説明会資料で、
- 学校徴収金(教材費等)とPTA会費が抱き合わせで引き落としされること
- PTAへの入会の意思確認が一切ないこと
- 後援会もあり、PTAと同じ取り扱いで引き落としされること
から、入学予定の中学校へ問い合わせをし、
その場で
- PTA・後援会には入らないこと
- 会費の引き落としの停止
- 実質強制的に入会・引き落としになる構造に抗議
しました。
詳しくはコチラ↓
学校はその時すでに
- 任意入会であるのに説明も、入会の意思確認も一切していないことのマズさ
- 意思確認もなく、根拠もない中で学校徴収金と併せて引き落とししていることのヤバさ
について、認識している様子で、
「会費を除いた金額で引き落としをする手続きをすぐにすること」
を即答で約束され、実際に履行されました。
会員になる自由を提示せずに、会費徴収までして囲い込むようなこと、行政がやっちゃダメっしょ
その後、教育委員会も、個人情報取り扱い担当課も巻き込んで問題点をひとつひとつ指摘して、このオカシな構造の是正を求めました。
このあたりのことが、大きく進展してきましたので、今日はその話です。
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中学校との約束
中学校へ問い合わせと引き落としの停止を依頼した後、市の個人情報条例を担当する課に、現状の学校の個人情報取り扱いについて問い合わせ、その後、教育委員会へつながれました。
個人情報条例を担当する課、教育委員会ともに、
- 学校がPTA運営のための個人情報を取得することは適切ではない
- 本人の承諾なしに第三者への提供はしてはならない
という認識で、当時の学校の事務手続きには問題があり、是正指導をしていく、という話になりました。
最初に中学校へ問い合わせをしたのが、入学説明会資料の配布後の2月で、この時点で、入会届等の事務手続きや、入会は任意であることの周知については「今後検討しなければならない」という認識はあるものの、「整える予定はまだない」とのことでした。
その後、市の各担当課とやりとりをし、教育委員会と学校とのやりとり、前教頭先生が異動をはさみ、4月になり新しく着任した教頭先生より電話をいただきました。
- PTAや後援会は任意入会の団体であり、今までの事務手続きには問題があった。
- 入学時に配布する資料には任意団体である旨、記載させていただく。
- 今年1年かけてPTAと話し合いをし、入会届を整備する。
という内容でした。
迎えた入学式
入学式後にそのまま体育館で役員決めが始まりました。
この件については、事前になんの案内もありませんでした。
その場を取り仕切る役員と思われる人からは、いかにPTAが意義があるか、楽しいか、の話がちょこっとあっただけで、「加入は任意である」旨の話はありませんでした。
クラスごとに集まり、立候補を募る形で、わたしはクラスの輪には入らず、少し離れた場所から観察してました。
わたしに見えた光景は、お父さんたちは、そそくさと体育館から出て行き、残ったお父さんもお母さんの後ろに控える位置で、華やかに着飾ったお母さんたちはみな、うなだれていました。
なんなんでしょうね。せっかくの入学式なのに。
ただ見ているのも飽きたので外へでると、暖かい日差しを浴びながら背伸びをしたり、談笑したり、写真を撮ったりしながら待つお父さんたち。とても対照的です。
役員決めのために1時間ほど待たされて、学級懇談会でした。
入学式に役員決めなんて不粋・・
1年後、ついに入会届けが配布された
最初に中学校へ問い合わせの電話をしてからおよそ1年後、入会届けが配布されました。
入会届には、会費納入申込書、個人情報取扱同意書もついています。
こちらは、保護者だけでなく、教職員も対象になっていました。
教職員も対象なのは画期的!!
↑当たり前なんだけどね!同意するって選択肢しかない状況でなければ。
この入会届は、入会したい人だけが提出する形式です。
後援会は後援会で別に申込書が準備されました。
わたしは入会しないので出しません。
それにしても、一昨年の入学式で嫌な思いをした保護者たちは、「あれは一体なんだったの?!」と思ってるかもしれません。
入会届提出後の役員決めのアンケート
入会届が配布され、提出日を過ぎたあたりで次年度の役員選出のアンケートが実施されました。
このアンケートには
「PTAに加入予定の方のみ、回答してください」
というアナウンスつきです。
入会届整備後の役員選出なので、もうPTA会員の方だけの話です。
以下は会員ではない私からわかる範囲の状況です。
- アンケートはGoogleフォーム、配布された用紙どちらかで提出
- 執行役員(本部役員)は先行でアンケート
- 募集期間は1週間程度
- 役員は執行部以外で7つ。をクラス分。
- 入会届を整備する前・後で役員数に変化なし
- 各役員の活動頻度はけっこうある
- 第1回目募集では不足し、第2回目募集中(募集期間は計3週間ほど)
- 第2回目募集で不足の場合は、先生によるくじ引き(事前案内なし)
入会届も整備されて、いつでも退会できる状況で、役員の数も内容も多いままだし、受験年の3年生の保護者の担務も多いままだし、学校外の団体との関わりも多いまま。
活動内容の紹介も昨年度よりは少し増えたものの、役員の活動のボリュームは相変わらずつかみにくく、入会届が整備されるまでの経緯やこれからの方向もまったく示されず、いろんなことがクローズドすぎて引き受けられそうかどうかの判断に使えない。
それでもなんとか決まったようです。
この先に期待というところでしょうか。
期待したい人はね!←
教材費等と抱き合わせをやめた!
役員決めも終わり、総会も終わった頃、今まで学校徴収金と併せて引き落としだったPTA会費、後援会費が、独自集金に変更となるとお知らせが来ました。
特に理由の記載はありませんでしたが、良い方向に向かっています。
学校徴収金等と併せて任意加入団体の会費を引き落とすということは、学校に必要な経費だと誤認させる要因ですし、学校と保護者という立場上の傾斜を考えると、事実上の強制と同義と捉える人が多いと思います。
子どもが中学校入学時は入会届の整備がされておらず、入学説明会の資料には入学前の2月には銀行口座の手続きをするよう指示がありました。
わざわざ入学予定の中学校に、入会しない場合の手続きの問い合わせをし、その場で会費の引き落としはしないようしてくださるとのことでお願いした次第です。
でも、わざわざこんな問い合わせ、しないですよね。ほとんどの保護者は。
そこが学校という立場を利用した構造上の問題なんです。
子校は、翌年入会届が整備されたので、入会・非入会により徴収額を変更することの煩雑さが増したために、教材費等と抱き合わせをやめたのかもしれません。間違いの元ですしね。
ちなみに、PTA会費はPTA会長名義の口座へ振込で、手数料は振込者負担です。
後援会費は現金を子どもに持たせて担任経由で集金する方法でした。
おわりに
今回の一連の学校の対応には感謝しています。
一山超えましたが、来年、卒業年の3年生もいろいろあるんですよ・・。
それでも、ここまで整備されて安堵しています。
学校に子どもを預けている身ですから、ついつい余計なことはせずに穏便に・・という気持ちが働きますが、そうしてたくさんのコトを手放してきてしまったことを考えると、今一度踏ん張らないとという気持ちです。
ひとつひとつ、自分にできる声は上げていく。
未来の人のために。
入らなきゃいけないものと誤認して嫌々入会するより、希望して入る方がお互い幸せですしね。
今年はTwitterでツイデモが行われたり、NHK党が国会で質問して任意であるとの回答を引き出したり、盛り上がりました。
こういう流れがあったのも、理解がすすむ一助になったのかもしれません。
🚩ラストです!!
— #PTAの加入は自由 (@ptanokanyuha) 2023年4月9日
●第8回ツイデモのおしらせ●
4月14日(金)20:00〜22:00#PTAの加入は自由
上記のタグを使って集中的にツイートしよう✨
保護者・教員・関係者の皆様
ぜひぜひPTAについて一緒につぶやいてみませんか?
お気軽にご参加お待ちしております!#教師のバトン https://t.co/Z2VFRsBCfc pic.twitter.com/Y506RdkaMo
↑サムネイルにはありませんが、PTA退会の自由について、永岡文部科学大臣と岸田総理に質問しています。(5:56〜)
ではでは。
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